皆様、こんにちは。
今回のテーマは桜井侑斗です。
このブログを読んでいただいている方ならお分かりだとは思いますが、桜井侑斗は
「電王の物語を複雑にしている張本人です・・・。」
電王を初めて観た人が、物語を理解できないのは
「全部、桜井侑斗のせいです!!」
「謎が多すぎます。」
ですが、桜井侑斗のおかげで物語に考察を含む深みがあるのも事実です。
桜井侑斗を理解することで電王の物語を理解することができます。
まさに物語のキーの人物が桜井侑斗なんです。
しかしながら、桜井侑斗のすべてを書こうとすれば1万文字は超えますので、読むのに30分くらいかかっちゃいます。
そこでテーマを絞って10分ちょっとで読めるように書きますね。
この記事を読めば桜井侑斗の基本情報と謎の行動の理由がわかります。
桜井侑斗を演じた俳優さんは誰?
仮面ライダー電王で桜井侑斗役を演じたのは中村優一さんです。
プロフィールを簡単にご紹介します。
- 1987年10月8日生まれ
- 神奈川県横浜市の出身
- 2004年、第1回D-BOYSオーディショングランプリ受賞
- 2005年、ごくせん第2シリーズで俳優デビュー
- 2007年、仮面ライダー電王、ゼロノス役
- 2012年、芸能界を引退
- 2014年、俳優業を再開
- 2022年、一般女性との結婚を発表
仮面ライダー電王に出演時は19歳でした。
私がこの記事を書いている2024年1月現在は36歳になられていますね。
愛理の婚約者の桜井さんの年齢に近くなっていて、電王ファンとしては
「なぜか、ちょっとうれしいです」
劇中では侑斗はしいたけが食べられない設定になっています。
デネブが
「侑斗、しいたけちゃんと食べてね。」
と、よく言っていました。
最終回ではデネブが消滅したと思い込んだ侑斗が、しいたけの入った炊き込みご飯を泣きながら食べていましたよね。
しかし、そのシーンはガチだったんです。
なんと
「中村優一さんはしいたけが食べられません!!」
でもこれは、食べなきゃならない展開です。
最終回ですし・・・。
中村優一さんの身を張った演技は、今でも私の脳裏に焼きついております。
電王の出演者の中には既に引退をした人もいる中で、俳優を続けられているのはうれしいですね。
中村優一さんの詳しい情報は公式HPをご覧ください。
中村 優一ページ。株式会社G-STAR.PRO(ジースター・プロ)は東京都渋谷区にある芸能プロダクションです。…
桜井侑斗の基礎知識
それでは、桜井侑斗について書いていきましょう。
桜井侑斗を知る上で整理しておかなければならない事があります。
それは、電王の物語の中に桜井侑斗は2人います。
同姓同名ではなく同一人物です。
「えっ?どういう事?」
ってなりますよね。
そりゃそうです。
仮面ライダー電王はタイムマシン要素が入った物語で、放送は2007年でした。
ですので、現在(2007年)の桜井侑斗と、過去から2007年にやって来た桜井侑斗の2人がいるのです。
劇中では現在の桜井侑斗は【桜井さん】、過去の桜井侑斗は【侑斗】と呼ばれていましたので、この記事でもここから先は、そう表記しますね。
桜井さん
主人公の野上良太郎の姉、野上愛理の婚約者です。
結婚式の1ヵ月前の2007年1月10日に行方不明になりました。
その後はイマジンが大暴れをする過去の時間に必ずいる、コート姿に懐中時計の謎の男です。
侑斗
仮面ライダーゼロノスに変身をしてイマジンと戦います。
未来の自分自身の桜井さんとは目的達成のために連携はしていますが、基本的には別行動です。
2人の桜井侑斗?なぜ、こんな事に・・・
ざっくりと説明します。
桜井さんが愛理と星空デートをしている時に、ゼロライナーがやってきまして、未来に関わる重大な秘密を知ってしまったんですね。
そして、桜井さんがゼロノスに変身してイマジンと戦っていたんですが、1人ではいかんともしがたい。
つまり、人手が足りんのです。
そこで過去に行き、過去の自分自身の侑斗に変身ベルトを渡して、チームで役割分担してイマジンと戦う作戦にしました。
そこに後から入って来て、桜井さんと侑斗の共同作戦を知らずに好き勝手に動き、侑斗にブチ切れされていたのが、仮面ライダー電王の良太郎です。(笑)
だから、18話で侑斗が登場してからしばらくは良太郎に厳しい態度だったんですね。
その後の会話で侑斗に対して良太郎が名言を言います。
「弱かったり、運が悪かったり、何も知らないとしても、それは何もやらない事の言い訳にならない。」
確かに名言です。
覚悟を決めた重い言葉です。
しかしですね、この言葉は行方不明になる前の桜井さんが良太郎に言った言葉なんですね。
未来の自分が言った言葉で良太郎が動いて、現在の作戦を邪魔されている侑斗の図式が成り立ちます。
「ややこしいでしょ?」
「ややこしいのは全部、桜井さんのせいです。」
桜井さんと侑斗の行動と役わり
桜井さんと侑斗は【ある目的】のために連携をして行動しています。
【ある目的】のための役わりを分担していると言ってもいいと思います。
桜井さんの行動と役わり
- イマジンが大暴れする過去の時間に必ず現れます。
- 必ず現れる事でイマジンのボス“カイ”の意識を自分に向けさせます。
- 自分が分岐点のカギだとカイに思い込ませます。
【ある目的】達成のための、桜井さんはオトリです。
