こんにちは!仮面ライダーを愛してやまない30代サラリーマン、「仮面ライダー太郎」です!
みなさん、突然ですが、2007年の日曜朝8時を覚えていますでしょうか?
そう、あの伝説の作品『仮面ライダー電王』が放送されていた時間です!
「俺、参上!」というモモタロスの元気な声に、毎週ワクワクさせられましたよね。
電車に乗って時間を旅するライダー、個性豊かなイマジンたち、そして気弱だけど芯の強い良太郎。
一見すると明るくて楽しいコメディタッチの作品に見えますが……大人になった今、見返してみてこう思いませんでしたか?
「あれ? 電王の話って、実はめちゃくちゃ難しくないですか!?」
そうなんです。
実は歴代平成ライダーの中でも、『仮面ライダー電王』のストーリー構成はトップクラスに複雑で難解なのです!
「特異点? 分岐点? 結局、桜井さんは何をしたかったの?」
放送当時は勢いで楽しめていたけれど、深く考えると頭がこんがらがってしまう……そんな方も多いのではないでしょうか。
でも、安心してください。
難しいことはわからなくても楽しめるのが電王の凄いところですが、「仕組み」を知った上で観ると、その面白さは100倍にも跳ね上がります!
そして、涙なしでは見られなくなります。
今回は、そんな複雑な電王の物語を、ある一人の人物にスポットを当てて解説いたします。
その人物とは、主人公の良太郎……ではなく、「桜井侑斗(桜井さん)」です!
結論から言います。
「話をややこしくしているのは桜井さんですが、桜井さんを理解すれば全て解決します!」
この記事を読めば、難解な設定がスッキリと頭に入り、「今日からまた電王を見直したい!」と魂に火がつくこと間違いなしです。
それでは、時の列車デンライナーに乗ったつもりで、出発進行!
仮面ライダー電王の複雑な世界観!まずは基本用語を熱くおさらい(仮面ライダー電王 解説)

さて、いきなり核心の「桜井さん」について語りたいところですが、はやる気持ちを抑えてください。
桜井さんの凄さを理解するためには、電王の世界における「基本ルール」を知っておく必要があります。
ここを飛ばすと、またチンプンカンプンになってしまいますからね。
テストに出るくらい重要なキーワードを、誰にでもわかるように熱く解説します!
イマジンって何?未来から来た「オバケ」たちの真実
まずは、モモタロスたちの正体である「イマジン」についてです。
彼らは一体何者なのでしょうか?
簡単に言うと、「私たちの時間とは別の未来から、2007年にやってきた精神体」です。
彼らには肉体がありません。
もっと砕けた言い方をすれば、「未来から来たオバケみたいなもの」ですね。
ちなみに、「イマジン」という名前は「イマジネーション(想像)」と「魔人」を掛け合わせた造語だと言われています。ネーミングセンスが抜群にかっこいいですよね!
この「オバケ」たちが肉体(実体)を手に入れるためには、条件があります。
それは、現代の人間と「契約」することです。
契約者の望みを叶える代わりに、契約者の「過去」へ飛び、そこで大暴れする。
そうやって過去を破壊し、人間の歴史を変えることで、自分たちの都合のいい未来(イマジンの未来)につなげようとしていたのです。
それを阻止するために戦っていたのが、我らが仮面ライダー電王こと、野上良太郎なんですね。
「特異点」と記憶の関係!時間が作られる仕組みとは?
次に登場するのが、物語の最重要キーワード「特異点」です。
主人公の野上良太郎や、ハナさんがこれに当たります。
「特異点」とは何か?
一言で言えば、「時間の改変の影響を受けない特別な存在」のことです。
例えば、イマジンが過去に行って暴れまわり、過去の街を破壊したとします。
普通なら、現在も変わってしまいますよね?
建物が消えたり、亡くなる人が出たりします。
しかし、特異点である良太郎は、過去が変わってもその影響を受けず、元の記憶を保っていられます。
そしてここからが、電王という作品の最も哲学的で熱い部分です。
デンライナーのオーナーの名言を思い出してください。
「時間は記憶が作り、記憶は時間が作る」
これです! ここ、テストに出ますよ!
破壊された過去をどうやって修復するのか?
