お疲れ様です!仮面ライダーを愛する同志の皆様、こんにちは。
30代、現役サラリーマンにして、心は永遠の少年、「仮面ライダー太郎」です!
突然ですが、皆さんは仕事で疲れた時、何を見てエネルギーをチャージしていますか?
私はもちろん、録り溜めた仮面ライダーのBlu-rayを見返して、あの頃の熱い気持ちを思い出して明日への活力にしています。
特に、車をモチーフにした異色のライダー、『仮面ライダードライブ』。
「ひとっ走り付き合えよ!」
この泊進ノ介(とまりしんのすけ)の名セリフを聞くだけで、脳内のエンジンがかかるのは私だけではないはずです。
さて、そんな名作『仮面ライダードライブ』ですが、ファンの間で放送終了から10年経った今でも、酒の席やSNSで度々激論が交わされるテーマがあります。
それは……
「結局、仮面ライダードライブのラスボスは誰だったのか?」
という問題です。
「え? ラスボスなんて普通一人でしょ?」と思われた方。
甘い! 甘すぎます! ミルクたっぷりのカフェオレくらい甘いですよ!
特撮作品、特に平成ライダーシリーズにおいて、ラスボスの定義は一筋縄ではいきません。
かつての昭和ライダーであれば、「悪の組織の大首領」=「ラスボス」という構図が当たり前でした。
世界征服を企む極悪非道なボスを、正義のヒーローが倒して大団円。
それはそれで最高にスカッとするのですが、平成、そして令和と時代が進むにつれ、物語はより複雑に、よりドラマチックになってきました。
『仮面ライダードライブ』は、その象徴とも言える作品なんです。
放送当時から、「ラスボスはいったい誰なのか?」という声が視聴者の間で飛び交っていました。
悪の組織のトップなのか?
最後に戦った相手なのか?
それとも、最強の力を持つ存在なのか?
この記事では、そんな『仮面ライダードライブ』のラスボスについて、3人の候補を挙げながら、それぞれの視点で熱く、徹底的に考察していきたいと思います!
これを読めば、あなたの「ドライブ愛」が再燃すること間違いなし。
タイヤ交換(タイヤコウカーン)する準備はいいですか?
それでは、トップギアで参りましょう!
仮面ライダードライブのラスボスは誰?定義で変わる3人の候補たち

さて、ここから本題に入っていきましょう。
「仮面ライダードライブ ラスボス」で検索すると、人によって答えが違うことに驚かされます。
なぜ意見が割れるのか?
それは、私たちが「ラスボス」という言葉に何を求めているかが違うからです。
私は、この作品には以下の3つの定義に当てはまる「3つの生命体」が存在すると考えています。
ラスボスと言われる3つの定義
- 最強の敵(物理的な強さ、破壊力において頂点に立つもの)
- 悪の組織を導く主導者(すべての元凶、諸悪の根源)
- 最後にヒーローと戦った敵(物語のラストバトルを飾った相手)
この3つの要素が、それぞれ別のキャラクターに割り振られているのが『仮面ライダードライブ』の面白いところなんです。
それでは、一人ずつ(一体ずつ?)解説していきましょう。
最強の破壊兵器シグマサーキュラー!その恐るべき実力とは
まず一人目の候補は、「シグマサーキュラー」です。
「最強の敵こそがラスボスである」という定義で考えるなら、このシグマサーキュラーこそが相応しいでしょう。
皆さんは覚えていますか? あの絶望的な強さを。
シグマサーキュラーとは、ロイミュード004がクリム・スタインベルト(ベルトさん)をコピーして人間態となった後、それをさらに蛮野天十郎が改造して作り上げた機械生命体です。
もう、生まれからしてややこしいというか、業が深いですよね。
第38話で、死んだはずのクリム博士が登場した時の衝撃といったらありませんでした。
「えっ!? ベルトさん生きてたの!? 体あるの!?」とテレビの前で声を上げたのを覚えています。
しかし、それはクリムが殺害された際に、ロイミュード004がその姿と記憶をコピーしていた「偽のクリム」だったのです。
この004=シグマサーキュラーには、独自の意思や野望はありません。
ただ蛮野の命令を受け、忠実に動くようにプログラミングされた、冷徹な破壊マシン。
意思を持たないからこその不気味さ、説得の通じない恐ろしさがそこにはありました。
物語の終盤、超進化態となった4体のロイミュード(ハート、ブレン、メディック、そして蛮野自身であるゴルドドライブ)の過剰なエネルギーを吸収し、ついに最終進化態へと至ったシグマサーキュラー。
その力は、地球規模の「グローバルフリーズ」を引き起こし、人類を消去することさえ可能にするものでした。
まさに「世界を滅ぼす力」そのもの。
