仮面ライダー電王の結末ってどうなった?最終話の内容を解説します

仮面ライダーシリーズ屈指の人気作『仮面ライダー電王』その結末を知っていますか?

実に感動的な結末を迎えました。

コメディ要素たっぷりで明るい作風ながらも複雑な謎解きや複線が散りばめられ、終盤にかけてのシリアスな展開が物語を加速させていった本作。

しかし時間や記憶をテーマにしたストーリーなので、過去やら未来やら行ったり来たりして

「なんかようわからん」

という方も少なくないのではないでしょうか?

そこでこの記事では物語終盤のストーリーを

  • カイの目的って何?
  • 侑斗はどうなった?
  • モモタロスたちは消えちゃったの?
  • エンディングはどんな終わり方?

この4つのポイントに分けて解説します。

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カイの目的とは?

カイはイマジンを使い、過去を変え現代と自分やイマジンが存在する未来をつなげようとしていました。

その理由は現代とは違う時間軸の未来の存在のため、このまま時間が流れてしまえば自分たちの未来が消滅してしまうからです。

またカイは過去を持たないため非常に忘れっぽく、未来が確定するにつれどんどん症状が悪化していくようです。消滅に向かっていっているということでしょう。

そのため、現代と自分たちの未来をつなげることで過去を手に入れ、自分の存在を安定させるため過去を変えようとしていました。

カイの動向

現代と未来をつなげるためには分岐点の鍵を消す必要がありました。

それが現代の桜井侑斗(以下、桜井)だと思っていましたが、良太郎の記憶を探ったところ分岐点の鍵は良太郎の姉、愛理だと突き止めました。

愛理を襲い、その記憶を探ってみるとなんと、愛理も分岐点の鍵ではないことが判明し、さらには本当の分岐点の鍵に関する記憶を失っていたため誰が分岐点の鍵なのかわからなくなり、やけを起こし現代の時間ごとすべてを消し去ろうとするのでした。

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カイの消滅

すべてを消し去ろうとしたカイですが、良太郎に邪魔された挙句、真の分岐点の鍵がハナだと知らされます。

ハナを抹殺しようと総攻撃をかけましたが、デスイマジンが倒され自分たちの未来がつながらないことが決定的となり消滅しました。

まあ気の毒なキャラクターだったと思います。

悪いやつなのは確かですが、いずれ自分が消えるとわかればなりふり構ってられないですよねぇ。
個人的には少し同情しちゃいました。

侑斗はどうなった?

最終決戦でゼロノスカードをすべて使い切り、現代の桜井侑斗(以下、桜井)が消滅し、侑斗の未来は桜井とは違う時間を生きることができるようになりました。

桜井が消滅したことで桜井の時間に縛られることなく侑斗だけの未来を生きられるからです。

デネブが桜井から預かっていた最後のカードにはそういうメッセージが込められていたのかも知れませんね…。

周囲の人々から忘れられていくつらい状況の中、愛理を守るため最後まで戦い抜いた侑斗。

始めは使命として戦っていたはずが、愛理と関わりを持つことで次第に惹かれていったのは『桜井侑斗』としての運命に抗えないといったところなのでしょうか?

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モモタロスたちは消えちゃったの?

最終決戦を見事勝利しカイが消滅すると同時にイマジンもすべて消滅し、そこには良太郎と侑斗の2人だけ…。

絶望に打ちひしがれる2人でしたが、実はモモタロス達は消えてませんでした!!

なぜ消えなかったのかというとモモタロス達が良太郎と過ごした時間が思い出という名の記憶となったからです。

イマジンは契約者の記憶に依存するため、敵のイマジンたちは過去を持たないカイが消滅したことで拠り所をなくし、消滅したのです。

「記憶こそが時間」

その言葉がモモタロス達とカイや敵イマジンとの明暗を分けたのです。

エンディングはどんな終わり方?

最終決戦でカイを倒し、電王としての役目を終えた良太郎はデンライナーを降りる決断を下します。

ライダーパスをオーナーに返却しモモタロス達とお別れをしますが、モモタロスはそっぽを向いたまま…。

帰る途中、自転車を走らせる良太郎の横をゼロライナーが通り、侑斗とデネブにお別れをし、ゼロライナーを見送りました。

その後デンライナーが良太郎の横へ…。

デンライナーの面々を見送ると最後にモモタロスが勢いよく飛び出し、窓にゴツン!!
そして手を振りながら一言

「また会おうぜぇ!」

あのそっぽを向いてたのはふて腐れていたのか?
それともどうやってお別れしようか考えてたんですかね?

そんなモモタロスに笑って手を振る良太郎。
デンライナーを見送るその顔は何ともすがすがしい希望に満ちた笑顔で物語を締めくくりました。

まとめ

  • カイはイマジンの未来の存続をかけて戦い、消滅
  • 桜井が消滅し、侑斗は新しい未来を生きられるようになった
  • 良太郎と過ごした時間がモモタロスたちを存続させた
  • 笑いあり、涙ありのエンディング

カイが登場してからクライマックスへ向け、怒涛の盛り上がりを見せた本作。

良太郎の記憶によってモモタロスたちは消えずに済みました。

…にしても土手に隠れていたとき、モモタロスが持っていた【俺!参上】のプラカードはいつ用意したんですかね?

私の中では1番の謎でした。

最終話で愛理が記憶を取り戻したのは桜井が消滅したことでゼロノスカードの効果が切れたからだと私は考えています。

侑斗が最後に使ったカードには、桜井の侑斗への罪滅ぼしと愛理の記憶を戻す意味があったと考えるとなんだか切なくなりますね…。

まぁなんにせよ、侑斗の新たな旅立ちやモモタロスのボケ?があったり最後は良太郎のすがすがしい笑顔で締めくくる明るく、希望に満ちた結末だったと私は思います。

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