それは、「人々の記憶」によって修復されるのです。
良太郎たち特異点の「正しい記憶」と、多くの人々の「記憶の積み重ね」があれば、壊された過去は元通りに再生されます。
つまり、時間とは物理的なものではなく、人の記憶の集合体であるという設定なのです。
なんてロマンチックで、そして少し切ない設定なんでしょうか。
この設定があるからこそ、後で話す「桜井侑斗の戦い」が、あれほどまでに悲痛で尊いものになるのです。
運命を分ける「時の分岐点」と「カギ」の重要性
基本用語の最後は、「時の分岐点」についてです。
これは、「時間が枝分かれする重要なポイント」のことを指します。
わかりやすく説明するために、私が今日のお昼ご飯をどうするかで例えてみましょう。
- A:ラーメン二郎で「ニンニク増し増し」を食べる未来
- B:午後も仕事なので「ニンニク無し」にする未来
私がここでどちらを選ぶかによって、午後の未来は大きく変わります。
ニンニク増し増しなら「口が臭い未来」、無しなら「平和な未来」です。
この選択の瞬間こそが「時の分岐点」なのです!
(……すみません、例えが生活感丸出しになってしまいましたが、本質はこういうことです!)
物語の中では、もっと深刻です。
「人間の未来」につながるのか、それとも「イマジンの未来」につながって人類が滅ぶのか。
その運命を決定づける重要なポイントには、必ず「分岐点のカギとなる人物」が存在します。
もし、イマジンが過去で暴れて、この「カギの人物」を殺してしまったらどうなるでしょうか?
問答無用で、人間の時間は消滅し、イマジンの未来へと接続されてしまいます。
これは、ニンニク臭いどころの騒ぎではありません!
カギの人物を守れば、人類の未来は継続確定。
カギの人物が死ねば、人類終了のお知らせ。
だからこそ、イマジンたちは血眼になって「カギの人物」を探し出し、消そうとしていたのです。
そして、その「カギの人物」を守るために、自らの存在を賭けて戦った男がいます。
そう、話をややこしくしている張本人、桜井侑斗です!
物語の真の主役!?桜井侑斗という男の生き様に涙する(桜井侑斗 ゼロノス)

ここからが本題です。
電王という物語を難解にしている最大の原因であり、同時にこの物語を最高の感動へと導く影の主役。
それが「桜井さん」こと桜井侑斗です。
今まで説明してきた「特異点」だの「分岐点」だのという話は、全てこの桜井侑斗の生き様を理解するための予習に過ぎません。
彼が何を考え、何を犠牲にしたのかを知った時、あなたはきっと涙を流さずにはいられないでしょう。
コートの「桜井さん」と若き「侑斗」!2人の同一人物
まず混乱しやすいのが、作中に「桜井侑斗」が2人いるという点です。
これは同姓同名の別人ではなく、「未来の自分」と「過去の自分」という関係です。
わかりやすく整理しましょう。
- ① コートの「桜井さん」(未来の桜井侑斗)
良太郎の姉・愛理さんの婚約者。いつも帽子とトレンチコートを着ている、あの大人の男性です。
ある日突然行方不明になりましたが、実は時間の彼方で孤独に戦い続けていました。 - ② キノコ頭の「侑斗」(過去の桜井侑斗)
デネブを連れている、若い方の侑斗です。
「最初に言っておく!俺はかーなーり強い!」の決め台詞でおなじみですね。
彼は未来の自分(桜井さん)から変身ベルト(ゼロノスベルト)を託され、戦いに身を投じます。
この2人が協力し(時には反発しながら)、ある壮大な作戦を実行していたのです。
それが、「桜井オトリ作戦」です。
イマジンのボスである「カイ」は、時間の分岐点のカギとなる人物を探していました。
そこで、未来の「桜井さん」は、自分自身がカギの人物であるかのように振る舞い、イマジンたちを自分に引きつけたのです。
つまり、自らがオトリとなって、本当の「カギの人物」を隠し通そうとしたのです。
そのため、桜井さんが逃げ込んだ過去の時間には、やたらとイマジンが現れることになりました。
ゼロノスの変身代償!記憶を消費して戦う悲しきヒーロー
ここで、仮面ライダーゼロノスの変身システムについて触れなければなりません。
電王の変身はパスをかざすだけですが、ゼロノスは違います。
変身するために「カード」を消費します。
しかし、その代償はあまりにも重いものでした。
変身ベルトのデザインも秀逸でしたよね!
