こんにちは!「仮面ライダーの魅力を探るブログ」、管理人の仮面ライダー太郎です!
皆さん、今日も「鍛えて」ますか?
前回、記念すべき第1話について熱く語らせていただきましたが、今回はその興奮冷めやらぬまま突入する『仮面ライダー響鬼』第2話についてです!
第1話では、屋久島という圧倒的な大自然の中で、主人公の安達明日夢(あだち あすむ)少年と、謎の男・ヒビキさんが出会い、そして伝説の鬼への変身シーンが描かれました。
もうね、あの変身音叉を顔にかざした瞬間の、紫の炎が包み込む演出……思い出すだけで鳥肌が立ちませんか?
私なんて、いまだにあの第1話を見返すたびに、部屋で一人「ハッ!」と気合を入れてしまいます(笑)。
さて、今回ご紹介する第2話。
物語はいよいよ加速していきます。
1話目では不気味な影として描かれていた敵「魔化魍(まかもう)」の正体が明らかになり、ヒビキさんと明日夢君の距離がグッと縮まる重要なエピソードです。
そして何より……。
あの完璧超人に見えるヒビキさんの、「意外すぎる弱点」が発覚する回でもあります!(笑)
戦闘シーンのカッコよさと、日常パートのほっこり感のギャップ。
これこそが『響鬼』という作品の真骨頂であり、私たちがこの作品を愛してやまない理由の一つですよね。
今回は、明日夢との絆が少しずつ紡がれ始めた第2話の魅力を、私の熱い考察とともに振り返っていきます!
それでは、響鬼の世界へ、シュッ!と出陣しましょう!
ツチグモ襲来!明日夢とヒビキの距離が縮まる第2話のあらすじと見どころ

第2話は、第1話の直後からスタートします。
屋久島の深い森、湿度を感じるような映像美。
『仮面ライダー響鬼』は、これまでの平成ライダーシリーズとは一線を画す「和」のテイストと、ドキュメンタリーのような空気感が特徴ですよね。
この第2話では、そんな美しい風景の中で、不気味な存在である「ツチグモ」がいよいよその全貌を現します。
陽気な親戚と不気味な予感…嵐の前の静けさ
まずは、明日夢君サイドのお話から。
第1話にも登場していましたが、明日夢君はお母さんと一緒に法事で屋久島に帰省中。
親戚の家に宿泊しているわけですが、ここの親戚の方々が本当に個性的でいい味を出しているんです。
親戚一同、とても陽気な人たちが多く、笑い声が絶えない。
「ああ、田舎の法事ってこういう感じだよな~」と、見ていて妙に懐かしい気持ちになります。
明日夢君の少し内向的な性格と、親戚たちの底抜けの明るさ。
この対比が、明日夢君の「居場所のなさ」や「モヤモヤした思春期の悩み」を浮き彫りにしているようで、脚本の深さを感じずにはいられません。
しかし、そんな平和な空気とは裏腹に、山の方ではとんでもない事態が進行しているわけです。
この「日常」と「非日常(魔化魍の恐怖)」が隣り合わせにある緊張感。
これぞ特撮ドラマの醍醐味ですよね!
妖怪か魔化魍か!?ツチグモの本体がついに現る
さあ、今回の主役級の悪役、ツチグモについて詳しく解説していきましょう。
第1話ではまだ謎に包まれていたその姿が、第2話でついに明らかになります。
ツチグモは、クモと虎の特徴を併せもつ巨大な魔化魍です。
皆さん、想像してみてください。
顔は虎に似て赤い目をギラつかせ、身体は黒と黄色の毒々しい模様で、巨大なクモの形をしているんです。
……怖すぎませんか?(笑)
平成ライダーの怪人といえば、人間サイズのスタイリッシュなデザインも多いですが、響鬼に出てくる魔化魍は「妖怪」がモチーフ。
とにかくデカい! そして生々しい!
