仮面ライダーシリーズは1971年のから始まり、幾度か休止期もはさみながら現代でも続いている老舗特撮ドラマシリーズです。
今回紹介する仮面ライダージオウは平成ライダーとして最後の20作目という節目を飾るライダーとなっています。
また、今回紹介する仮面ライダー響鬼シリーズも同じく平成ライダーの6作目になります。
この両作品には対照的なデータがあります。
それはキャラクター商品の売上高です。
あくまで平成ライダーのデータしかありませんが、売上高1位はジオウの約285億円!
対して最下位が響鬼の約65億円でした…
その差、約220億円!!
※仮面ライダーシリーズ – Wikipediaを参考。
グッズの売上高がそのまま人気度であるとは言えないけども、バロメーターの一つとは言っていいでしょう。
じゃあ、なぜ売上高1位と売上高最下位の組み合わせで紹介記事を書くかというと響鬼が仮面ライダーシリーズの中でもユニークな存在で、ジオウの響鬼回が双方のライダーの魅力をより相乗的に引き出したからです!
今回はそんなジオウと響鬼の魅力、そして最後には“最強”と噂されるジオウの変身フォームについて迫ります‼
仮面ライダージオウはどんな物語?
2018年に放送された仮面ライダージオウの主人公は“王様になる”という壮大な夢を持った18歳の高校生である常盤ソウゴ。
ソウゴの夢は王様ですが、ある日2068年の未来からやってきた明光院ゲイツとツクヨミからソウゴは未来で“最低最悪の魔王”になると知らされます。
どこか、ドラえもんの最初の話がちらついたのは私だけでしょうか??(笑)
しかし、ソウゴは“最高最善の魔王”になる!と決意し、仮面ライダージオウとなって歴代の平成ライダーをモチーフにしたアナザーライダーと呼ばれる敵と戦う道を選びます。
ジオウの最大の特徴はライドウォッチという道具を使って、平成ライダーたちの力を使うことです。
平成ライダー20作目の節目ということで、歴代のライダーが登場してその力をアーマーとして取り入れることでパワーアップします。
10作目の仮面ライダーディケイドでも歴代のライダーが出てくるような形になっていました。
ちなみに、ディケイドはジオウと特徴が似ていることもあってか、ジオウのストーリーの中でも特別な存在として登場します。
楽器が武器の仮面ライダー響鬼とは?
2005年に放送された仮面ライダー響鬼の主人公は31歳の男性であるヒビキ。
「主人公の特徴がもう既に違いがありすぎるんじゃ~!(笑)」
ついノ〇さんが出てきてしまいました…
しかし、これ以外にも響鬼シリーズは今までのライダーと違ってきたことがたくさんあります!
- どこかTRICKシリーズっぽい和風のおどろおどろしい雰囲気
- ライダーが“鬼”と呼ばれている
- 第二の主人公である明日夢という中学3年生の少年の視点で物語が進む
などなど、挙げだしたらキリがありません…
しかし、大きな特徴の一つとして
楽器を武器に戦う!!
各ライダーのシリーズで1人だったり、1つの変身フォームとして音楽がモチーフになったことはあります。
しかし、楽器をモチーフにしたものをそのまま武器にして戦うのは響鬼シリーズだけではないでしょうか。
主役ライダーの響鬼は太鼓のバチを武器にし、2号ライダーの威吹鬼はトランペット、3号ライダーの轟鬼はギターを武器に戦います。
様々なユニークな面を持つ響鬼ですがグッズの売上高が最下位なのは、今までと変わりすぎてしまったことに子どもたちも保護者にも戸惑いがあったからでしょうか…
ジオウの響鬼回のあらすじと見どころを紹介!