戦闘能力においても桁外れで、ドライブやハートたちが束になっても苦戦を強いられました。
最後は、ハートとメディックの決死の助けを借りて、仮面ライダードライブがなんとか撃破するわけですが、あの時の総力戦感は凄まじかったですね。
「強さ」だけで言えば、間違いなく作中最強クラス。
RPGで言えば、意思を持った魔王を倒した後に現れる、「真の破壊神」みたいなポジションでしょうか。
感情移入する余地のない、ただひたすらに強大な壁。
それがシグマサーキュラーであり、彼(?)をラスボスと呼ぶ声が多いのも納得です。
詳しくは、東映の公式サイトや仮面ライダー図鑑もぜひチェックしてみてください。
全世界が憤慨した極悪の主導者!ゴルドドライブの許されざる悪行
続いて二人目の候補。
おそらく、心情的に「こいつこそがラスボスだ!」と叫びたいファンが一番多いのがこの男ではないでしょうか。
「ゴルドドライブ」、またの名を「蛮野天十郎(ばんの てんじゅうろう)」。
「悪の組織を導く主導者」という定義なら、間違いなく彼がラスボスです。
いや、もう「悪」という言葉すら生ぬるいかもしれません。
彼は、私が知る限り「仮面ライダー史上、最もクズで、最も最低な敵」の一人です。
蛮野天十郎。
彼はもともと、クリム(ベルトさん)の親友であり科学者でした。
そして何より、物語のもう一人の主人公とも言える「仮面ライダーマッハ」こと詩島剛(しじま ごう)と、ヒロインの詩島霧子(しじま きりこ)の実の父親でもあります。
本来なら、子供たちを導き、守るべき存在であるはずの父親。
しかし、彼は違いました。
自分の研究欲と支配欲のためなら、親友も、家族も、自分が生み出した人工生命体さえも、平気で道具として使い捨てる。
ロイミュードの素体を作ったのは蛮野ですが、彼にはロイミュードの頭脳機関を作る能力がありませんでした。
そこで、自分より才能のあるクリムに協力を仰ぎます。
クリムは「重加速」を制御する「コア・ドライビア」というシステムの核を作り、それによってロイミュードが誕生しました。
しかし、蛮野はそのロイミュードたちに悪意あるプログラム=「人間の負の感情」を植え付け、わざと暴走させたのです。
すべては自分の実験のため。
ロイミュードたちが人間に反旗を翻し、「重加速」による恐怖=「どんより」が世界を覆ったのも、元を正せばすべて蛮野のせいです。
彼は物語の中盤まで、タブレット端末の中にデータとして潜んでいました。
剛を利用し、霧子を欺き、クリムのふりをしてドライブたちに近づく。
そして最後には、ドライブドライバー(ベルトさん)のデータを奪い取り、黄金のドライバーとなって実体化。
最強の戦士「ゴルドドライブ」へと変身したのです。
この時の彼のセリフ、覚えていますか?
「これからは、ゴルドドライブと呼べ!!!」
高らかに宣言する蛮野。
しかし、作中の登場人物たちは誰一人として彼を「ゴルドドライブ」とは呼びませんでした。
みんな「蛮野!」「蛮野博士!」と呼び捨て。
さらには、公式のあらすじ紹介やテロップですら、あまり呼ばれていなかったという伝説があります(笑)。
これは、彼が誰からも尊敬されず、ただただ軽蔑されていたことの証左でしょう。
本当に、やることなすこと全てがクズなんです。
実の息子である剛に対し、「お前は私の最高傑作だ(道具として)」と言い放つシーンには、テレビの前で拳を握りしめて震えました。
「親父!ふざけんな!」と叫びたくなりましたよ。
だからこそ、剛が最後に蛮野を倒すシーン(シグナルチェイサーを使っての変身!)は、涙なしでは見られませんでした。
「行っていいってさ……」
あのセリフは、間違いなく仮面ライダー史に残る名シーンです。
そんな憎き蛮野ですが、変身後のゴルドドライブのデザインは皮肉にもめちゃくちゃカッコいいんですよね……。
ドライブ タイプスピードの色違い(ゴールド版)なんですが、その神々しさが逆に邪悪さを際立たせています。
もし、この極悪非道な変身ベルトや、彼を倒したマッハの勇姿を手元に置いておきたいという方がいれば、ぜひチェックしてみてください。
悪役フィギュアとして飾るもよし、ストレス解消に睨みつけるもよし(笑)。
大人のファンなら、この「悪の魅力」もコレクションの一つに加えたいところです。
友として戦った最後の相手!ハート様こそが真のラスボスなのか
そして三人目の候補。
「最後にヒーローと戦った敵こそがラスボス」という定義に基づけば、この男しかいません。
「ハート」、またの名を「ハートロイミュード」。
「えっ? ハート様は敵じゃないでしょ?」
「彼はもう、進ノ介の友達みたいなものでしょ?」
そう思われる方も多いでしょう。私もそうです!