大人の為の変身ベルトCSMシリーズでも、ゼロノスベルトは大人気でした。
ゼロノスのカード、あれは何を消費しているかご存知ですか?
それは、「桜井侑斗に関する記憶」です。
若い方の「侑斗」が変身するたびに、未来の「桜井さん」のことを覚えている人の記憶が消えていくのです。
思い出してください。
「時間は記憶が作る」というルールを。
記憶が消えるということは、その人の存在そのものが消滅することと同義です。
侑斗は戦うたびに、未来の自分(桜井さん)の存在を削り取っていました。
そして、愛する婚約者である愛理さんの中からさえも、桜井さんの記憶は消えていきました。
愛理さんが桜井さんのことを忘れてしまったのは、事故や病気ではありません。
侑斗が世界を守るために変身し、戦った代償だったのです。
なんて残酷な運命でしょうか。
それでも侑斗は、「椎茸嫌いの子供っぽい男」を演じながら、必死に戦い続けました。
デネブがいつも侑斗にキャンディを配り、「侑斗をよろしく!」と頭を下げていた理由。
それは、侑斗が背負っている運命の過酷さを、誰よりも理解していたからに他なりません。
桜井オトリ作戦の全貌!カイを欺いた愛と犠牲
では、桜井さんは自分の存在を消してまで、一体誰を守りたかったのでしょうか?
本当の「分岐点のカギの人物」とは誰だったのか?
イマジンのボス・カイは、最後まで騙され続けていました。
- 最初は「桜井さん」だと思い込んだ(不正解)
- 次に「野上良太郎」だと考え直した(不正解)
- さらに「愛理さん」だと確信した(不正解)
カイは最後の最後まで、真実にたどり着けませんでした。
本当のカギの人物。
それは、良太郎と愛理さんの間に生まれるはずだった「未来の子供」、ハナさんだったのです。
桜井さんと愛理さんは、自分たちの娘であるハナ(特異点)を守るために、あえて桜井さんに関する記憶を消し、関係性を絶ったかのように見せかけました。
記憶がなければ、イマジンたちはハナの存在に気づけません。
自分たちの愛の結晶を守るために、自分たちの愛の記憶すらも犠牲にした。
これが「桜井オトリ作戦」の真相です。
愛理さんもまた、ただ守られていただけのヒロインではありませんでした。
彼女もまた、深い悲しみを胸に秘め、未来を守るために戦っていた「戦士」だったのです。
【考察】サザエさんで例えると分かりやすい?電王ファミリーの絆(仮面ライダー電王 考察)

ここまで読んでも、「やっぱりちょっと難しいな……」と感じる方もいるかもしれません。
そこで!
この壮大な物語を、日本一有名な家族「サザエさん」に例えて解説してみましょう。
この例えが、驚くほどしっくり来るんです!
マスオさんが桜井さん!?フグ田家で読み解く電王の構図
もしも『仮面ライダー電王』のキャストを、サザエさん一家でキャスティングしたらどうなるでしょうか?
| 電王のキャラクター | サザエさんの配役 | 役割 |
|---|---|---|
| 桜井侑斗(桜井さん) | フグ田マスオ | 愛する家族を守るため、自分を犠牲にしてオトリになる父。 |
| 野上愛理 | フグ田サザエ | 夫の策に協力し、記憶を消してでも子供を守る母。 |
| 野上良太郎 | 磯野カツオ | 姉夫婦の事情に巻き込まれつつも、体を張って戦う弟。(※性格は全然違いますが、ポジションとして) |
| ハナ | フグ田タラオ | 絶対に守らなければならない未来の希望(分岐点のカギ)。 |
つまり、電王という物語は、
「マスオさんとサザエさんが、タラちゃんという未来を守るために、カツオと一緒に必死に頑張った話」
と言い換えることができるのです!
どうですか? 急にほのぼの……いや、マスオさんの男気が際立って見えてきませんか?
