おばあちゃんが言っていた……。
「絵心とは、筆先ではなく魂に宿るものだ」と。
（……すみません、これは私の妄想の中のおばあちゃんの言葉です）
どうも、こんにちは！
「仮面ライダーの魅力を探るブログ」運営者の仮面ライダー太郎です！
毎日、満員電車という名のワームの大群に揉まれながら戦う、30代サラリーマンの皆様。
今日もお疲れ様です！
突然ですが、あなたはふとした瞬間に「変身したい」と思ったことはありませんか？
理不尽な上司の要求を「クロックアップ」でかわしたい。
重たい会議の空気を「キャストオフ」で吹き飛ばしたい。
そんな願いを胸に秘めた同志たちにこそ、今おすすめしたいことがあります。
それは、「仮面ライダーカブトのイラストを描くこと」です！
「えっ、絵なんて描けないよ……」
「美術の成績は2だったし……」
そんな声が聞こえてきそうですが、安心してください。
この記事では、「仮面ライダーカブト イラスト 簡単」というキーワードをテーマに、誰でも天の道を往けるような熱い描き方メソッドを伝授します。
上手く描く必要なんてありません。
必要なのは、天道総司のような揺るぎない自信と、カガミのような熱い情熱だけ。
紙とペンを用意して、童心に帰ってみませんか？
その一本の線が、明日を生きる活力になるはずです！
仮面ライダーカブトのイラストは意外と簡単！？キャストオフして描くための準備と心構え
さて、まずは鉛筆を握る前に、心の「キャストオフ（脱皮）」を行いましょう。
「大人がお絵描きなんて」という常識のアーマーを弾き飛ばしてください。
平成ライダーシリーズの中でも、2006年に放送された『仮面ライダーカブト』は、別格の輝きを放っていますよね。
「天の道を往き、総てを司る男」天道総司。
彼の圧倒的なカリスマ性と、料理を振る舞う優しさ。
そして何より、昆虫モチーフの原点回帰とも言える、あの洗練されたデザイン。
実は、この「仮面ライダーカブト」の「イラスト」が、初心者にとって一番「簡単」に入りやすいという事実をご存知でしたか？
なぜなら、カブトのデザインには「無駄」がないからです。
ここでは、実際に描き始める前のマインドセットと、ちょっとしたコツについて熱く語らせてください。
なぜカブトは美しいのか？デザインの洗練さと描きやすさの秘密
歴代の平成ライダーを思い出してみてください。
例えば『仮面ライダーエグゼイド』や『仮面ライダービルド』など、近年のライダーは非常に情報量が多いデザインが特徴です。
複雑な装甲、カラフルな色使い、非対称な形状……。
これらをイラストで再現しようとすると、正直言って心が折れそうになります。
しかし、『仮面ライダーカブト』はどうでしょうか。
真紅のボディに、シルバーのライン。
そして象徴的なカブトムシの角。
非常にシンプルでありながら、圧倒的な完成度を誇るシルエット。
この「シンプルさ」こそが、我々素人がイラストに挑戦する際の最大の味方なのです！
カブトのデザインは、まるで高級スポーツカーのように滑らかで、美しい曲線で構成されています。
ごちゃごちゃしたパーツを描き込む必要はありません。
「一本の美しい線」を引くことさえできれば、それはもうカブトに見えるのです。
公式の仮面ライダーWEB【公式】で改めてスーツの写真を見てみてください。
その無駄のない造形美に、改めて惚れ直すはずです。
難しく考える必要はありません。
カブトムシの強さと、天道の気高さをイメージすれば、ペンは自然と動きます。
必要なのは紙とペンと「変身したい」という熱い魂だけ
イラストを描くために、高価な道具を揃える必要は一切ありません。
私たちはプロの漫画家を目指しているわけではないのですから。
職場のデスクにある裏紙でも、手帳の片隅でも構いません。
コンビニで買ったボールペン一本あれば十分です。
重要なのは、道具のスペックではなく、「変身したい」という初期衝動です。
子供の頃を思い出してください。
チラシの裏に、夢中でライダーの絵を描きませんでしたか？
あの頃、上手いか下手かなんて気にしていなかったはずです。
ただ、「カブトがカッコいいから描きたい！」という純粋なエネルギーだけで筆を走らせていた。
大人になった今こそ、そのエネルギーを取り戻すべきです。
仕事でミスをして落ち込んだ時。
誰にも理解されない孤独を感じた時。
そんな時こそ、手元のメモ帳にカブトの顔を描いてみてください。
その小さなイラストが、あなたの心の「ゼクター」となり、勇気を与えてくれるはずです。
「俺は、天の道を往く男の魂を持っている」
そう自分に言い聞かせるための儀式として、イラストを描くのです。
フィギュアや映像を見直せ！観察こそが最強のクロックアップ
とはいえ、何も見ずに描くのは至難の業です。
私たちの記憶力は、残念ながらワームによって擬態されたかのように曖昧なものです。
そこで重要になるのが、「資料の観察」です。
これを口実に、ずっと欲しかったあのフィギュアを買ってしまうのも、大人の特権というものでしょう！
