いきなり関連記事からの始まりで申し訳ありません。
仮面ライダー電王のヒロインと言えば『ハナ』ですね。 ハナは“仮面ライダー史上最弱の主人公”の良太郎を、電王にスカウトした人でもあります。 良太郎に優しかったのは、イマジンとの戦いに巻き込んでしまった良太郎への後ろめたさがあったの[…]
この関連記事の最後で、ふと疑問がわいてしまいました。
別記事でUPすると約束した記事が今回になります。
仮面ライダー電王は時間の改変をたくらむイマジンと、人類の未来をかけて戦うお話です。
その戦う人がですね、例えば某国民的アニメの
「のび太とジャイアンだったら、あなたはどちらを選びますか?」
人類の未来がかかった大切な戦いなので、単純に強い人がいいと思いませんか?
「少なくとも、のび太は戦いには向いていませんよね。」
ですが、のび太が戦うことになるんです。
しかも、ジャイアンに頼まれて・・・。
電王に話を戻しますと、【良太郎=のび太】で【ハナ=ジャイアン】になります。
物語の最初ではハナの事情も身体能力も分かってはいませんが、全49話を見た上で物語では明らかになっていない疑問を考察していきたいと思います。
この記事を見れば、ハナが電王にならなかった事情が見えてくると思います。
はっきりと言い切れないのは、あくまで考察だからです。
ご了承くださいませ。
ハナって電王に変身できるの?
まずは、この疑問をはっきりとしておきましょう。
結論から言えばハナは電王に変身できます。
では、電王に変身する条件を確認してみましょう。
- 特異点である事
- ライダーパスを持っている事
イマジンが憑依をしていなければプラットフォームになりますが、この2つの条件を満たせば仮面ライダー電王に変身できます。
仮面ライダー電王の物語は、ハナが落としたライダーパスを良太郎が拾うことで始まります。
第1話のデンライナーと良太郎の自転車が並走するシーンで、ハナはこう言います。
「ねえ、パス拾ったでしょ、それ私のなの返してくれるかな。」
この言葉から、パスはハナの物だとわかります。
そして、イマジンを抑え込んだ良太郎が特異点であることに気づいてこう言います。
「見つけた、君なら電王になれる。」
“見つけた”と言うからには、捜していたって事ですよね。
ハナ自身が電王になれるのに・・・
しかし、良太郎はひ弱ですよね、おまけに運もありません。
やっと見つけた特異点の人がたまたまひ弱な人だったのか、特異点だったら誰でもよかったのか不明なのですが、そもそもデンライナーはタイムマシンなんだから、過去でも未来でも行って
「もっと強そうな特異点を捜してきなさいよ!」
と思うのは私だけでしょうか(笑)
「別にイケメンでなくてもいいでしょうよ!」
あっ、これは関係ないですね・・・。
失礼しました。
めでたく、電王に変身をするのは良太郎に決まりました。
良太郎とハナの身体能力
ハナにスカウトされて電王になることになった良太郎ですが、戦っていけるのか心配です。
「だって、不良にカツアゲされているし・・・」
そんな正義のヒーローは前代未聞です。
不安しかありません。
私はこの記事を書いている現時点では、電王に変身するのは“ハナ推し”です。
ですが、ネットを駆使して調べると、もしかしたら“良太郎推し”に変わるかもしれません。
はい、調べました。
以下の通りです。
野上良太郎
- もめ事が嫌い
- 体力に乏しい
- ケンカは弱い
- 貧血気味
- 不運なことが毎日起きる
- 電王プラットフォームでは史上最弱の仮面ライダーと言われる
「いいとこ、ひとつもねー!」
私が思い浮かばなかったので“電王 良太郎 身体能力”で検索したら、このありさまです。
ただ、よくよく探したらありました。
- 人を救いたい気持ちが強い
身体能力ではありませんが、これはこれで大切です。
気持ちだけはヒーローの必要最低条件はクリアしています。
それでは、ハナを見てみましょう。
- モモタロスを殴って気絶させる。
- 投げたフォークが壁に突き刺さる。
- ハナがモモタロスを蹴ったら吹っ飛んでデンライナーの壁を破壊する。
- 蹴り上げられたモモタロスが天井に突き刺さる。
- キンタロスはハナのデコピンにビビっている。
- イマジンの数トンのパンチを受けても無傷。
「ハナ、スゲーな」
ハナは変身しなくてもイマジンと戦える身体能力です。
空想科学読本で有名な柳田理科雄先生が、科学的にハナのパンチ力とキック力を計算している動画を発見しました。
衝撃的な数値がはじき出されております。
『仮面ライダーオーズ』の泉比奈と『仮面ライダー電王』のハナ、どちらもすごい力持ち! 彼女たちの怪力ぶりを科学的に考える。…
エピソードの上でも、おそらく数値の上でもハナの方が強いのにハナは電王に変身しません。
いや、もしかしたら変身できないのかもしれません。
では、ハナが変身できないのはなぜなのでしょうか?
