仮面ライダードライブは、2014年10月から1年間放送された、平成仮面ライダーシリーズ第16作目の作品です。
このシリーズではバイクではなく、自動車がモチーフとして使われ話題となりました。
また、かっこいいアクションだけではなく、刑事ドラマや人間ドラマも含まれた、どの世代にも楽しめる作品となっています。
私自身、息子が仮面ライダーに興味が沸く年頃になるまで、一度も見たことがなかったのですが、一緒に見ているうちにどんどん仮面ライダーの魅力にハマっていきました。
特に仮面ライダードライブは、好きなシリーズのひとつです。
仮面ライダーシリーズは、話のなかでカップルになったり結婚したりする恋愛ストーリーが描かれることもあります。
仮面ライダードライブのヒーローである泊進ノ介と、ヒロインの詩島霧子も物語のなかで、急接近していきます。
今回はヒロインである詩島霧子のキャラクター、霧子と進ノ介の関係、いつから恋愛感情が生まれたのか?進ノ介のライバルやいつ結ばれるのかについて触れて行きたいと思います。
ヒロイン詩島霧子とは?
物語の第1話から登場する特状課巡査で、進ノ介の相棒である詩島霧子は、真面目で笑顔を見せない女性警官です。
上司の命令で、サボりの常習犯である進ノ介の監視や連れ戻し役をしており、彼の行動を細かくメモして把握しています。
身体能力に優れており、ロイミュードに拳銃で応戦したり、障害物などを軽く飛び越えたりすることもできます。
時には生身の状態でロイミュードと対戦することもあります。
スタイル抜群で美しく、とても強い女性です。
仮面ライダードライブを子どもと一緒に見ていたお父さんの中には、霧子のファンもたくさんいるのではないでしょうか?
途中からは、沢神りんなが制作した鉄板の的を貫く特殊弾丸と、その的を回し蹴りで砕く重圧発生機付きブーツを装備します。
また、弟である詩島剛の身を心配し、散らかった部屋を片づけたり手慣れない料理を作るなど優しい一面も。
グローバルフリーズが起きた日に、ペイントロイミュードになる前のロイミュード010から襲撃を受け、その恐怖から笑顔を見せることができなくなっていました。
霧子と進ノ介の関係
詩島霧子と泊進ノ介は、第1話からバディとして固い絆で結ばれた相棒でした。
初めのうちはサボり癖がある主人公とクールで仕事に熱心なバディという、刑事ドラマでよくありがちな凸凹コンビでした。
霧子が公園でサボっていた進ノ介を確保し、連れて帰るシーンでは進ノ介が霧子のことを
「ほんっと、苦手なタイプだぜ…。」
と言っていました。
しかし、私は2人のやり取りを見ていて、長年連れ添った夫婦の様な雰囲気をこの頃から感じていました。
だらしない夫の行動を妻が叱っているような、もともとこの2人は他の人には感じない絆を無意識に感じていたのかもしれません。
物語が進んでいくうちに、お互いが打ち解けて息の合った相棒になっていきます。
ドライブピットの秘密を知るのは霧子であり、進ノ介にとっては霧子だけが大事なサポート役でした。
信頼関係が増していくなかで、笑うことが全くなかった霧子は少しずつ笑顔を見せるように。
「笑ってません!」
ごまかすためにふと出た霧子の言葉が印象的です!
いつから恋愛感情が生まれたのか?
第11話では、クリスマスイブに2人がレストランで食事するシーンがあり、もしかして…!と期待しましたが、最後には特上課の忘年会になってしまいました。
霧子の弟である剛から、進ノ介とお似合いだと言われたときは動揺していましたが、この剛の発言依頼、2人の仲は少しずつ進展していきます。
しかし、チェイスがプロトドライブだったことが分かり、物語が進んで行くにつれ霧子はチェイスのことが気になり初め、恋愛要素は薄れていきます。
進ノ介が1度死亡してしまったとき、悲しみにくれた霧子は家に閉じこもってしまいます。
第32・33話では、彼を復活させるために危険な運転を買って出る霧子。
この時、
「泊進ノ介のバディは私ですっ!」
と発言しています。
復活した進ノ介も霧子の笑顔を見てうれしそうな様子で、お互いがかけがえのない存在であることに気付いた様子が見て取れました。
恋愛ドラマでは、一度離れて初めてお互いの気持ちに気付くという展開で、恋愛感情を認識したり、一気に距離が縮まったりしますよね。
まさにその展開…。
そして、物語の終盤で2人の関係に気付いたチェイスが、直球の質問を2人に投げかけ、お互いの思いを自覚するのでした。
進ノ介は飲んでいたジュースを吹いてしまったり、冷水をがぶ飲み。
霧子は赤面しながらケーキを口いっぱいに掻き込み、仕事上での相棒だと主張していましたが、2人とも動揺を隠すことはできません。
進ノ介のライバル
進ノ介とは性格が正反対、生真面目で不器用なロイミュード000(プロトゼロ)の人間体であるチェイス。
