ドラマや映画を見ていても、
「この人、演技がぎこちない…」
とか
「セリフが棒読み…」
なんて思うことでせっかくの物語も見る気が失せてしまったり、演技の下手さに目がいってしまって楽しめなくなってしまったことありませんか?
私も何度かそういう経験があり見るのをやめてしまったことがあります。
今回ご紹介するのは仮面ライダー響鬼に出ていた【朱鬼】の演技が棒読みなのかというところに焦点を当てていきたいと思います。
ただその前に少しだけ【朱鬼】についても説明していきますね。
【仮面ライダー朱鬼】って何者?
【仮面ライダー朱鬼】が登場するのは物語の後半あたりの第36話・37話になります。
たった2話しか出演していませんでしたが、唯一出てくる女性の仮面ライダーでもあり、いろいろな意味でインパクトがあったのではないでしょうか。
【仮面ライダー朱鬼】ってどんな人物?
以前は響鬼や斬鬼、轟鬼たちと同じように「たけし」に所属していましたが、ノツゴという魔化魍を相手に仮面ライダー斬鬼と戦った時、斬鬼に重傷を負わせたうえノツゴを取り逃がしたことが問題となり、組織から追放されました。
斬鬼の元師匠であり、古代より伝わる呪術のエキスパートでもありました。
物語の中では、花を炎の鳥に変えて式神を生み出したり、呪術を使い、肉体年齢は若さを保っています。
私も見てみましたが、この【朱鬼】だけは響鬼や斬鬼、轟鬼たちとは違う鬼と感じました。
いくら術が使えるからといっても、見た目は若く、実年齢はおばあちゃんぐらいって、実際怖いと感じませんか?
【朱鬼】だけ設定がみんなと微妙にズレてる気がするんです…
【朱鬼】は鬼に変身する前は華道教室を開いています。
その中で【朱鬼】は花を炎の鳥(式神)に変えてひったくり犯を捕まえるのですが、窓が開いてないのに飛んでいくという、
「窓、割れてないの?」
とちょっとツッコミたくなるような場面でした(笑)。
【仮面ライダー朱鬼】の武器・必殺技は?
【仮面ライダー朱鬼】の外見は、額の鬼面が顔全体を覆っていて、身体は赤、腕は白。
女性と分かるようになのか、スカートは金色です。
鬼面が顔を覆っている理由に❝復讐に心奪われ、鬼の心に肥大化した❞とする説もあるようです。
【仮面ライダー朱鬼】は弦の使い手で、堅琴型の音撃武器、音撃弦(おんげきげん)・鬼太樂(きたら)を使用、必殺技は、音撃奏(おんげきそう)・震天動地(しんてんどうち)です。
鬼太樂の弦を何度も弾くことで
- 音の波動を放つ
- 光の矢で標的を貫く
という2つのパターンがあります。
【仮面ライダー朱鬼】の最期
仮面ライダー朱鬼はノツゴという魔化魍に肉親を殺されたことがきっかけで鬼を志し、魔化魍への憎しみだけでこれまで戦ってきました。
仮面ライダー朱鬼はかつての弟子、仮面ライダー斬鬼と共にノツゴと戦い、自分も一緒にノツゴに音撃を放ったことが致命傷となり、仮面ライダー斬鬼がノツゴを倒すのを見届けて息を引き取りました。
セリフが棒読みだ言われている場面
【仮面ライダー朱鬼】を演じているのは?
【仮面ライダー朱鬼】を演じているのは女優「片岡礼子」さんです。
放送当時の年齢は32~33歳ぐらいと、響鬼役の「細川茂樹さん」斬鬼役の「松田賢二さん」と同年代となります。
ドラマ・映画など多数出演されていて、それなりの経験もあると思うのですが、私の個人的な意見として「棒読み」と出てくるのは、少し疑問に思うところです。
わざわざ棒読みするような女優さんを起用しますか?
