皆さん、こんにちは!
「仮面ライダーの魅力を探るブログ」、管理人の仮面ライダー太郎です。
今日も今日とて、変身ベルトを眺めながら一杯やっている頃でしょうか?
それとも、通勤電車の中でヒーローソングを聴きながら、己を奮い立たせている最中でしょうか。
私たちは大人になっても、いや、大人になったからこそ、彼らの戦う背中に「生きるヒント」を見出しますよね。
さて、今回は伝説の異色作にして最高傑作のひとつ、『仮面ライダー響鬼』の第3話について、熱く、激しく語っていきたいと思います!
第1話、第2話ですでに心を掴まれた同志の皆さん、第3話もしっかり視聴しましたか?
まだ観ていないという方、安心してください。
この記事を読んで予習してから観れば、感動が倍増すること間違いなしです。
第3話は、主人公・ヒビキさんの意外な一面や、少年・明日夢(あすむ)のリアルすぎる葛藤、そして独特すぎる敵キャラクターの登場など、見どころが満載です。
特に冒頭の演出には、「えっ、仮面ライダーでこれをやるの!?」と度肝を抜かれた方も多いはず。
それでは、太鼓の音を心に響かせながら、第3話の世界へ一緒に飛び込んでいきましょう!
鍛えてますから!
【仮面ライダー響鬼第3話】明日夢の悩みとヒビキの流儀!日常と非日常の交錯

今回の第3話を語る上で外せないのが、明日夢少年の「日常」と、ヒビキさんの生きる「非日常」の対比です。
私たちもサラリーマンとして日々戦っていますが、響鬼の世界観はその「仕事としてのヒーロー」という側面が強くて、本当に胸に刺さりますよね。
まずは、誰もが驚いたであろう、あの冒頭シーンから振り返っていきましょう。
まさかのミュージカル!?「カエルの歌」に見る演出の妙と明日夢の心境
第3話のスタート、皆さん覚えていますか?
私の心は、開始早々「待ってました!」と叫び声を上げていました。
第1話に続き、まさかのミュージカル調の演出!
明日夢が自転車をこぎながら口ずさむのは、なんと童謡「カエルの歌」。
空を見上げれば、雲までカエルの形をしているという徹底ぶりです(笑)。
これ、普通の特撮ヒーローものではやらない演出ですよね。
でも、『仮面ライダー響鬼』という作品が持つ「音」へのこだわりを感じずにはいられません。
犬の鳴き声、ネコの鳴き声、鳥のさえずり、お寺の和尚さんの咳払い、踏切の遮断機の音、そして自転車のベル。
これら全ての生活音が重なり合って「カエルの歌」を奏でていくシーン。
映像作品としてのアート性が高すぎて、観ているだけでワクワク感が止まりません♪
学校に着いてからも、同級生を巻き込んでのミュージカルショーのような展開。
「どれだけカエルの歌が好きなの?」とツッコミを入れたくなりますが、これは明日夢の心の揺れ動きや、世界が音で満ちていることを表現している素晴らしい演出だと私は感じました。
皆さんも、日常のふとした音が音楽に聞こえる瞬間ってありませんか?
そんな感性を呼び覚ましてくれる、最高に粋なオープニングでしたね。
ちなみに、こういった独特な演出や音楽の素晴らしさを堪能するには、やはり高音質・高画質で振り返りたくなります。
Blu-ray BOXで観直すと、当時の放送では気づかなかった細かな音の演出に気づけて、感動が蘇りますよ。
私の宝物の一つです。
仮面ライダー響鬼の世界を最高画質で!一生モノのコレクションに。
受験生・明日夢の憂鬱…「安心しても点数にならない」一言の重み
さて、楽しいミュージカルから一転、明日夢の現実はシビアです。
屋上で友達と談笑するシーン。
屋久島での冒険を経て、少し浮かれ気味の明日夢に対し、同級生たちは「高校受験」という現実に直面しています。
これ、私たち30代、40代の大人なら、痛いほど共感できませんか?