非常に大きい声で叫んだり、獣のように吠えたりするのも特徴の一つです。
その咆哮を聞くだけで、画面の前の私たちまで足がすくんでしまいそうな迫力があります。
さらに恐ろしいのが、その食性です。
人間の、特に若い女性や子供の肉を好むようです。
「ちょっと贅沢で、わがままですよね(笑)」なんて記事には書いてありましたが、いやいや、笑い事じゃないくらい凶悪ですよ!
やはりクモの習性でしょうか、口から粘着質の糸を吐き、獲物を捕獲して山小屋(実は自身の体の一部)に連れ込むのです。
今回のエピソードでも、明日夢君が山小屋に迷い込み、あわや食べられそうになるシーンがありました。
あの時のヒヤヒヤ感といったら……。
「明日夢、逃げてー!」と、30代のおじさんである私も、テレビの前で思わず叫んでしまいました。
【衝撃】ヒビキさんはペーパードライバー!?意外すぎる一面にギャップ萌え
さて、ここからは少し空気を変えて、第2話の個人的ハイライトをご紹介します。
シリアスな戦闘の後に描かれた、あの「伝説の運転シーン」です!
怪人との戦いが終わり(この戦いについては後ほど熱く語ります!)、山中で明日夢君と合流したヒビキさん。
まだこの時点で明日夢君は、ヒビキさんが「鬼」であることは確信していません。
ヒビキさんは山を下りるために、明日夢君たちが乗ってきた車を運転しようとするのですが……。
ここです!
あの、魔化魍を相手に超人的な動きを見せていたヒビキさんが、運転席に座った途端にポンコツ化するんです!(笑)
なかなか思うように発進できず、ガックンガックンと車を揺らすヒビキさん。
「この車調子悪いな」
と、車のせいにして少し慌てています。
そんなヒビキさんに、明日夢君は冷静にサラッと一言。
「エンストですよ」
続けて、
「ペーパーですか?」
と(笑)。
言っちゃったー!!
私は見ていて、
「それ言っちゃダメ~、おじさん傷つくよ~」
と思いながらも、腹を抱えて笑ってしまいました。
仮面ライダーといえば、バイクの名手。
マシンを自在に操るヒーローというイメージがありますよね。
それなのに、ヒビキさんはマニュアル車の運転ができないんです。
そこからの映像はもう、ワイパーは動くわ、クラクションは鳴らすわ、エンストしまくるわの大惨事……。
どれだけの時間をかけて麓までたどり着いたことでしょうね(笑)。
でも、このシーンがあるからこそ、ヒビキさんというキャラクターが単なる「強い超人」ではなく、「愛すべき人間味のある大人」として私たちの心に入ってくるんです。
完璧じゃなくていい。
苦手なことがあってもいい。
そんなメッセージすら感じてしまう私は、考えすぎでしょうか?(笑)
自分を信じること…ヒビキが明日夢に贈った名言の意味
なんとか無事に(?)家にたどり着いたヒビキと明日夢。
そのままヒビキさんは、明日夢君の親戚の家で晩御飯をご馳走になります。
明日夢の母からの「どちらから?」という質問に、住んでいるところが近いということも判明。
和やかな食事会となり、一泊するはずだったヒビキさんですが、明日夢が母親に山での出来事(化け物を見たこと)を話しているのを聞いてしまい、何も言わずに家を出ていってしまいます。
ここで注目なのが、ヒビキさんが置いていった書き置きの手紙です。
字がめちゃくちゃキレイなんですよ!