物語の第2話から登場し、ロイミュードの番人・死神として、仮面ライダードライブに襲い掛かります。
ドライブのライバルとして度々現れ、紆余曲折して仮面ライダーとなりますが、恋のライバルでもあります。
霧子は自分の命を救ったチェイスを見方だと信じています。
グローバルフリーズが発生した日、都内で交通渋滞を整理していた霧子に、ロイミュード010が襲撃を仕掛けてきます。
光の繊維に変えられそうになってしまった霧子を、プロトドライブのチェイスが救います。
命の恩人で人類の見方だと信じており、傷ついたチェイスを独断で保護し治療したり、一時期は、進ノ介たちとの連絡要員の様な事をしていました。
頑なにチェイスを敵視する剛を平手打ちしてしまう場面も。
可愛い霧子にここまでされたら、誰でも惚れてしまいますよね。
視聴者からは、チェイスと霧子がお似合いという意見もあったようです。
霧子が融合ロイミュードに襲われ、串刺しにされそうになった時も、チェイスにお姫様抱っこで助けられます。
何度もチェイスによって助けられ、どんどんチェイスに肩入れしていく霧子。
第16話、ロイミュードの力で理想の男性を幻で見せるシーンでは、霧子はチェイスの姿を見ていました。
しかし、霧子にとってチェイスは尊敬や理想の面が大きく、恋愛感情とは別物の愛情だったのだと思われます。
入院している霧子のもとにお見舞いに訪れたチェイスは、進ノ介のことを愛しているのかと突然聞きます。
霧子は否定していましたが、激しい動揺がチェイスにはバレバレでした。
霧子へ恋愛感情を抱いていたチェイスは、2人のお互いの思いを知り、身を引いたのでした。
時々、霧子もチェイスのことが好きなのかな？と思ってしまう場面があり、
「どっちとくっつくのー?」
と三人の関係にハラハラでした。
また、霧子の美しさに魅了された変態芸術家や、ロイミュード008のコピー元であるジョージ白鐘は霧子をさらってしまいます。
そのたびに進ノ介は霧子を助け出すのですが、モテモテの霧子に結婚しても進ノ介は安心していられないかもしれませんね。
本編では結ばれなかった2人
入院していた霧子の病室に、チェイスが訪れる前に、花やケーキを持ってウロウロしている進ノ介の姿がありました。
病室に入れず、後から来た剛に見つかり大慌てです。
花やケーキをチェイスに押し付け、逃げて行った進ノ介でした。
結局、最終話にも告白や2人が結ばれるシーンはありませんでしたが、最終話でテロップが出され、特状課解散後に霧子と進ノ介は捜査一課に異動が決まり、結婚し子どもを授かったということが分かりました。
後の映画『超MOVIE大戦ジェネシス』で、進ノ介が霧子にプロポーズする姿が描かれており、ラストシーンでは、2人の結婚式のシーンがあります。
映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズ』には、霧子が妊娠している事が分かるシーンが描かれ、エンディングでは進ノ介が同僚たちから出産祝いをもらっています。
Vシネマ『ドライブサーガ』第2団『仮面ライダーマッハ』には、子育てをしている霧子の姿があります。
劇場版『仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』では、進ノ介と霧子の子どもである泊エイジが登場します。
仮面ライダーの映画は、変身シーンやアクションシーンが、すごくかっこいいので映画館で観るのがおすすめです。
大物俳優さんが出てきたりもするので、親子で楽しめます。
プロポーズや結婚式のシーンを大きなスクリーンで見るのは、素敵だけど少し恥ずかしいかもしれませんね…。
まとめ
- 詩島霧子は真面目で仕事熱心、身体能力や戦闘に優れているが、人を思いやる優しい心も合わせ持つ女性。
- 進ノ介とはバディとしての相棒だったが、共に戦っていくうちに深い絆で結ばれていく。
- 1度進ノ介を失い、お互いかけがえのない存在だと気付く。
- ライバルのチェイスは霧子に恋愛感情を持っていたが、霧子にとっては尊敬できる理想的な人だった。
- 本編では結ばれなかったが、後の映画でプロポーズや結婚式のシーンなどが描かれていた。
次々と迫ってくる試練を、一緒に乗り越えていき、無事に結ばれた霧子と進ノ介。
本編では、結婚するところまでは描かれなかったですが、後の映画で子どもまで授かっていることが判明しました。
きっと、楽しそうな家庭になっているのではないかと想像がつきますよね!
仮面ライダードライブは、進ノ介役の竹内涼真さんのフレッシュな演技にも注目です。
映画では、2人の子どもであるエイジを、新田真剣佑さんが演じているのもすごいですよね。
もちろんアクションや変身シーンなども、最高にかっこいいので、一度ご覧になってみてください!