特に「S.H.Figuarts（真骨彫製法）」シリーズの仮面ライダーカブトは、本物のスーツを縮小したかのような凄まじいクオリティです。
360度どこからでも眺め回せるフィギュアは、イラストの資料として最強です。
「この角度からの角の反り具合が最高なんだよな……」
「複眼の奥のパターンはどうなっているんだ？」
そうやってフィギュアを観察する時間は、まさに時が止まった「クロックアップ」の世界。
日常の喧騒を忘れ、造形美に没頭する時間は、最高の癒やしになります。
また、Blu-ray BOXを引っ張り出してきて、名シーンを一時停止してスケッチするのもおすすめです。
第1話の雨の中の変身シーンや、最終回の感動的なラストバトル。
映像から溢れ出る「物語」を感じながら描くことで、イラストに「命」が宿ります。
さあ、同志の皆様。
今すぐ棚の奥からフィギュアを取り出すか、通販サイトを開いてください。
これは無駄遣いではありません。
ライダー愛を高め、己の魂を磨くための「投資」なのですから！
【同志へ捧ぐ！至高の資料を手に入れろ！】
イラストを描くなら、本物を知ることが第一歩です。
あの美しい造形を手元で観察できる喜びは、何物にも代えがたい。
真骨彫の完成度には、本当におばあちゃんも腰を抜かすレベルです。
まだ持っていない方は、在庫があるうちに確保しておくことを強くおすすめします！
映像作品を見返して、天道語録を浴びながら描くのも最高です。
Blu-rayの高画質なら、スーツの細部までバッチリ確認できますよ。
さらに、デザイン画や設定資料集があれば、構造の理解が深まります。
プロの仕事を見るだけで、絵心が刺激されること間違いなし。
天の道を往く仮面ライダーカブトのイラスト！誰でも簡単にカッコよく描ける5つのポイント
さあ、いよいよ実践編です！
準備はいいですか？
心のカブトゼクターをベルトにセットしてください。
「Henshin!」
ここからは、「仮面ライダーカブト」の「イラスト」を「簡単」に、かつ劇的にカッコよく見せるための5つの秘訣を伝授します。
私が長年、会議中の落書き（失礼、イメージトレーニング）で培った独自理論です。
これを押さえるだけで、あなたの描くカブトは輝き始めます！
【ポイント1】命とも言える「カブトホーン」のバランスを極める
仮面ライダーカブトの命。
それは何と言っても、あの巨大な角、「カブトホーン」です。
イラストの良し悪しの8割は、この角で決まると言っても過言ではありません。
多くの人がやってしまいがちな失敗は、角を単なる「Yの字」として描いてしまうこと。
違います、そうじゃありません。
カブトの角は、ただの記号ではないのです。
あれは、「天を指す意志の強さ」を具現化したものなのです。
描くときのコツは、付け根から先端にかけての「反り（カーブ）」を意識すること。
可動式の角であることを意識し、一度上がってから、グッと前に突き出すようなライン。
日本刀の切先のような鋭さと、有機的な曲線の融合。
ここには定規で引いたような直線は存在しません。
思い切って、筆圧を強めに、勢いよく線を引いてみてください。
「俺様こそが最強だ」と念じながら線を引くと、不思議と力強い角が描けます。
この角さえカッコよく決まれば、顔の輪郭が多少歪んでいても、「カブトだ！」と認識してもらえます。
まさに、一点突破の最強武器なのです。
【ポイント2】複眼の輝きはどう表現する？魂を吹き込む目の描き方
次に重要なのが、あの美しいブルーの複眼（コンパウンドアイ）です。
カブトの目は他のライダーに比べても大きく、非常に印象的です。
「複眼なんて細かくて描けないよ……」と諦めるのはまだ早い！
簡単に見せるテクニックがあります。
それは、「全てを描かない」ことです。
複眼の丸い粒々を一つ一つ描こうとすると、集合体恐怖症のようになってしまい、カッコよくなりません。
ここでは、クロスハッチング（網掛け）を使いましょう。
目の輪郭を描いたら、斜めの線を薄く入れ、反対側からも斜めの線を入れる。
これだけで、なんとなく複眼っぽく見えます。
そして一番のポイントは、「ハイライト（光）」を入れること。
目の上の方に、白い丸を残すか、修正液でちょんと白を入れる。
これだけで、カブトに「魂」が宿ります。
「おばあちゃんが言っていた……太陽の輝きを味方につけろと」
そのハイライトこそが、天道総司が見据える未来の輝きなのです。
この一点を打つ瞬間こそ、画竜点睛。
自分自身も変身完了したような高揚感を味わえますよ。
【ポイント3】カブトゼクターとベルト！メカニカルな造形を簡略化するコツ
男の子なら誰でも憧れる変身ベルト、ライダーベルト。
カブトゼクターが飛んできて、ガチャン！とセットされるあのギミックは、今見ても鳥肌が立ちます。
しかし、イラストで描くとなると、あのメカメカしさは強敵です。
ここでも大切なのは、「簡略化の美学」です。