この回は主人公のソウゴの19歳の誕生日の朝から始まりました。
そんな時にソウゴの小学校時代の同級生で“鬼になる”という将来の夢を持っていたツトムがアナザー響鬼となってソウゴ達の前に立ちはだかります。
実はツトムは響鬼(実は自らを響鬼であると偽った桐谷京介)の弟子になって鬼になるための修行をしていました。
戦いは、途中から轟鬼も参戦しアナザー響鬼を倒すために戦うジオウ・ゲイツ・轟鬼に対して自分の弟子を守ろうとジオウ達を妨害する京介
そして京介にも襲い掛かるアナザー響鬼の3vs2なんだが、3vs1vs1だか、よくわからない不思議な構図の戦いとなりました。
戦いをよそに、ソウゴの誕生日をどう祝福するか悩むウォズは、京介がソウゴ達に課した鬼の特訓として取り組んだ太鼓が祝福をするための最高の出し物だと思います。
そして、祝福する相手であるソウゴを突き飛ばして(笑)
憑りつかれたように太鼓を叩きます。
呆れるゲイツ・ツクヨミと心配するソウゴ。ソウゴはそんなウォズを轟鬼に無理やり一日弟子として押し付けます。
しかし、こんなギャグのような展開の中で名セリフが生まれるんです!
ウォズが轟鬼に、どう祝福をすればいいかわからなくなったと悩みを打ち明けると轟鬼は亡き師匠が死んでまでそばにいようとしてくれたことを話し、ウォズに対して
「そばにいるって、それだけですごいことじゃないですか。君の存在が祝福そのものですよ」
いや~!轟鬼みたいなシブいおじ様に将来なりたいと思いましたね。
僕が弟子入りしたいわ~(笑)
一方で、アナザー響鬼との戦いは京介が響鬼であると偽って弟子を取ったことを正直に話したうえで
「お前の存在がオレを支えてくれた。お前がオレを一人前の鬼にしてくれたんだ!!」
その思いに呼応するように響鬼ウォッチを京介が手にし、仮面ライダー響鬼に変身しました!
果たしてアナザー響鬼を倒し、ツトムを救い出すことはできるのか⁉
この話は大切な人がそばにいることの大切さ、尊さをジオウと響鬼が教えてくれたように思います。
仮面ライダージオウの最強の変身とは?
そんな魅力たっぷりの仮面ライダージオウですが、ネット上でも最強の変身として名高いジオウの変身フォームがあります。
それは、仮面ライダーオーマジオウ
このオーマジオウは、もちろん主人公である常盤ソウゴが変身しますが、最低最悪の魔王となった2068年のソウゴが変身します。
だいたい、いつの日も最強の道具や変身って悪役側が持ってるってこと多いですよね…
オーマジオウの特徴をすごく簡単に言うと
- とんでもない腕力(パンチ力108.3t)
- とんでもない脚力(キック力324.9t、ジャンプ力一跳びで240.6m)
- 空中浮遊できる
- ダメージを受けない(最高基準の自己修復能力)
- 仮面ライダー1号から2068年まで(⁉)のライダーの力を使える
- ライダーの力は主役ライダーだけでなく2号ライダーや敵役まですべて使える
- 時空を破壊し、創造できる
※ライダー|仮面ライダージオウ|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)を参考
いや~。チート級能力のオンパレードですね(笑)
特に1号から2068年までのすべてのライダーの力を使えるというのは、ジオウならではの力ではないでしょうか!
作中でもラスボス級のキャラを指一本触れさせずに一方的に攻撃するようなシーンもあるぐらい、絶対的強者の風格を漂わせていました。
そして、作中ではリアルタイムだった2019年のソウゴも最高最善の魔王になる覚悟を決めてオーマジオウに変身します!
2019年のオーマジオウ(ソウゴ)は果たして最高最善の魔王になることはできたのでしょうか⁉
まとめ
今回は、仮面ライダージオウの響鬼回をピックアップしてジオウと響鬼の魅力や響鬼回のおもしろさをお伝えしました。
数多の平成ライダーの力を得て戦うジオウたちに、鬼になるための師弟関係など、人と人の関係を重んじる響鬼のメンバーが出会いました。
また、最強の変身フォームとされるオーマジオウは高い運動能力や特殊能力に加えて過去から2068年の未来までのライダーの力を使えることが最強と呼ばれる所以でした。
そういったことから仮面ライダージオウの最大の魅力は
人と人のつながりの大切さ
だと思います。
そして、響鬼回は師弟関係やウォズの“祝福とはなにか”という悩みを通してこの魅力を最大限に引き出した良い回だと僕は思っています!
私自身も家族などの身近にいる人が一緒にいてくれることに感謝し、大切に思わないといけないな、と思ったことでした。