私の中では、ハート様はもはや「もう一人の主人公」と言っても過言ではありません。
しかし、事実として、本編の最終回直前、ドライブが最後に一対一で拳を交えたのは、超進化態となったハートロイミュードでした。
倒された順番で整理してみましょう。
- 最初に、マッハの手によって蛮野(ゴルドドライブ)が倒される。
- 次に、ドライブとハートたちの共闘によってシグマサーキュラーが倒される。
- そして最後に、残された力を振り絞り、ハートロイミュードとドライブが戦う。
この流れを見れば、「最後の戦いの相手」であるハートこそがラスボスという説も十分に成り立ちます。
ですが、この戦いは「正義 vs 悪」ではありませんでした。
互いに認め合い、種族の壁を超えて通じ合った二人が、それぞれの立場(人間とロイミュード)のケジメをつけるための、悲しくも美しい儀式のような戦いでした。
ハートは、ロイミュードの指導者として、仲間たちを愛し、守ろうとしてきました。
彼のモチーフ(コピー元)となったのは、かつて蛮野が人間であった頃、蛮野への出資を断った青年実業家です。
蛮野はそのことを根に持ち、ロイミュード002(ハートの素体)にその青年をコピーさせ、なんと「痛みの実験」と称してひどく虐待したのです。
ハートが人間を憎み、しかし同時に人間の持つ「心(ハート)」に興味を持った背景には、この蛮野による理不尽な暴力がありました。
ここでも蛮野のクズっぷりが露呈しますね……。
しかしハートは、そんな憎しみを乗り越え、武人としての誇りを持ち続けました。
「友達になれる気がしたんだ……」
最後の戦いの後、消滅していくハートが進ノ介にかけた言葉。
そして、進ノ介の腕の中で霧のように消えていく最期。
あれを見て泣かないライダーファンがいるでしょうか? いや、いない!(反語)
超進化態となったハートロイミュードは、全身が黄金に輝く神々しい姿でした。
ゴルドドライブの金メッキのような輝きとは違う、内面から溢れ出る高潔な魂の輝きです。
ラスボスと呼ぶにはあまりに切なく、あまりに愛おしい存在。
それがハート様です。
もしあなたが、あの感動を形として残しておきたいなら、ハートロイミュードのフィギュアはマストアイテムです。
S.H.Figuartsなどの完成度の高いフィギュアで、あの威風堂々とした立ち姿をデスクに飾ってみてください。
仕事で行き詰まった時、ハート様のフィギュアを見れば、「ハッハッハ!もっと熱くなれ!」と励ましてくれるような気がしますよ。
ラスボス論争から見える仮面ライダードライブの本当の魅力

ここまで3人のラスボス候補を見てきましたが、いかがでしたか?
皆さんの心の中のラスボスは決まりましたでしょうか。
実は、この「ラスボスが誰かわからない(意見が割れる)」ということ自体が、『仮面ライダードライブ』という作品の最大の魅力であり、テーマの深さを示していると私は思います。
単なる勧善懲悪ではない。
「倒すべき敵」と「憎むべき悪」と「乗り越えるべき壁」が、それぞれ別の存在として描かれている。
これこそが、大人の鑑賞に耐えうる、いや、大人になった今だからこそより深く味わえる『仮面ライダードライブ』の真骨頂なのです。
なぜ蛮野は「史上最低」と呼ばれるのか?クズすぎる悪役の美学
少し逆説的な話をしましょう。
先ほど、蛮野天十郎を「史上最低のクズ」と罵りましたが、物語における「悪役」としての完成度は、実はピカイチではないでしょうか。
ヒーロー作品において、名作には必ず「魅力的な悪役」が存在します。
それは時に、ヒーロー以上に人気が出るようなカリスマ性を持った悪役(例えば、仮面ライダーエターナルなど)であることもあります。
しかし、蛮野は違います。
彼は「徹底的に嫌われること」に特化した悪役です。
同情の余地を一切与えず、視聴者のヘイト(憎しみ)を一心に集める。
そうすることで、彼を倒すマッハやドライブ、そして彼に反逆するハートたちの行動に、圧倒的なカタルシス(浄化作用)をもたらしました。
もし蛮野が、「実は彼にも悲しい過去があって……」なんていう中途半端な悪役だったら、剛のあの怒りは視聴者にここまで響かなかったでしょう。
「これ以上のヤツは出てこなくてもよい」
そう思わせるほどのクズっぷりを演じきったことこそが、蛮野というキャラクターの(歪んだ形での)功績なのかもしれません。
悪役がゲスであればあるほど、正義の輝きが増す。
その意味で、蛮野天十郎は最高の仕事をしたと言えます。
10年経っても色褪せない!ファンの間で続くラスボス談義
放送終了から10年が経った今でも、こうしてラスボスについての記事が読まれ、議論されていること自体がすごいです。
本放送時、公式サイトや雑誌などで「ラスボスは誰か?」という投票企画が行われていたのを覚えていますか?