精密図面を引くわけではありません。
カブトゼクターは「カブトムシ」の形をしていますよね。
まずは、可愛いカブトムシがベルトにくっついている、くらいの認識でOKです。
ゼクターホーン（角）を可動させるレバー部分を少し大きめに強調して描くと、それらしくなります。
ベルトの帯部分は、細かいディテールを無視して、太い線でガッと描く。
そして、中心のゼクターだけを丁寧に描くことで、視線がそこに集中し、全体が精密に見えるという錯覚を利用します。
細かいネジや配線は、「影」で誤魔化しましょう。
黒く塗りつぶすことで、重厚感と金属感を出すことができます。
「キャストオフ！」の瞬間の、パーツが弾け飛ぶエフェクトを描き足すのもおすすめです。
そうすれば、ベルトの細かい部分が見えなくても、「演出」として成立してしまうからです。
賢く、カッコよく。それが天道の流儀です。
【ポイント4】「天の道を往き、総てを司る」あの決めポーズを描く
カブトを描くなら、棒立ちではもったいない。
やはり、あの伝説のポーズ。
右手を高く掲げ、天を指差す「天の道を往くポーズ」に挑戦したいところです。
このポーズを描くときは、人体の構造云々よりも、「流れ」を意識してください。
足元から背骨を通って、右腕の指先まで、一本のエネルギーが突き抜けるイメージ。
S字のカーブを描くように体を少し反らせると、あの独特の「余裕」と「色気」が出ます。
指先は、ピンと伸ばすのではなく、少し力を抜いたような、優雅な形にするのがポイント。
天道総司は力みません。
常に自然体で、最強なのです。
また、太陽を背にしているイメージで、逆光気味に影をつけると、さらに神々しさが増します。
このポーズを描き上げると、不思議なことに、自分自身の自己肯定感も爆上がりします。
「俺は今、世界の中心にいる……」
そんな全能感に浸れるのも、ライダーイラストの醍醐味の一つですね。
【ポイント5】上手さよりも「愛」！自分だけの最強のライダーを完成させる
最後のポイントは、テクニックではありません。
精神論です。
正直に言いましょう。
SNSを見れば、神絵師と呼ばれる人たちが描いた超絶クオリティのカブトのイラストが溢れています。
それらと比べて、「自分は下手だ……」と落ち込む必要は1ミリもありません。
なぜなら、あなたの描いたイラストには、あなただけの「ライダー愛」が詰まっているからです。
子供の頃、テレビの前で応援した記憶。
初めて変身ベルトを買ってもらった時の喜び。
大人になって、辛い時に支えられた感謝。
そういった感情が、線の震えや、インクの滲みに滲み出ているのです。
多少デッサンが狂っていても構いません。
「このカブトは、俺の相棒だ！」
そう胸を張って言えるなら、それは世界で一番カッコいいイラストなのです。
おばあちゃんも言っていたはずです。
「料理とイラストは、愛情が隠し味だ」と。
どうか、完成したイラストをゴミ箱に捨てないでください。
手帳に挟んで、お守りにしてください。
それは、あなたがライダーファンであるという誇りの証なのですから。
まとめ：イラストで広がる仮面ライダーカブトの世界
いかがでしたでしょうか。
今回は、「仮面ライダーカブト イラスト 簡単」をテーマに、私なりの熱い想いと描き方のコツをお届けしました。
もう一度、ポイントをおさらいしましょう。
- カブトはシンプルで美しいからこそ、初心者でも描きやすい！
- 道具なんてなんでもいい、魂で描け！
- 角（ホーン）の曲線に命をかけろ！
- 複眼はハイライトで輝かせろ！
- 上手さよりも「愛」で描け！
イラストを描くという行為は、単なる暇つぶしではありません。
それは、作品の世界に深くダイブし、キャラクターと対話する、極めて能動的なファン活動です。
自分で描いてみると、スーツのデザインの凄さに改めて気づかされます。
「ここにこんなラインがあったのか！」
「この配色は天才的だな！」
そんな新しい発見が、あなたのライダーライフをより豊かにしてくれます。
そして何より、描いている間は、私たちは社会のしがらみから解き放たれ、自由な子供に戻ることができます。
明日もまた、仕事という戦いが待っています。
ワームのような厄介な問題が発生するかもしれません。
でも、私たちには心の中に「仮面ライダーカブト」がいます。
いざとなれば、心の中で「キャストオフ」して、超高速で問題を解決できるはずです。
さあ、ペンを置き、改めて空を見上げてみましょう。
今日の太陽は、いつもより輝いて見えるはずです。
この記事が、あなたのライダー魂に再び火をつけるきっかけになれば、これ以上の喜びはありません。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました！
また次回の記事で、お会いしましょう。
それでは……
「おばあちゃんが言っていた。俺は世界で一番偉大な、イラストを描く男だってな！」
（仮面ライダー太郎・著）