「男の人で字が上手っていいですよね」と、多くの女性ファンもときめいたポイントではないでしょうか。
運転は下手だけど、字は達筆。
このギャップ、計算だとしたらヒビキさん、相当なモテ男です。
その後、家を出たヒビキさんを追いかけて、明日夢君は夜の海へ向かいます。
そこで交わされる会話が、第2話屈指の名シーンです。
進路や自分自身について悩む明日夢君に対し、ヒビキさんはこうアドバイスします。
「自分を信じること、それが、自分が自分らしくあるための、第一歩なんじゃないかな」
……深い。
深すぎます、ヒビキさん。
このセリフ、当時まだ若かった私の心にも刺さりましたが、30代になって部下や後輩を持つようになった今聞くと、さらにその重みが分かります。
ヒビキさんと明日夢君には年齢差がありますが、上から目線で説教するのではなく、隣に寄り添ってポンと背中を押してくれる。
こうやって悩んだ時に、的確なアドバイスをしてくれる大人が近くにいるって、本当に幸せなことですよね。
私も、明日夢君にとってのヒビキさんのような、カッコいい大人になりたいものです。
そして、最後はお決まりの「カエルの歌」の替え歌を歌いながら去っていくヒビキさん(笑)。
シリアスになりすぎず、最後はフフッと笑わせてくれる。
このバランス感覚が最高です。
ヒビキさんのような「粋な大人」の魅力を、最高画質で振り返りませんか?
屋久島の美しい自然と、CGではない本物のアクションはBlu-rayでこそ輝きます!
猛き炎の鼓動!仮面ライダー響鬼の変身と轟く音撃の快感

さあ、ここからは後半のバトルパート!
私のテンションも最高潮に達しています!
後日、山へ向かったヒビキを追いかけ、明日夢も再び山へと入っていきます。
そこで、ツチグモの化身である「姫」と遭遇し、絶体絶命のピンチに!
間一髪のところで、頼れる相棒・ディスクアニマルたちが助けに入り、そこにヒビキさんも駆けつけます。
紫の炎が闇を裂く!鬼幻術・鬼火と変身シーンの美学
ヒビキさんは明日夢君に「逃げろ」と言いますが、明日夢君は戻ってきてしまいます。
そしてついに、ヒビキが「仮面ライダー響鬼」に変身する瞬間を目撃することになるのです。
響鬼の変身は、ベルトではありません。
変身音叉・音角(おんかく)を何かに打ち付け、その音波と共鳴して肉体を変化させる。
額にかざした瞬間、紫色の炎が全身を包み込み、筋肉が隆起して鬼の姿になる……。
この「生物的な変身」がたまらなくカッコいい!
メカニカルな変身も好きですが、響鬼の変身には「神秘」と「畏怖」が同居しています。
変身した響鬼は、まず人間態の怪人(姫)に対して、「鬼幻術・鬼火(きげんじゅつ・おにび)」という技を放ちます。
口を大きく開けて、紫色の火炎をブワァァァッ!と吹き付けるあの技です。
怪人を火だるまにし、爆破させる威力。
ライダーキックなどの打撃技だけでなく、こうした妖術のような技を使えるのも「鬼」ならではの魅力ですよね。
その戦いを見た明日夢君は、あまりの迫力に怖くなって逃げ出してしまいます。
無理もありません。
目の前で人が鬼に変わり、火を吹いて敵を燃やすんですから。
しかし、その恐怖こそが、響鬼というヒーローが「人知を超えた存在」であることの証明でもあるのです。
あなたも音角を鳴らして、額にかざしてみませんか?
本物の音叉の響きを楽しめる、大人のための変身アイテム!
音撃打・火炎連打の型!ツチグモを粉砕するカタルシス
山小屋の姿をしていたツチグモは、ついに本来の巨大な姿に戻り、響鬼を追いかけ回します。
響鬼は崖から海へ、ツチグモも崖から地面へと落下。
なぜか落ちた先は、明日夢君が逃げてきた場所でした。
運が悪いというか……ヒーローもののお決まりパターンですね(笑)。
しかし、ここからの逆転劇が熱い!
海からザバァッ!と飛び出してきた響鬼。
水しぶきを上げながら、ツチグモに強烈なライダーキック(飛び蹴り)をお見舞いします。
そして、そのままツチグモの巨大な背中に飛び乗る!