それだけ制作陣も、視聴者の反応を楽しんでいたのでしょう。
「最強のシグマこそラスボスだ」というデータ重視派。
「いや、物語の構造上、蛮野だろ」というストーリー重視派。
「最後はハート様との友情バトルだよ」という感情重視派。
どの意見も正解であり、どの意見も『仮面ライダードライブ』という多面的な作品の一部を切り取っています。
最近のライダー作品では、「ラスボスが悪ではない」「主人公がラスボスになる」といった展開も増えてきましたが、ドライブはその先駆けとも言える複雑な構成を持っていたんですね。
ちなみに、Vシネマ『ドライブサーガ』シリーズ(マッハ、ハート、チェイサー、ブレンなど)を見ると、さらに彼らの関係性が深掘りされていて、本編のラスボス戦の見え方がまた変わってきます。
特にハートやブレン、メディックたちの絆を知れば知るほど、蛮野への怒りと、シグマ戦の共闘の熱さが倍増します。
まだVシネマを見ていないという方は、絶対に損していますよ! 今すぐ見てください!
もう一度見返したい!名シーンで振り返るドライブの軌跡
この記事を書いていて、私自身、無性に『仮面ライダードライブ』を見返したくなってきました。
雨の中で変身できなくなる絶望。
タイプトライドロンへの初変身の興奮。
チェイサーの最期。
そして、剛の「追跡、撲滅、いずれもマッハ!」の名乗り。
大人になった今、改めて見返すと、当時は気づかなかった伏線や、役者さんたちの細かな演技に気づかされます。
特に竹内涼真さん(進ノ介役)や稲葉友さん(剛役)、内田理央さん(霧子役)といった、今や大ブレイクしているキャスト陣の若き日の熱演は必見です。
「週末、久しぶりに一気見しようかな」
そう思ったあなた。
ぜひ、高画質のBlu-rayで、あの感動をもう一度体験してください。
配信サービスも便利ですが、手元にBOXを置いておく満足感は、我々コレクター気質のライダーファンには代えがたいものがあります。
パッケージを眺めているだけでも、脳内で主題歌『SURPRISE-DRIVE』が再生されますからね。
まとめ:仮面ライダードライブのラスボスは誰?答えはひとつじゃない

長々と語ってきましたが、最後にまとめさせていただくと、私の結論はこうです。
- 最強の敵(物理)= シグマサーキュラー
- 最悪の敵(精神・元凶)= 蛮野天十郎(ゴルドドライブ)
- 最後の敵(魂のぶつかり合い)= ハートロイミュード
「ラスボスは誰か?」という問いに、一つの正解はありません。
あなたが作品を見て、一番心を揺さぶられた相手、一番「こいつを倒さなきゃ終われない!」と思った相手が、あなたにとってのラスボスなのです。
私個人としては……やっぱり感情的には蛮野をラスボスとして認定し、全力で倒してスッキリしたい!
そして、ハート様とは戦いたくなかったけれど、戦うことでしか分かり合えない男同士の結末として、あれは最高のラストシーンだったと胸に刻んでいます。
『仮面ライダードライブ』。
車に乗るライダーという奇抜な設定から始まりながら、その中身は重厚な刑事ドラマであり、種族を超えた友情の物語であり、そして「親殺し」という神話的なテーマまで内包した傑作。
この記事を読んで、少しでも「ドライブ面白かったな」「また見たいな」と思っていただけたら、ライター冥利に尽きます。
さあ、皆さんも久しぶりにベルトを巻いて(あるいは心の中で巻いて)、人生という名のハイウェイをひとっ走りしませんか?
どんなに辛いことがあっても、私たちの心にはドライブが、マッハが、そしてチェイサーやハートたちがついています。
Start Your Engine!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!


