「仮面ライダー電王」と「仮面ライダージオウ」、同じ仮面ライダーシリーズでも物語は全く違いますよね。
いったいどこでどんな繋がりがあったのか、見ていない方や、これから見る方、もう少し詳しく知りたい方にお伝えしていこうと思います。
その前に「仮面ライダー電王」、「仮面ライダージオウ」について、みなさんはどこまで知っていますか?
簡単に紹介しますね。
仮面ライダー電王 | 仮面ライダージオウ | |
放送時期 | 2007年1月~2008年1月 | 2018年9月~2019年8月 |
出演者 | 佐藤健さん・松本若菜さん
白鳥百合子さん・中村優一さん・石丸謙二郎さんなど |
奥野壮さん・押田岳さん・大幡しえりさん・生瀬勝久さんなど |
内容 | 時間の流れ・未来を変えようとするものを阻止しようと、主人公に取り憑く仲間たちと戦います。 | 王様になることを夢見ていた主人公は、未来から来た主人公を抹殺しようとするものに命を狙われる。 |
すごく簡単に説明してしまいましたが、どちらも未来に関わっている話なんだなというのが分かります。
今回ご紹介するのは、仮面ライダー電王と仮面ライダージオウがどこで繋がるのか、またその物語の内容を詳しくご紹介していこうと思います。
物語の軸になる仮面ライダージオウとは
物語のベースとなるのは「仮面ライダージオウ」です。
時計をモチーフとし、今までの仮面ライダーたちも時空・時間を巡って戦うという位置づけでいろいろな回で登場してきます。
この「仮面ライダージオウ」は平成から始まった仮面ライダーシリーズ、第1作目の「仮面ライダークウガ」~「仮面ライダービルド」までの時代を「仮面ライダージオウ」という未来の魔王という設定にし、物語が進んでいきます。
平成仮面ライダーシリーズにして20作目になる「仮面ライダージオウ」は誰が見ても懐かしく、楽しめるものになっているのではないでしょうか。
それぞれの仮面ライダーからは誰が出てくるの?電王はいつ登場?
仮面ライダー電王
電王の主人公・野上良太郎に取り憑くイマジン
イマジンという名前の由来は、「イマジネーション」と「魔人」からきたそうです。
- モモタロス
一番最初に野上良太郎に取り憑き、桃太郎に出てくる赤鬼をイメージが具体化。
- ウラタロス
浦島太郎に出てくる海亀のイメージが具体化。
- キンタロス
元々は別の契約者がいたが、野上良太郎と出会ったことで彼に憑依することになる。
金太郎に出てくる熊のイメージが具体化。
- リュウタロス
ドラゴンのイメージが具体化。
- 桜井侑斗(仮面ライダーゼロノス)
イマジンのデネブと一緒にゼロライナーに乗り、時の運行を守っている。
- デネブ(イマジン)
桜井侑斗の事を大切に思い、いつも身の回りの世話をしている。
今回、電王の主人公・野上良太郎役である佐藤健さんは出演されておらず、ここに出てくるのは野上良太郎に取り憑いているイマジンたちと、桜井侑斗とそのイマジン・デネブがメインとなっています。
仮面ライダージオウ
- 常盤ソウゴ(仮面ライダージオウ)
王様になるという夢を実現させるため戦う。
- 明光院ゲイツ(仮面ライダーゲイツ)
50年後の未来からやってきた。
- ツクヨミ・女性
50年後の未来からやってきた。
- ウォズ(仮面ライダーウォズ)
50年後の未来からやってきた予言者
- オーラ・女性(タイムジャッカー)
新たな王様の候補を探し、歴史を変えようと企てる集団の一員
- ウール・男性(タイムジャッカー)
新たな王様の候補を探し、歴史を変えようと企てる集団の一員
- 常盤順一郎
常盤ソウゴの大叔父で、時計堂クジゴジの店主
仮面ライダージオウの 第39話、40話の中で、仮面ライダー電王は出てきます。
仮面ライダージオウは平成から始まった仮面ライダーたちの持つアイテム、「ライドウォッチ」により、彼らの力を使うことができます。
それが残り2個となったとき,仮面ライダージオウが次に手に入れたいのが仮面ライダー電王の力です。
しかし、そのウォッチを狙っている者がアナザー電王と呼ばれる、怪物に変身させられたタクヤという青年でした。
どういう内容の物語?
