ネット上では賛否がわかれる作品といわれる仮面ライダー響鬼ですが、
この仮面ライダーシリーズにも劇場版が存在します。
本記事では【劇場版:仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼】を紹介していきます。
ただ紹介するだけでは面白くないかなと思うので、仮面ライダーにはまり女子の視点で、5点つっこみつつ魅力をお伝えしていきます。
ちょっとでも興味のある方の視聴するきっかけになると嬉しいです。
ただ少しネタバレにもなるのでご注意ください。
まずは【劇場版:仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼】の概要をご紹介します。
◆【劇場版:仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼】とは?
2005年9月3日から公開された、仮面ライダー響鬼の劇場版です。
TVドラマ版と同じで、鬼とよばれる戦士が、魔化魍(まかもう)と呼ばれる妖怪から人々を守るために楽器をモチーフとした武器を用いて戦います。
主な舞台は戦国時代で、TVドラマ版とは繋がりのない設定となっています。
鬼は最初から人間と友好的だったわけではなく、忌み嫌われた存在から始まります。
TVドラマ版では同時にたくさんの鬼は登場しませんが、劇場版では複数の鬼が登場します。
劇場版で登場する鬼たちの一覧です。
- 響鬼 ヒビキ
- 威吹鬼 イブキ
- 轟鬼 トドロキ
- 歌舞鬼 カブキ
- 凍鬼 トウキ
- 煌鬼 キラメキ
- 西鬼 ニシキ
- 羽撃鬼 ハバタキ
結論として、【劇場版:仮面ライダー響鬼】は面白いです!
その面白さを5つの視点でつっこみながら、お伝えしていきますね。
◆つっこみどころ5選
①「TVドラマ版とつながってないんかい!」
私個人のイメージでは劇場版はTVドラマ版とつながっているものだと思っていました。
しかし最初にご紹介したように、まったく繋がりのない設定となっています。
明日夢が響鬼のバイクの後ろに乗っているシーンから始まったときは
「えっ、明日夢は結局ヒビキの弟子になったの・・・?」
とTVドラマ版をすでに観ていると混乱をするときもありました。
あえて繋がりのない設定にすることでTVドラマ版をみてなくても楽しめるようにしているのだと思います。
②「仲間の裏切りはあるあるなんだけど・・・」
ちょっとネタバレになってしまいますが、歌舞鬼(カブキ)は鬼にも関わらず敵側になってしまい、仲間であるはずの鬼と戦います。
仲間を裏切るという設定は戦隊ものなどの設定としてはあるあるかなと個人的には思うのでいいのですが、
響鬼によって倒された歌舞鬼(カブキ)最終的にどうなったのかよくわからないまま終わってしまうんです。
「えっ?結局どうなったの?死んだの?」
とモヤモヤしたままの状態でいます。
③「時代設定が中途半端じゃん!」
戦国時代という設定に合わせたところと合わせてないところがあり、中途半端な感じがしました。
合わせているところとしては、響鬼が馬に乗っていること。
戦国時代には車もバイクがあるはずはなく、馬に乗っているのはごく自然だと思いました。
一方、トランペットやギターなど時代にそぐわない楽器をモチーフとした武器を使っています。
以下にはどの楽器をモチーフとしているかを挙げてみました。
- 響鬼 ヒビキ = 太鼓
- 威吹鬼 イブキ = トランペット
- 轟鬼 トドロキ = ギター
- 歌舞鬼 カブキ = 太鼓:二本一対の太鼓のばち
- 凍鬼 トウキ = 太鼓:巨大な棍棒型のばち
- 煌鬼 キラメキ = シンバル
- 西鬼 ニシキ = トライアングル
- 羽撃鬼 ハバタキ = フルート
太鼓以外の楽器はすべて西洋楽器です。
日本が戦国時代のときにこれらの西洋楽器が使われていたのかまではわかりませんが、イメージとして使われていたとは思えず、
「いやいや、江戸時代にこの楽器はないでしょ!」
と思わずつっこんでしました。
④「オープニングの和太鼓はなんだったの?」
オープニングでは8人の戦鬼がみんなで合わせて和太鼓を叩いていますが、劇中でふれられることはありませんでした。
変身した状態の8人の戦鬼が、大小さまざまな太鼓をたたいて演奏しているのは圧巻で、個人的にはとてもかっこよかったです!
だからこそ劇中でもみたかったので残念でした。
⑤「なんであの人が出てたんだ?」
あまり仮面ライダーとは馴染みのなさそうな有名人が登場しているのですが、どういったつながりや経緯で出演されているのかよくわかりませんでした。
ウェキペディアで調べてみましたが、
ゲストとしては、芸人の塚地武雅(ドランクドラゴン)や、主演の細川茂樹の友人である俳優の小泉孝太郎、タレントの安倍麻美が出演している。とりわけ塚地は仮面ライダーファンを公言し、本作品の特番では司会も担当した。
引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%87%E5%A0%B4%E7%89%88_%E4%BB%AE%E9%9D%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC%E9%9F%BF%E9%AC%BC%E3%81%A87%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%88%A6%E9%AC%BC)
これを読んでも
「そうなんだー」
くらいの感想しかでてきませんでした(笑)
◆まとめ
本記事では、【劇場版:仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼】の面白さをつっこみつつご紹介しました。
- 「TVドラマ版とつながってないんかい!」
- 「仲間の裏切りはあるあるなんだけど・・・」
- 「時代設定が中途半端じゃん!」
- 「オープニングの和太鼓はなんだったの?」
- 「なんであの人が出てたんだ?」
5つもつっこんでしまいましたが、私は一度も視聴スピードを速めることなく時間をかけて視聴し、気が付くとエンドロールを迎えていました。
つまり、面白いのは面白いんです!
TVドラマ版も楽しんだ私としては、別ものとしても続きとしても劇場版も楽しんでもらえると思います。
TVドラマ版は全48話あるのでどうしても時間がかかってしまいますが、劇場版は約90分なのでとりあえずみてみるにはちょうどよい時間かなと思います。
また劇場版ではたくさんの鬼が同時に出てきて、大勢で戦う様子は迫力もありますし、戦い方を比較しながら見ることもできます。
仮面ライダー響鬼を知るきっかけとする作品にも、TVドラマ版をより深めて楽しむ作品にもなる【劇場版:仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼】です。
つっこみポイントはありますが、それでも見飽きることなく最後までみつづけてしまう魅力あふれる仮面ライダー響鬼をご自身でも視聴して、ぜひあなたのつっこみポイントを探してみてください!