私なら後から
「あの人演技下手~、セリフ棒読みじゃん」
って言われるような人を起用しないからです。
何かしら演技に対して魅力があるとか、惹きつけられる何かがあるのかもしれませんよね。
それに私は演技に対して素人なのでよくわかりません(笑)
どの俳優さん・女優さんでもセリフが気になることは多々ありますが、映像の中だと他の演者さんたちもいるので目立ってしまうと思いますし、それが今回【朱鬼】だったのではないでしょうか。
見た感じ【仮面ライダー朱鬼】を演じられていたときは、どちらかというとクールビューティーという感じでしょうか、静かな喋り方をされる人だと感じました。
現在は、やはり年齢、役者経験も重ねられまた違った魅力がある人だと思いました。
「棒読み」と感じてしまう理由
物語の中で自分でも言わないような、恥ずかしくなるようなセリフって必ずありますよね。
私が気になって思わずツッコミを入れたくなるような箇所がいくつかありましたので、ご紹介しますね。
- ❝死にゆく花をいかすように❞・・・・・心がこもってな~い(笑)
- ❝手を出すな 斬鬼 死ぬぞ❞・・・・・セリフに力が入ってなくて、本当にそう思ってる?
- ❝よしっ❞ ❝逃がすか❞・・・・・・・・逃げちゃいますよ
- ❝ノツゴ この次は倒す 必ず❞・・・・本当に倒す気ある?
このような感じで、まだまだあるのですが、何故がツッコミを入れたくなるほどです(笑)
私が見ていて感じたことですが
● 『セリフに心がこもっていない』
どの場面でもそうなんですが、いくら演技でも「そう思ってる?」「なんか嫌々言ってない?」って感じてしまいます。
● 『セリフに強弱がない』
どのセリフも言葉に力強さを感じることもなく、単調な感じな気がします。何かを悟ったような優しい話し方に聞こえてしまいます。
● 『表情がいつも同じ』
映像を見る限り、表情が全て同じに見えてきました。
先ほどもお伝えしましたが、何かを悟ったような、優しい目で見られている感じなんです(笑)。
だからなのか、本当に戦う気があるのか少し疑問を持ってしまうのかもしれません。
ここまでは映像を見て私が感じ、思ったことです。
そしてここからは、そう思ってしまった背景を3つ推測してみました。
①朱鬼というキャラクター設定
力は抜けていて、緊張してセリフが棒読みという感じはしないのですが、この【仮面ライダー朱鬼】という設定がそうなのか、冷めた心の役で、魔化魍を倒すためなら、味方さえも犠牲にするというところから、このようなセリフの言い回しになったのかなと思いました。
②演出の仕方・他との違い
いろいろな映画・ドラマの出演されていますが、【仮面ライダー】とかのような戦隊もの・特撮ヒーローとかは、撮影または演出が独特な感じなのか、それがセリフの言い方感情に違いが現れてしまったのかなと思いました。
③演技力
単純に下手。
ただ、【仮面ライダー響鬼】に出演される前にも、いくつかのドラマ・映画にも出演されているので、そこまで演技が下手という訳ではないと思います。
【仮面ライダー響鬼】出演以降も、体調を崩され療養されていた時期もありましたが、現在はいろいろな作品に出演されています。
まとめ
これまで記事で紹介したように【仮面ライダー朱鬼】が棒読みなのかという点については、
- セリフに気持ちが入ってない
- 強弱がない
- 表情が同じ
というようなことからセリフが棒読みになってしまうのでは・・と考えられます。
しかし、その背景には
- 役柄的にそのような演出
- ドラマ・映画とは違う雰囲気・環境
- 演技が下手
という事も考えられたのではないかと思いました。
実際 【仮面ライダー朱鬼】を演じられた「片岡礼子さん」ですが、最近でいうと2019年に放送された「あなたの番です」にも出演されていますが、多少、セリフに違和感を感じましたが、特に気にはならなかったです。(私個人的な感想ですが)
むしろ、
「表情で演技されるのかな?」
と思いました。
顔が笑っているようでも狂気じみた目であったり、表情・動き、演出に指導はあるものの、「片岡礼子さん」の表現の仕方とセリフがマッチしてなかったのではないかと感じました。
よく、
「○○さんのあの役、ピッタリだよね」
っていう言葉を聞くことがありますよね?
このようなことを踏まえると、【仮面ライダー朱鬼】が「片岡礼子さん」には合っていなかったのではないかと考えられます。
【仮面ライダー朱鬼】が出演した回は少ないですが、気になった方はぜひ見て下さい。
そのうえで【仮面ライダー朱鬼】を演じられた「片岡礼子さん」が出演されているドラマ・映画を見て比較されると演技が棒読みなのか、この記事を読んでいただいて、違った魅力を発見してもらえると嬉しく思います。