仮面ライダー電王のヒロインと言えば『ハナ』ですね。
ハナは“仮面ライダー史上最弱の主人公”の良太郎を、電王にスカウトした人でもあります。
良太郎に優しかったのは、イマジンとの戦いに巻き込んでしまった良太郎への後ろめたさがあったのかもしれません。
その一方でイマジンに対してはか~な~り~キツイ対応です。
ハナにはイマジンに対するかなりの嫌悪が感じられます。
イマジンにはキツく当たるけど良太郎には優しい、
「私はこういったツンデレ系女子は大好きです。」
そして、時折見せる寂しそうな表情は何を物語っているのでしょうか。
何か人には言えない秘密があるような気がします。
基本的には明るくて気の強いツンデレ系女子のハナですが、実は生まれながらに途轍もないものを背負わされている女性だったのです。
この記事を読めば、ハナの正体とハナが背負っているものがわかります。
ハナがデンライナーに乗っている理由
仮面ライダー電王のストーリーは複雑なので、なるべく簡単に説明しますね。
ハナがデンライナーに乗っているのは、未来で救助されたからです。
タイムマシンでもあるデンライナーの役割は大きく分けて3つあります。
- 正しい時間の流れを監視して守る事
- 時間旅行をする乗客を乗せる事
- 時間からこぼれた人を救助する事
ハナが生活していた本来の時間はイマジンに破壊されてしまいました。
ハナは時間からこぼれた存在になり、デンライナーに救助されたんです。
仮面ライダー電王のストーリーは、ハナが落としたライダーパスを良太郎がひろう事から始まりますよね。
もしもデンライナーがハナを救助していなかったら電王は存在しませんので
「私がこの記事を書くこともありません。」
ハナを救助したデンライナーのオーナーに感謝です。
「オーナーありがとー!! おかげで記事が書けます!!」
これ以上調子に乗ると、リアルとテレビがごっちゃになっているヤバい人なので次に進みます。
ハナの特性にせまる
ハナが時間からこぼれてしまった理由は、ハナ自身が持っている特性にあります。
ハナの正体を知るうえで、この特性はかなり重要です。
ハナは特異点
特異点とは時間の影響を受けない体質の人の事です。
電王のストーリーを理解する上で、電王用語の特異点は必須パート1です。
ぜひ記憶の片隅に置いといてくださいね。
元々のハナが生きていた時間はイマジンに壊されてしまいました。
時間が壊されると、その時間に生きていた人は存在自体がなかった事になるのですが、ハナは特異点だったのでハナの存在がなくなる事はありません。
ハナのいた世界の時間は無くなりましたが、ハナ自身は特異点として時間のすき間に存在していたんですね。
そしてタイムマシンのデンライナーに救助されました。
ハナは分岐点のカギ
分岐点のカギとは、時間が枝分かれするポイントの人の事です。
電王用語の分岐点のカギは必須パート2です。
- 時間の分岐点でハナが生きていれば、そのまま人間の時間軸が続きます。
- 時間の分岐点でハナが死んでいれば、その後はイマジンの時間軸になります。
イマジンのボスの“カイ”が“分岐点のカギの人”を必死に捜していたのもうなずけます。
特異点でもあり分岐点のカギでもあるので、ハナは人類とイマジンの未来を背負った存在なのです。
ハナの出生にせまる
ハナの特性と課せられた運命はご理解いただけたと思います。
しかし、そもそもの疑問が残っていますね。
それは
「そもそもハナって何者?」
これは電王のストーリーでは最後まで隠されていた部分になります。
ハナは、良太郎の姉の野上愛理の子どもです。
正確には、愛理の未来で生まれる予定の子どもです。
父親は現在の桜井侑斗で、劇中で“桜井さん”と呼ばれていた人です。
2007年1月10日以降は行方不明になった愛理の婚約者で、イマジンが暴れる過去に必ずいるコート姿で懐中時計の人です。
そして、実は桜井侑斗はもうひとりいます。
同姓同名ではなく同一人物の、過去の桜井侑斗です。
“現在の桜井侑斗”と“過去の桜井侑斗”に関しては、
「めちゃくちゃ、ややこしいんです・・・」
リンク記事の【ややこしい桜井さん】を読んでいただければ幸いです。
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ハナの能力を深掘りしてみる
もう少し、ハナについて深掘りしていきたいと思います。
ハナは特異点でもあり分岐点のカギの人物です。
ハナの叔父の良太郎も特異点ですので、ハナが特異点なのは母方の野上家側の血筋だと思われます。
分岐点のカギの件も同じく時間の流れの話なので、これも野上家側の血筋でしょう。
一方、性格と身体能力は父方の桜井家側の血筋が色濃く出ているようです。
ハナの性格はツンデレ、父親の侑斗とデネブの掛け合いを見ていると侑斗もツンデレ系の性格です。
あきらかにハナの性格は父親譲りで確定です。(笑)
そして、ハナはかなり高い身体能力の持ち主です。
モモタロスをワンパンで気絶させますし、投げたフォークが壁に刺さった事もありました。
私が思うに
「ハナはか~な~り強い!」
そして、父親の侑斗の決め台詞は
「俺はか~な~り強い!」
ハナの高い身体能力も父親譲り確定です。(笑)
ハナに関してはもうひとつ避けては通れないエピソードがありますね。
そうです、あの件です。
「体がちっちゃくなっちゃった事件です。」
この件に関しましては、こちらをお読みいただければ幸いです。
いきなりですが、仮面ライダー電王のストーリーはよく練られていてすばらしいです。 しかし、とてもややこしくなっている感は否めません。 タイムマシン要素あり、時間は記憶、分岐点に特異点、そしてある意味主人公が多重人格、ややこしい要素[…]
ハナをまとめる
- ハナは未来でデンライナーに救助されました。
- ハナは特異点であり分岐点のカギの人物でもあります。
- ハナは人類とイマジンの未来を背負った存在です。
- ハナは野上愛理と桜井侑斗の子どもです。
- 特異点と分岐点のカギは野上家側の血筋だと思われます。
- 性格と身体能力は桜井家側の血筋だと思われます。
特異点であり分岐点のカギの人物でもあり、高い身体能力を持つツンデレ系女子“ハナ”について書き進めてきましたが、ふとした疑問がわいてきてしまいました。
「あれ? 良太郎よりハナが電王になった方がよくね?」
ハナは特異点でライダーパスを持っていたんだから、
「うん、仮面ライダー電王になれますね・・・」
ハナはイマジンに憑依されていなくても、素でモモタロスを気絶させるほどの腕っぷしがあります。
しかも、ワンパンで・・・(笑)
そう言えば、キンタロスもハナのデコピンにかなりビビッていました。
イマジン憑依なしの電王プラットフォームでも、問題なく戦えると思うのは私だけでしょうか?
そろそろこの記事も文字数的にシメのタイミングなんですが、新たな謎が発覚してしまいました。
この件に関しましては、このネタで記事1本が書けそうなので別記事でUPさせていただきたいと存じます。
最後に皆さまにお願いがあります。
私がツンデレ好きだということはナイショでお願いします。<(_ _)>