「自分だけ取り残されているような感覚」。
女友だちが悩みを打ち明けているのに、明日夢だけはどこか上の空。
図書館で勉強していても、明日夢はずっと屋久島で撮ったヒビキさんの写真を見つめています。
「安心する」
そう呟く明日夢に対して、女子生徒が放った一言。
「安心しても点数にはならない」
ぐうの音も出ない、ド正論です(笑)。
でも、私には明日夢の気持ちが痛いほど分かります。
受験勉強、就職活動、あるいは日々の仕事のプレッシャー。
そんな時、私たちは何かにすがりたくなるものです。
明日夢にとって、それは圧倒的な強さと優しさを持つ「ヒビキさん」の存在だったのでしょう。
「魂抜かれたような顔」で写真を見つめる明日夢。
かつての自分を見ているようで、思わず「頑張れ、明日夢!」と声をかけたくなります。
この「等身大の少年の悩み」が丁寧に描かれているからこそ、響鬼という作品は大人になった今見ても、心に深く刺さるんですよね。
運転しないヒーロー?ヒビキさんと歌須実さんの絶妙な距離感に憧れる
場面は変わって、ヒビキさんの登場です。
甘味処『たちばな』で働く香須実(かすみ)さんと一緒に車で移動中ですが、なんと運転しているのは香須実さん。
ヒビキさんは助手席で、またしても「カエルの歌」の替え歌を歌っています。
本当にどれだけカエルが好きなんですか、この人は!(笑)
第2話でヒビキさんの運転シーンがありましたが、エンストしまくりのド下手でしたよね。
正義のヒーロー、仮面ライダーといえば、超絶テクニックでバイクを乗り回すのが定石。
しかし、ヒビキさんは車もバイクもまともに運転できない。
この「完璧超人に見えて、抜けているところがある」というギャップ。
これがヒビキさんのたまらない魅力なんです!
そして、そんなヒビキさんを支える香須実さんの存在がまた素晴らしい。
キャンプの買い出しで立ち寄った店で、明日夢の母親に偶然会ったことをきっかけに、香須実さんはヒビキさんを問い詰めます。
ヒビキさんが明日夢に変身を見られたことを白状すると、怒るのではなく、明日夢が受験生であることを心配し、フォローを促すのです。
年下だけどしっかり者の香須実さんと、年上だけど少し天然なヒビキさん。
この二人の関係性、最高じゃありませんか?
「上司がこういう人だったら…」
「こんなパートナーがいたら…」
私なんかは、香須実さんのような女性に叱られたいとすら思ってしまいます(笑)。
ヒビキさんがタジタジになって敬語になってしまうのも、人間味があって愛おしいですよね。
【仮面ライダー響鬼第3話】魔化魍・ヤマビコ出現!怪童子・妖姫との激闘と道具への愛

人間ドラマも濃厚ですが、忘れてはいけません。
これは『仮面ライダー』です!
第3話では、新たな魔化魍(まかもう)「ヤマビコ」に関連する怪人たちとの戦いが描かれます。
そして、男心をくすぐる「道具(ガジェット)」の描写も見逃せません。
キャンプ好き必見!響鬼たちの山籠もりとディスクアニマルの愛らしさ
ヒビキさんたちの活動拠点は、基本的に「山」です。
魔化魍が里に下りる前に退治するため、彼らは山に入り、テントを張り、ベースキャンプを作ります。
昨今のキャンプブームより遥か昔に、響鬼たちはガチのキャンプをしていたわけです。
劇中に出てくるキャンプグッズやアウトドア用品。
これがまた、男の収集癖を刺激するんですよね。
「これ持ってる!」
「このランタンいいな~」
なんて、ストーリーとは別の視点で楽しんでしまうのも、大人の特権です。
そして、何と言っても「ディスクアニマル」!
普段はCDのようなディスク型ですが、起動すると動物の形に変形し、偵察任務をこなす式神たち。
第3話でも、鳥や動物の姿になって魔化魍を捜索し、連携を取りながらヒビキさんに情報を伝えます。
飼い主(ヒビキさん)に従順で、動きもどこか愛らしい。
我が家には猫がいませんが、もしディスクアニマルがいたら、最高の相棒になるだろうなと妄想してしまいます。
当時の玩具も素晴らしい出来でしたが、今見てもあのデザインは秀逸です。
デスクに置いておくだけで、自分も「鬼」の一員になったような気分になれるアイテム。
ついつい集めたくなってしまいます。
男のロマンを刺激する!ディスクアニマルを飾って響鬼の世界に浸ろう。
おもちゃ 仮面ライダー響鬼 ディスクアニマル04 キハダガニ
スタイリッシュな敵役?ヤマビコの童子と姫の不気味な魅力
第3話で新たに登場したのが、「ヤマビコの童子(怪童子)」と「ヤマビコの姫(妖姫)」です。
この二人のデザイン、めちゃくちゃ独特でお洒落だと思いませんか?