出会い
時の列車・デンライナーが煙を出しながら、仮面ライダージオウがいる時代に不時着したところから物語が始まります。
イマジンたちは大叔父である・常盤順一郎に会いに来たといいます。
目的はイマジンたちが乗ってきたデンライナーを直してもらうためです。
時計屋がデンライナー(列車)を直すなんて時間がどれだけあっても仕組みも違うのにできないっていうのが普通ですよね。
でもそこは口が達者なウラタロスが
「電車といっても時計みたいなもんだから」
とみんなで常盤順一郎をおだてます(笑)
それについつい乗ってしまうのが、見ていて可愛らしいな~なんて思ってしまいます。
アナザー電王、登場
なぜタクヤがアナザー電王に変身させられたかというと、タクヤは自身の姉であるさゆりのお墓参りにさゆりの婚約者・ユキヒロがいたことに激怒し、追い返します。
そこにタイムジャッカーであるオーラが近づき、
「あなたの恨みをはらしてあげられると思う」
といい、タクヤをアナザー電王に変えてしまい、時の列車(デンライナー)を奪いとることを命じます。
タクヤの目的は病気で亡くなった姉・さゆりの死の原因が、婚約者であるユキヒロがさゆりを外に連れ出した為だと思い、それを阻止するためでした。
桜井侑斗(仮面ライダーゼロノス)の目的
常盤順一郎がデンライナーを修理していると、オーラによって姿を変えられたアナザー電王がデンライナーを襲撃します。
そこに仮面ライダージオウ・ゲイツ・ウォズが参戦しようとしますが、ゼロライナーに乗ってきた桜井侑斗が現れます。
彼の目的は仮面ライダージオウです。
桜井侑斗が言うには、仮面ライダージオウが作った最低最悪な未来を止めるために来たといいます。
戦うべき相手がたくさんいすぎて混乱しそうになりますよね。
桜井侑斗が見た未来は、仮面ライダージオウ(常盤ソウゴ)がオーマジオウとなって、世界を滅ぼし、誰も手の届かない力を手に入れ、時の王者として君臨し、
「誰も止めることができない」
といいます。
そんな桜井侑斗の言葉に対し、仮面ライダージオウ(常盤ソウゴ)は、
「俺は、最低最悪の未来はつくらない、最高最善の魔王になる」
と言葉にします。
見どころが3つ
この物語には
誰が | 誰を倒そうとしてるか | |
前半 | 仮面ライダー電王・ジオウ | アナザー電王 |
中盤 | 仮面ライダーゼロノス | 仮面ライダー電王 |
後半 | 仮面ライダー電王・ジオウ・ゼロノス | アナザー電王 |
というそれぞれの目的があります。
最初は目的がバラバラで協力もしないのですが、少しずつ理解・信頼し、戦うべき相手を倒すため協力することになります。
仮面ライダーなど正義のヒーローあるあるですよね。
最終的に協力しあったことで、アナザー電王を倒すことができ、変身させられたタクヤも元に戻り、姉のさゆりを死に追いやったと思っていたユキヒロとの誤解も解くことができました。
まとめ
分かりやすくいうと
- 仮面ライダージオウの中での電王は最終回に向けた大事な役割を果たしている
- 仮面ライダー電王から、重要な人物たちが出演している
- 物語も自然な流れで始まり、ジオウ・電王、それぞれの物語はあるが、最終的に同じ目的で敵を倒します。
仮面ライダージオウは平成から始まった仮面ライダーシリーズの集大成だということです。
仮面ライダー電王は物語の終盤に登場してきますが、それまでの回は、歴代の仮面ライダーたちが登場しますし、見ていくうちに懐かしいと思われる方もいるかと思います。
その中で仮面ライダー電王は重要な役割を果たした回だといえます。
最初はいろんな仮面ライダーが出てきて、ゴチャゴチャしてるんじゃないかと思っていましたが、見ていくうちに一つの物語のゴールが見えたとき、やっと自分の中で面白いと思うことができました。
そして、私の中で思ったことは、仮面ライダー電王に登場するイマジンたちが面白いということです。
イマジン個々のキャラが引き立っていたからこそ、仮面ライダージオウと仮面ライダー電王の回は楽しむことができたと思います。
今回ご紹介した仮面ライダージオウ×仮面ライダー電王ですが、倒すべき相手に向けて終盤に差し掛かっていますので、とても見ごたえがある内容だと思います。
しかし、私としては仮面ライダージオウを最初から見ていただくことをオススメします。
今回ご紹介した記事を読んでもらうことで、楽しんでみてもらえたらうれしく思います。