仮面ライダー響鬼を前半と後半に分けて語る必要性は本当にあるのか?

仮面ライダー響鬼は2005年に放送され、好みや意見が大きく分かれることで有名な平成仮面ライダーシリーズの作品の1つです。

簡単に作品の紹介をさせてもらうと、鬼とよばれる戦士が、魔化魍(まかもう)と呼ばれる妖怪から人々を守るため楽器をモチーフとした武器を用いて戦っていきます。

これまでの仮面ライダーシリーズにはあまりなかった【和】のテイストがふんだんに盛り込まれています。

子どもの頃にはよくわからなかったけれど、大人になって再度見てみると考えさせられる作品という人もいますが、私自身もそう感じています。

私はリアルタイムで子どもの頃に見たことはありませんでしたが、大人になって観たからこそのめりこんだなと思っています。

またドラマ版の仮面ライダー響鬼の前半と後半では大きな方向転換があり、その賛否が分かれています。

この記事では、前半と後半で何があったのか、そして作品を分けて語る必要性について考えていきたいと思います。

そもそも前半と後半で何があったのでしょうか?

以下に変わった具体的な内容を挙げてみました。

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◆変わった具体的な内容

全48話中30話をさかいに大きな変更があったとされています。

  • プロデューサーや脚本家などのスタッフの大幅な変更
  • エンディングテーマの変更
  • ナレーションの廃止
  • 撮影場所は山中が減少し、都会での戦闘シーンの増加
  • 敵である魔化魍は巨大魔化魍を減らし、等身大の怪人との戦いへと変更
  • 乗り物は車からバイクへ変更

私個人としては、変わったことにはっきりとは気が付きませんでした。

「なんだか違う気がする・・・」

と思ったくらいでした。

他にも具体的に変わった内容は多くの方が考察をしていますので、気になる方は検索してみてください。

◆あなたは前半が好き?後半が好き?

個人的には前半が好きです!

私自身、どんなこともマイナーなことの方が好きな影響は大きいと思いますが(笑)

仮面ライダーらしくないところが多く、それが仮面ライダー響鬼なような気がします。

仮面ライダーらしくないとは、新人俳優が起用される中でベテラン俳優である細川茂樹さんが主演を務めたこと等が挙げられます。

特に私が衝撃だったのは、バイクに乗れず、車の助手席に乗るヒビキは登場したことでした。

作品を楽しむ側としては、個人的な好みや感想を自由に多くの人が話していますが、作品を作る側としてはどうなのでしょうか?

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◆作品を作る側の思い

作品を作った人たち全員の思いや本当の真実を知ることはできませんが、主演である細川茂樹さんの公式ブログからその思いや考えに触れることができました。

放送10~15年周年を期に、いろいろな角度から15回ほど仮面ライダー響鬼のことを振り返ったり、視聴者からのコメントに対して思いをつづられています。

もちろん、前半・後半問題について触れられていました。

いずれの回で共通しているのは、以下の一文です。

仮面ライダー響鬼という48話と劇場版の主演作品は、一年を通してやり遂げたひとつの作品
出典:細川茂樹オフィシャルブログ(https://ameblo.jp/hosokawashigeki-official/entry-12653531815.html)

細川茂樹オフィシャルブログ Powered by Ameba

仮面ライダー響鬼15周年記念~anniversary放送開始から15年が過ぎてあの頃の少年少女たちが社会に旅立ちました。…

これを読んでそうですよねって思いました。
作品を作り、演じきった方々からしたら、紆余曲折はあったとしても(どんなことでも紆余曲折があるのは当たり前で)、ひとつの作品であり、それ以上でもそれ以下でもありません。

前半がいいとか、後半がいいとかはないんだと思いました。

作品に携わる多くの大人が大切にしながら作り上げた仕事や作品に対して、好みとはいえ否定的な評価されたら悲しいよねと、はっとさせられました。

作った人が変わったことで作品が変わることは当たり前であり、その前半と後半とがあってこそ仮面ライダー響鬼。

つまりそれが仮面ライダー響鬼なんだとすとんと落ちました。

作品にどういった立場で携わるかによって、またその思いも変わることでしょう。

細川さん以外の演者の方や演者以外の方たちがどんな思いをお持ちなのかはわかりませんが、その方たちの思いにも馳せて、作品を楽しんでいきたいです。

◆まとめ

本記事では仮面ライダー響鬼の前半と後半に分けて語る必要性はあるのかを複数の視点でご紹介しました。

  • 30話を境に、スタッフや登場人物、ストーリーが大きく変わった。
  • 私個人としては前半が好き。いわゆる仮面ライダーらしくないところがポイント。
  • 作品を作った人としては、前半も後半もなくひとつの作品である。

細川さんのブログを拝見して、作品を前半と後半にわけて語る必要性はないのかもしれないと率直に思いました。

誰かと話し合うなど作品を楽しむためには比較したり、評価することは一般的なことでしょう。

でもその作品作りに関わる人が必ずいて、それぞれに強い思いがあることを忘れてはいけないなと改めて思いました。

あなたの好みを確かめるだけでなく、ひとつの作品である仮面ライダー響鬼を楽しんだり、前半と後半にわけて語る必要性に対するあなたなりの答えを出すためにぜひ視聴してみてください!

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