出ました! 響鬼の代名詞、「音撃(おんげき)」です!
ベルトのバックルから音撃鼓(おんげきこ)を取り出し、敵の身体にセット。
そして音撃棒・烈火(れっか)を振りかざし、叩く! 叩く!! 叩く!!!
「音撃打・火炎連打の型!!」
ドンドコドンドコドンドコ……!
清めの音が響き渡るたびに、魔化魍にダメージが蓄積されていく。
剣で斬るのでも、銃で撃つのでもなく、「太鼓を叩いて浄化する」というこの斬新な戦闘スタイル。
初めて見た時は衝撃を受けましたが、今では「これぞ響鬼!」というカタルシスを感じます。
必死に連打する響鬼の姿は、まさに「命を燃やしている」という表現がぴったり。
そして最後は、ツチグモが大爆発してフィニッシュ!
いやぁ、スカッとしましたね!
「鍛えてるんです」すべてのファンを虜にしたラストシーン
戦いが終わり、変身を解除して人間に戻ったヒビキさん。
ボロボロになりながらも、明日夢君に向かって歩み寄ります。
実はヒビキさん、戦いの中で怪人に負わされた背中の傷を、自身の超人的な治癒能力で治していました。
もともとは人間であるヒビキさんなのに、どういう修行をしたらそのような事が出来るんでしょうか(笑)。
そして、呆然とする明日夢君に向けて放った一言。
この第2話のラストシーンであり、響鬼という作品を象徴する名台詞。
「鍛えてるんです」
くぅ~~~っ!! カッコいい!!
魔法でもない、改造手術でもない。
ただひたすらに、己の肉体と精神を鍛え上げた結果、鬼としての力を手に入れた。
この一言に、ヒビキさんの生き様すべてが凝縮されています。
私たちファンが、なぜヒビキさんに憧れるのか。
それは、「努力すれば自分も変われるかもしれない」という希望を与えてくれるからではないでしょうか。
「シュッ!」というポーズと共に、爽やかな笑顔で言い放つこのセリフ。
第2話にして、私たちのハートは完全にヒビキさんに盗まれてしまいました。
「鍛えてるんです」の精神を、その手に。
スーツの質感から筋肉の造形まで再現された、至高のフィギュアで響鬼の勇姿を!
まとめ:第2話で見えた「響鬼」という作品の深み

いかがでしたでしょうか?
第2話は、第1話からの続きで明日夢との出会いからツチグモとの決着までが描かれました。
今回の魔化魍、ツチグモはクモと虎の特徴を併せ持った恐ろしい敵でしたが、響鬼の圧倒的な音撃の前には敵いませんでしたね。
記事の冒頭でも触れましたが、ツチグモの顔、もっとじっくり見たかったですよね。
「意外と可愛らしい顔なのかな?」なんて想像も膨らみますが、これから出てくる巨大魔化魍たちの造形にも注目していきたいところです。
そして何より、第2話の魅力はヒビキさんのキャラクターです。
- 魔化魍を倒す圧倒的な強さ
- 明日夢君を導く大人の包容力
- そして、運転がド下手という可愛い弱点(笑)
この多面的な魅力こそが、私たちが響鬼を愛してやまない理由です。
また、第1話からたびたび流れる「カエルの歌」の替え歌(笑)。
ヒビキさん、明日夢君以外にも、「たちばな」で働く香須実(かすみ)さんも歌っているんですよ。
次は誰がどんな替え歌を聞かせてくれるのか、それも密かな楽しみになりますね。
まだ響鬼を見たことがないという方も、久しぶりに見返したくなったという方も、ぜひこの機会に『仮面ライダー響鬼』の世界に触れてみてください。
きっと、明日から自分も「鍛えてみようかな」と、少しだけ前向きになれるはずです。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
「鍛えてるんです!」
参考サイト:仮面ライダーWEB【公式】
