2005年に放送された仮面ライダー響鬼は和風な作風や少し大人向けに思える設定など今までの仮面ライダーシリーズと一線を画した作品として名を知られています。
また、途中で脚本家が変更になりストーリーの流れや演出が途中でガラッと変わったことでも仮面ライダー響鬼は有名です。
そんな仮面ライダー響鬼ですが、一貫してあるのは響鬼たちの戦いだけでなく、もう一人の主人公である明日夢の成長物語という一面もあります。
第1話では中学3年生だった明日夢もストーリーの中で高校に進学し、自身の進路などを決めていく場面もあります。
響鬼たち猛士たちの戦いの今後などもあり、その後どうなったのかが気になりますよね?
今回は、仮面ライダー響鬼のストーリーのその後について考えたいと思います。
また、放送からおよそ20年経ったなかで演じていたキャストの方々がその後どういった活躍をしているか現実の面からも考えていきたいと思います!
今回の記事は物語のクライマックスのネタバレになるものも含まれています。
ネタバレが苦手な方は記事の最後にあるリンクから仮面ライダー響鬼をご覧ください。
仮面ライダー響鬼のストーリーのその後
仮面ライダー響鬼の最終回は明日夢が人生の師として響鬼と師弟関係を結んで終わります。
最終回時点では高校生の明日夢がどのような人生を送っていくのかはいろいろな想像ができると思います。
また、響鬼・威吹鬼・轟鬼を中心とした猛士の戦いは終わったのかどうかも気になります。
ここでは、その両方から仮面ライダー響鬼のその後を一緒に考えていきましょう。
明日夢やその周囲の人々のその後の人生
先ほどもお話ししましたが、明日夢は最終回の時点で高校生です。
正確に言えば高校2年生です。
高校2年生と言えば、進学や就職など卒業後の進路を少しずつ考え出す人も多いのではないかと思います。
まぁ、私は自分がやっていたサッカーをすることしか考えていませんでしたが…笑
しかし、そんな私とは違って明日夢にははっきりとした将来の夢を持っていました。
それは医師です。
高校のクラスメートの持田ひとみから誘われたパネルシアターのボランティアで出会った余命がわずかしかない少女との出会いがきっかけで命を助ける医師という職業に関心を持ちます。
この出会いがきっかけで明日夢は鬼になることを諦め、医師になるための道を目指します。
パネルシアターのボランティアに加えて病院でのアルバイトも始めます。
明日夢の医師になるという思いはきっと強かったのでしょう。
なぜなら、病院のアルバイトでも看護師に頼りにされ、病院の医師も
「きっといい医者になる」
と太鼓判を押されるほどの働きっぷりでした。
さらに学校の勉強でも、平均点の低かった数学のテストで明日夢だけが100点を取るなど、勉強も頑張っている様子も見られます。
そんな明日夢はその後、紆余曲折がありながらも人生の師匠となったヒビキに励まされながら医学部に進学できたと思います。
そしてきっと良い医師になったのではないでしょうか?