侑斗の行動と役わり
- イマジンが大暴れする過去の時間でイマジンと戦います。
- 侑斗は未来の自分自身の桜井さんから、ゼロノスベルトを託されて現代にやって来ました。
- 桜井さんのオトリ作戦が失敗した時の保険の役わりもあります。
【ある人】を守るために、過去から2007年に来ました。
【ある目的】だの【ある人】だの、ハッキリしない言葉が多くて申し訳ございません。
何度も書きますが、桜井侑斗はややこしいんです。
ややこしい桜井さんを理解するには、情報を小出しにして整理しながら進める必要があります。
決して
「もったいぶっている訳ではないですよー」
「読者を引っ張るためのテクではないですよー」
「えっ! いいから早く書け?」
承知しました。
次に進みます。
【ある目的】と【ある人】とは
いよいよ記事の佳境に入って参りました。
【ある目的】とは
桜井さんと侑斗のすべての行動は、時間の分岐点のカギの人物『ハナ』をイマジンから守るためです。
守るためですが、正確には隠すためと言った方がいいかもしれません。
隠すために、二重三重の罠を張っていました。
オトリ作戦もその一環です。
【あの人】とは
侑斗が過去から現在に来て守ろうとしていたのは、良太郎の姉の野上愛理です。
そしてハナは未来の野上愛理の子どもです。
物語の途中で突如ハナの体が子どもになりました。
この件に関しても、桜井さんと侑斗が大きく関係しています。
- 大人のハナの父親は桜井さん
- 子どもになったハナの父親は侑斗
桜井さんと侑斗は同一人物ですが愛理と出会った時期が違うので、将来生まれる予定のハナの誕生が遅れてハナは子どもになっちゃったんですね。
「全部、桜井さんのせいです。」
ハナに関してはこちらの関連記事をお読みいただけたら幸いです。
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ここまでで、とりあえずの桜井侑斗の基礎知識は押さえられたと思います。
さらに桜井侑斗の理解を深めたい方はこちらの記事をオススメします。
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デネブの契約者は誰?
2人の桜井侑斗を書き進めてきましたが、最初にちょろっと書いただけでデネブの存在を忘れていました。(笑)
普段は侑斗と行動を一緒に行動をしていますが、デネブの契約者は桜井さんです。
仮面ライダーゼロノスに変身して、ひとりで戦っている桜井さんの姿を見てデネブはイマジンのボスの“カイ”を裏切って、桜井さんと契約をしました。
その契約の内容が侑斗を助ける事だったので、デネブは侑斗と一緒に戦っています。
「この2人、仲がいいですよね。」
「いちゃいちゃしていますよね(笑)」
2人の桜井侑斗は特異点ではないので、誰かの記憶を消費して仮面ライダーゼロノスに変身します。
侑斗は桜井さんの記憶カードを消費して変身します。
侑斗が変身すればするほど、未来の自分の桜井さんを覚えている人が減っていきます。
桜井さんの記憶カードが残り1枚になったので、その後の変身は侑斗自身の記憶カードで変身をしました。
そうすると、今度は変身するたびに侑斗を覚えている人が減っていきます。
その人の時間は他者の記憶が作るので、侑斗を覚えている人がいなくなると侑斗の時間がなくなり侑斗の存在はなくなります。
だから、デネブは侑斗を覚えている人を少しでも増やそうとして、デネブキャンディーをあちこちに配っていたんです。
いい話ですが
「これも全部、桜井さんのせいです。」
まとめ
昔、仮面ライダー1号と2号がダブルライダーキックをしたことがありました。
力強くて左右対称でとてもきれいなダブルキックだったのを子ども心に覚えています。
でもその前にまずは、まとめちゃいますね。
- 桜井侑斗役の俳優は当時19歳の中村優一さんです。
- 電王の物語の中に桜井侑斗は2人います。
- 2人の桜井侑斗はある目的のために連携しています。
- その目的はハナをイマジンから守るためです。
- デネブの契約者は行方不明の桜井さんです。
- あれもこれもそれも桜井侑斗のせいです。
ダブルキックと言えば、2人の桜井侑斗もやりました。
第46話の14分32秒です。
桜井さんはアルタイルフォームでライダーキック!!
侑斗はゼロフォームでライダーキック!!
もう、美しいほどの息ぴったりの左右対称ですね。
「さすがは、同一人物です。」
このダブルキックでイマジンにとどめを刺すのを見たかったのですが、残念ながらそうはいきません。
最終的なとどめは結局、良太郎の電車斬りです。
仮面ライダー1号2号のダブルキックは別人が2人でしていますが、ゼロノスのダブルキックは同一人物が2人でしているんですよ。
「かなりレアだと思いませんか?」
「それでも、主役には勝てんのかー」
書いているうちに何だかすっかり桜井侑斗推しになっちゃって、最後は愚痴みたいになっちゃっていますね。(笑)
仮面ライダー電王は放送終了から17年も経っていますが、いまだに大人気の作品です。
物語は複雑で電王専門用語もたくさんありますし、明らかになっていない謎も残されています。
自称【電王考察班】の私が、仮面ライダー電王に魅力を感じてやまないのは
「すべて桜井侑斗のせいです!!」
「桜井侑斗、ありがとー!!!」