「えぇーっ! 僕がオトリになるのかい!? サザエ!」
なんて弱音を吐かず、黙ってコートを羽織り、時の中へ消えていったマスオさん(桜井さん)。
カッコよすぎます。
良太郎を中心に考えると複雑に見えますが、「姉夫婦が子供を守る話」という視点で見ると、電王は究極の家族愛の物語なんですね。
カイの正体とは?最後まで踊らされた「裸の王様」
一方で、敵のボスであるカイ。
彼は結局、最後まで桜井さんの掌の上で踊らされていました。
カイの正体については「存在しないはずの未来の特異点」など諸説ありますが、確かなことは「人の記憶や想いを軽視したから負けた」ということです。
彼は、人の記憶の強さ、誰かを守りたいと願う愛の深さを計算に入れることができませんでした。
だから、桜井さんと愛理さんが「記憶を消してまで隠す」という行動に出るとは予想できなかったのです。
最強のイマジンたちを従えていながら、たった一人の人間の「愛」という作戦に完敗したカイ。
ある意味、彼もまた悲しい存在だったのかもしれません。
大人になった今こそ見返したい!電王が教えてくれる「今」の大切さ

『仮面ライダー電王』は、単なるヒーロー番組ではありません。
それは、過ぎ去っていく「時間」と、二度と戻らない「今」をどう生きるかを問いかけるドラマです。
大人になって、守るものができた今だからこそ、桜井侑斗の決断や良太郎の成長が心に深く刺さります。
いつか未来で…消えた桜井さんが残した希望
物語のラスト、侑斗が最後のカードを使って変身したことで、未来の「桜井さん」の存在は完全に消滅しました。
しかし、悲劇だけで終わらないのが電王の素晴らしいところ。
「記憶が時間を作る」のです。
桜井さんを知る人はいなくなっても、共に戦った若い「侑斗」のことは、良太郎やハナ、そしてデネブが覚えています。
だから、侑斗は消えずに残りました。
そして、新しい未来で、侑斗と愛理さんが再び出会い、新しい時間を紡いでいく予感を残して物語は幕を閉じます。
失われた過去は戻らないかもしれない。
でも、「今」を大切に生きれば、未来は変えられる。
そんな希望のメッセージが、あのラストシーンには込められています。
もう一度、あの感動を味わいたくなりませんか?
Blu-ray BOXで一気見する休日なんて、最高の贅沢ですよ!
映像美で蘇るデンライナーの旅!
特典映像やメイキングも必見です。佐藤健さんの初々しい演技も最高!
フィギュアで蘇る興奮!デネブと共に飾る幸せ
そして、大人の楽しみといえば、やはりフィギュアなどのコレクションです。
特に「S.H.Figuarts(真骨彫製法)」シリーズの電王やゼロノスは、本物スーツと見間違えるほどのクオリティ!
デスクにゼロノスとデネブを並べて飾ってみてください。
仕事で疲れた時、ふと目をやると、デネブの声が聞こえてくる気がします。
「侑斗をよろしく!」
それだけで、明日も頑張ろうという勇気が湧いてきませんか?
造形も可動も完璧!
大人の部屋に飾るのにふさわしい、ハイクオリティなフィギュアです。
まとめ:仮面ライダー電王は「記憶」と「愛」の物語だ

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!
今回は、難解と言われる『仮面ライダー電王』の物語を、桜井侑斗を中心に解説させていただきました。
- イマジンは未来を変えようとする精神体
- 特異点(良太郎)は時間改変の影響を受けない
- 時間は記憶で作られる
- 桜井侑斗は、未来の娘(ハナ)を守るために自らオトリとなり、記憶を犠牲にして戦った影の英雄
- 電王は、サザエさん一家がタラちゃんを守るような家族愛の話
こうして整理してみると、複雑だったパズルがカチッとはまったような気がしませんか?
主人公の良太郎はもちろん最高ですが、「桜井家と嫁の弟が、未来のために頑張った話」という視点で観ると、また違った感動が押し寄せてきます。
ぜひ、今週末は久しぶりに『仮面ライダー電王』を見返してみてください。
きっと、第1話から桜井さんの影を感じて、涙腺が崩壊することでしょう。
そして、もし周りに「電王って話が難しくて…」と敬遠している人がいたら、ぜひこの「サザエさん理論」で教えてあげてください。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
あなたの記憶の片隅に、この記事が残りますように。
「じゃんけん、ぽん!! うふふふふふ。」