あの人が関係しているような気がします。
オーナーの疑惑
オーナーはハナの素性や事情をすべて知っていて、ハナが電王に変身する事を許可しなかったのではないでしょうか。
もしそうなら理由ははっきりします。
ハナは分岐点のカギの人物なので、危険な目に合わせる訳にはいきません。
イマジンから隠さなくてはいけない存在です。
もしも、イマジンとの戦闘でハナが死んでしまっては、人類の存亡に関わる大問題です。
万が一のデメリットが大きすぎます。
そこでオーナーはハナに
「代わりに電王になる人間を捜せ」
と言ったのではないでしょうか。
劇中にそんなシーンはありませんが、言ったならすべてのつじつまが合います。
つまり、仮面ライダー電王に変身する条件は
- 特異点である事
- ライダーパスを持っている事
これに加えて
- オーナーの許可
この3点なのではないでしょうか。
オーナーは穏やかな人柄で多くを語りませんが権力は絶大です。
モモ、ウラ、キン、リュウの4タロスがデンライナーに乗れているのも、良太郎のライダーパスを共有している【許可】をオーナーが出したからですしね。
最終回で良太郎がデンライナーを降りる時に、ライダーパスをオーナーに返していました。
この記事の最初の方を思い出してください。
「あれ? そのパスはハナの物では?」
物を返す時って、普通は持ち主に返しますよね?
ハナもその場にいたのに、良太郎はハナではなくオーナーに返しました。
つまり、パスは最初からオーナーの物で、ハナは預かっていただけの可能性があります。
今回、私が記事を書くに至った疑問は、オーナーが許可しなかった説が濃厚だと思います。
もしも・・・の考察
この考察は書くかどうかを少々悩みましたが、筆の勢いが止まらないので書くことにします。
それはですね。
もしも、大人のハナの降板による途中交代が無ければ最終回はどうなっていたのでしょう?
実際の最終回はみんなで力を合わせて、最強イマジンをやっつけました。
過去で別れたウラタロスとキンタロスを、ナオミが勝手に連れてきたんですよね。
ナオミは
「いやあー、オーナーも居なかったんで。」
と言う事はですよ、降板前の大人のハナが勝手に電王に変身する事もできますよね。
つまり、みんなで力を合わせて戦ったけど最強イマジンに負けてしまう良太郎たち、人類の未来の大ピンチです。
そこで、理科雄先生お墨付きの身体能力を持つハナが電王に変身して、最強イマジンと人類の未来を賭けて一騎打ち、そしてハナの勝利!!のストーリーが可能になります。
ここまでくると、考察と言うより
「願望や妄想のたぐいの気もしますが・・・」
ハナの交代でボツになった元々のストーリーを、スピンオフ作品で見たいです。
まとめ
- ハナは仮面ライダー電王に変身できます。
- 良太郎の電王プラットフォームはライダー史上最弱と言われています。
- ハナは変身しなくてもイマジンと戦える身体能力です。
- オーナーがハナの変身を許可しなかった可能性があります。
- 戦闘でハナが死んでしまった時のデメリットが大きすぎます。
- ハナの交代で最終回の物語が変わった可能性があります。
念のためにもう一度書いておきますが、これは考察記事です。
劇中では明らかになっていない事を考察して書いています。
本当のところは誰にもわかりません。
でも個人的には
「結構いいせんついてる。」
って思っちゃっています。(笑)
一応つじつまも合っていると思います。
もし私がデンライナーのオーナーだったなら
「そりゃ、ハナを危険な戦いには出せませんよねー」
しかし、ハナは一度だけ戦闘の最前線に出たことがあるんです。
最終回です。
子どもになったハナが、鉄パイプでイマジンを殴るシーンがあります。
理科雄先生の計算では数10メートルぶっ飛ばされるはずですが、イマジンはその場で無傷でした。
「あれ?今まで書いたものが理論破綻しそうです・・・。」
と言うか、ハナは戦闘の最前線に出てはだめでしょうよ!
人類の未来がかかっているんだから!
オーナーは何をしていたんだ!!
「オーナーは駅長とチャーハン対決の最中でした・・・」
ナオミのファインプレーがなかったら、人類の未来はイマジンの未来になっていたかも知れません。
オーナーには猛省していただきたいと思います。
最後に東映のお偉いさんにお願いです。
2027年仮面ライダー電王20周年記念で、この考察の答え合わせができる作品を作ってください。
伏してお願い申し上げます。<(_ _)>