人間ではない異形のものなんですが、服装はどこかゴシックというか、和洋折衷な不思議なファッション。
木の上を猿のように身軽に移動し、襲った人間の喉を「黄色い魂」に変えて抜き取ってしまうという残酷な能力。
美しい見た目と、やっていることの凶悪さのギャップが、魔化魍という存在の恐ろしさを際立たせています。
これまでのライダー怪人とは一線を画す、まるで舞台役者のような佇まい。
これから視聴する方は、ぜひ彼らの「ファッションチェック」も楽しんでみてください。
悪役が魅力的だと、ヒーローもより輝くというものです。
宙を舞う変身!音撃棒・烈火を奪還する「鬼幻術・鬼火」の熱さ
さあ、いよいよクライマックスの戦闘シーンです。
ディスクアニマルの情報をもとに、童子と姫を見つけたヒビキさん。
ここでの変身シーンがまた独特でした。
表現が難しいのですが、こう、宙に浮いているような、空を飛んでいるような体勢での変身!
正直に言いましょう。
「もうちょっとカッコいいポーズはなかったのか!?」と、少し物足りなさを感じた方もいるかもしれません(笑)。
しかし、その後の展開が熱い!
響鬼はいきなり、大切な武器である「音撃棒・烈火」を童子に奪われてしまいます。
ピンチかと思いきや、ここからが「鬼」の真骨頂。
響鬼は口を大きく開け、「鬼幻術・鬼火(きげんじゅつ・おにび)」という凄まじい火炎を吐き出します!
ライダーキックでもパンチでもない、口から火を吹く攻撃。
これぞ妖怪退治の専門家、鬼の戦い方です。
炎に包まれ怯む童子から、見事に音撃棒を取り返す響鬼。
さらに襲い掛かる姫に対しては、爪が鋭く伸びる「鬼闘術・鬼爪(きとうじゅつ・おにづめ)」でカウンター!
姫の身体を容赦なく突き刺し、撃退します。
従来の仮面ライダーのような華麗な格闘戦というよりは、野性的で、荒々しく、まさに「生きるか死ぬか」の殺陣。
武器がないなら火を吹け、爪を使え。
その泥臭いまでの強さに、私は魂が震えました。
そして最後にチラつく、親玉である魔化魍「ヤマビコ」の影…。
引き際も完璧で、次回の展開が気になりすぎて夜も眠れなくなる終わり方でしたね。
響鬼の武器「音撃棒」や変身アイテム「変身音叉」。
これらはただのオモチャではなく、もはや「楽器」であり「神具」です。
手に取って、ヒビキさんのようにシュッと振るうだけで、日頃のストレスなんて吹き飛んでしまいますよ。
仮面ライダー響鬼第3話まとめ:少年の成長と大人の背中

今回は『仮面ライダー響鬼』第3話について、私の熱い想いをぶちまけさせていただきました。
第3話を振り返ると、以下のポイントが胸に刺さります。
・「カエルの歌」から始まる、音を楽しむ極上のミュージカル演出
・受験という現実に悩み、心ここにあらずな明日夢への共感
・運転は苦手だが、戦いと優しさに関してはプロフェッショナルなヒビキさん
・山籠もりのキャンプ描写と、愛らしいディスクアニマルの魅力
・口から火を吹き、爪で切り裂く!野性味あふれる響鬼のアクション
「魔化魍との戦いが少ないのでは?」と感じた方もいるかもしれません。
しかし、『仮面ライダー響鬼』の真髄は、怪人を倒すことだけではありません。
ヒビキという完成された大人と、明日夢という未完成な少年の交流。
明日夢がヒビキさんの背中を見て、悩み、傷つきながらも、少しずつ「大人」への階段を上っていく。
その過程こそが、この作品の最大のドラマなのです。
私たちも、社会に出れば迷うことだらけです。
そんな時、ヒビキさんのように「鍛えてますから」と笑って言える強さが欲しい。
香須実さんのように、厳しくも温かく見守ってくれる仲間が欲しい。
第3話は、そんな大人の理想と、少年の繊細な心が交差する、味わい深いエピソードでした。
ヒビキさんはいつになったら車を運転するのか?(笑)
そして、明日夢は受験を乗り越え、何を見つけるのか。
これからも一緒に、彼らの物語を追いかけていきましょう!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
あなたの心に、清めの音が響き渡りますように。