私が思うには余命がわずかな少女とのエピソードもあるから小児科医になったのではないかと想像しています。
ヒビキたちが所属する猛士のその後の戦い
なぜなら、魔化魍は洋館の男女のように魔化魍を人工的に育てるだけでなく、自然に発生するものでもあるからです。
また、イブキは代々魔化魍と戦ってきた一族の出身であり、彼の次兄は魔化魍との戦いの中で命を落としています。
これらから、猛士と魔化魍との戦いは遥か昔から続いていて、今回のオロチ現象を鎮めるだけではこの戦いは終わらないように思います。
そしてヒビキが京介を弟子にとったように、その想いと力、技術は代々受け継がれていき、人々を守っていくのではないかと思います。
もしかしたら、あなたが日々平和に生活できているのは、猛士の面々が戦ってくれているおかげかも…
キャストのその後
ここでは、現実世界に目を向けて仮面ライダー響鬼で主要な役を演じた俳優の方々のその後についてお話します。
ヒビキ役:細川茂樹
主役のヒビキを演じた細川茂樹さんは、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
映画デスノートなどの数々の話題作にも出演し、俳優としても活躍していました。
一方で、“家電俳優”としてバラエティー番組にも多く出演し、その家電愛とハンパない知識量を披露し、お茶の間を沸かしていました‼
そんな細川さんも最近はTVで見かけることは少ないかと思います。
なんでも、細川さんがパワハラをしたという報道が出て出演する機会が激減したとのことでした。
しかし、のちに細川さんがそのパワハラは事実ではないとして、TV局のチーフプロデューサーを相手に裁判を起こしました。
そして、その結果細川さんに対する名誉棄損が認められ、パワハラ報道はデマだったことがわかりました。
本当にひどすぎる。。。
しかし、現在は家電俳優として執筆していた本の印税や資産運用(なんとマネーマネジメント1級の資格をお持ちとか)で生活をされているとのことです。
明日夢役:栩原楽人
第二の主人公である明日夢を演じた栩原楽人(とちはら らくと)さんは仮面ライダー響鬼に出演するよりも前から子役として数々の作品に出演していました。
仮面ライダー響鬼が終了した後もドラマや映画、舞台など幅広く活躍します。
また2.5次元ブームの先駆けになった舞台“刀剣乱舞”では新撰組一番隊組長の沖田総司を演じるなど、話題作にも出演していました。
そんな栩原さんは、父親の会社を継ぐために2018年に芸能界を引退し、表舞台からは退いています。
しかし、引退後の2020年に仮面ライダー響鬼のメモリアルイベントに登場し、当時のキャスト陣と一緒にイベントを盛り上げる姿も見られました‼
イブキ役:渋江譲二
渋江譲二さんは、2003、2004年にドラマ“セーラームーン”のタキシード仮面役を皮切りにして、仮面ライダー響鬼ではイブキを演じました。
なんでも、セーラームーンからの仮面ライダー響鬼は2作連続での東映特撮作品のレギュラー出演ということだったようです。
仮面ライダー響鬼の後も俳優として活躍され、数々のドラマや映画に出演されています。
出演作品の中でも、仮面ライダーディケイドでもう一度イブキとして出演するものもありました。
また、スーパー戦隊リュウソウジャーでは、主人公たちの師匠であるマスターブルーを演じました。
私の息子がリュウソウジャーをよく見ていたので、マスターブルーはよく覚えており演じていたのが渋江さんだったのか、と思うと感慨深かったです!
トドロキ役:川口真五
川口さんも、渋江さんと同様に仮面ライダー響鬼の前から相棒などのドラマに出演し、俳優としてのキャリアを積み重ねていました。
また、渋江さんと一緒に仮面ライダーディケイドに再度トドロキとして出演もしています。
また、仮面ライダーウィザードにも仮面ライダーメイジ役として登場し、さらに仮面ライダージオウでは三度、トドロキとして登場することとなりました。
なので、仮面ライダーシリーズの4作品(響鬼、ディケイド、ウィザード、ジオウ)に出演する仮面ライダーととても深い関わりのある俳優となりました。
ジオウでは、
「そばにいるって、それだけですごいことじゃないですか。君の存在が祝福そのものですよ」
と、私的にはすごい心にしみた名セリフを出し、一気に“こんなイケおじになりたい”ランキング1位の人になりました(笑)
現在は俳優業を引退され、キャスティングという裏方のお仕事をされているようです。
川口真五(@shingothe45) • Instagram写真と動画
裏方に回ったあとの川口さんのご活躍もお祈りしています!
まとめ
今回は仮面ライダー響鬼のその後を、放送終了後のストーリーと現実世界でのキャストについて2つの切り口から見てきました。
- 明日夢のその後の進路と職業について
- 猛士と魔化魍の戦いのその後
- 主要キャストのその後の人生
仮面ライダー響鬼の放送終了後も仮面ライダーディケイドや仮面ライダージオウなどで、イブキやトドロキも見ることができ、シリーズとしてのつながりも見られます。
特に仮面ライダージオウでは、トドロキが桐谷京介に対して弟子との向き合い方を一喝しながら伝えるなど、響鬼のその後を垣間見れるシーンもあったように思います。
昔は仮面ライダーに夢中だった皆さんも久しぶりに響鬼やディケイドなどの懐かしい仮面ライダーシリーズをもう一度見返してみるのはいかがでしょうか?