【仮面ライダー響鬼】は、子どもが楽しいだけじゃなく、大人が見てもとても楽しいんです。
「何が面白いの?」
「どういう場面に大人がはまるの?」
なんて思ってませんか?
ちょっと見る視点を変えてみると、面白いですし、思わず突っ込みたくなるような場面もあったりして
「次、何が出てくるのかな?」
なんて待ち遠しくなったりもします。
今回はそんな大人の視点で見る【仮面ライダー響鬼】の魅力を6つ紹介していきますね。
仮面ライダー響鬼の大人の見方
1,出演俳優が若くない
子どもたちが憧れるのは若くてカッコいいヒーローですよね。
役どころでは、名前が「日高仁志」1974年生まれの31歳という設定になっています(放送時期が2005年)
実際、仮面ライダー響鬼を演じていた《細川茂樹さん》は当時33歳という年齢で【仮面ライダー響鬼】を演じられています。
物語の中の【仮面ライダー響鬼】はバイクには乗れない、車も運転しないとなるとちょっとガッカリしてしまいます。
31歳という年齢なら車の免許ぐらいありそうなものですよね。
「関東ということから、普段は公共交通機関を使用しているため、車は必要ないということなのかな?」
と勝手に想像を膨らませてしまいました(笑)
しかし、私がもし【仮面ライダー響鬼】放送時に子どもだったら、バイクに乗れない、車も運転しなくて登場されても、カッコいいなんて思わないと思います。
ですが、大人の私たちからすると、正義のヒーロー【仮面ライダー響鬼】ではありますが、主役の設定年齢が31歳のため、妙に親近感が出てきませんか?
そう思ったら、もう【仮面ライダー響鬼】にはまってしまう第一歩を踏み出したんです。
2,大人の恋愛事情が盛り込まれている
子どもには
「?」
っていう内容ですよね(笑)。
【仮面ライダー響鬼】が悪者・魔化魍を倒すという話なんだから
「こんなのより、戦ってるところが見たい」
って思いますよね。
ですが、大人の視点で見ると…
【仮面ライダー響鬼】に登場する仮面ライダーに【仮面ライダー轟鬼】(とどろき)という人物がいます。
このとどろきが猛士(たけし)に所属する立花日菜佳と相思相愛ではあるものの、恋愛で悩む場面が何度か出てきます。
※猛士(たけし)とは・・・悪者・魔化魍を倒すため響鬼、斬鬼、轟鬼たちが所属する組織
その中で日菜佳の誕生日に
「光り物が食べたい」(お寿司が食べたいということだったみたいです)というのを、とどろきは
「カツオ」を一本贈るという、びっくりな発想(笑)。
「光り物が食べたい」という発言を勘違いしてしまい、ひびきに相談すると
『女の子が言う光り物とは装飾品のことだ』となり、
とどろきがプレゼントしたのは指輪でした。
…が、これがまた違ってはいたんですが、日菜佳は
「大切にします」
という展開!(これぞ愛!)
でも、これが物語に何の関係もなく、子どもにとってはこんな場面見ても何も楽しくないですよね。
これだけのことでもツッコミどころ満載だと思いませんか?
大人ならでは、分かることですよね。
3,悪者・魔化魍が狙うのがだいたい大人
普通、狙われるのは子どもであったり、親子、カップルと…比較的若い人たちが狙われていると思いませんか?
だからこそ、子どもたちは助けてくれたヒーローに憧れを抱くものだと思いますが、【仮面ライダー響鬼】では、狙われるのが年配の方を含む大人ばかり。
子どもが狙わている印象はありませんでした。
大人が見て、憧れを抱くわけではありませんが、その狙われる場所、シチュエーションが
「あ~こんなとこで狙われたの?」
っていう感じです(笑)。
時々、
「運が悪かったね」
と思うこともありました。
4,仮面ライダーが弟子をとる
仮面ライダー響鬼に限らず、ここに登場する仮面ライダー斬鬼も弟子がいます。
あまり仮面ライダーに弟子がいるなんて見たことないですよね?
主役の響鬼は物語の終盤ぐらいから弟子をとるか、とらないかという流れになって行きますが、最終的に1人、仮面ライダーに変身しています。
また、仮面ライダー斬鬼には最初から仮面ライダー轟鬼という弟子がいました。
響鬼も斬鬼も『お父さん、おじさん』という、社会でいうと経験を積んだ人生の先輩みたいなところですよね。
この【仮面ライダー響鬼】の中では、師弟関係であり、魔化魍と戦うための生き様、人生とは何かを伝えています。
これの見方を大人の視点で見ると、上司と部下ですよね。
響鬼は弟子となる青年たちを、新入社員のように1から教え指導していき、斬鬼は入社数年たった轟鬼のステップアップのために指導するという…
5,シフト制で働く
響鬼や斬鬼、轟鬼たちが所属する「たけし」には他にも多くの鬼たちがいます。
子どもたちにとってはなかなか理解できないとは思いますが、私たち大人からはこうみえますよね。
物語の中では、魔化魍が現れたら直ぐに現場に行って退治するのではなく、その場所に行き、キャンプの準備をして、その間ディスクアニマルに情報収集させます。
ここも会社に例えると、いい出店場所が見つかったら、上からの指示で平社員が現場に視察…といったところでしょうか(笑)
仮面ライダー響鬼・鬼たちはシフト表を持っていて、3週間勤務したら1週間休みという仕組みなのでしょうか、第5話の中で「猛士 関東支部シフト表 2005年2月」という用紙を手に持っていました。
関東支部に所属する鬼は11人ですが、鬼の出現が多くなったことによって、響鬼たちの勤務にも少なからず影響があるようです。
これもまた、大人の視点で見ると、妙に納得してしまうところもありますね。
6、エンディング曲が渋い
子どもが見ているものは、オープニング曲、エンディング曲は覚えやすく、歌いやすいものだったりしませんか?
私も子どもの頃に見ていた仮面ライダーやヒーローもの、アニメなんかは大人になっても歌えます。
簡単に歌えるが、いつまでも記憶に残るものではないでしょうか。
しかし【仮面ライダー響鬼】のエンディング曲に関しては、渋すぎて子供が覚えて歌えるような曲ではないです(笑)。
歌っている方は布施明さんで「少年よ」という曲を歌われていますが、物語の途中、役者として出演もされています。
響鬼に大人もはまる6つの魅力まとめ
ここまでの記事を読んでみて、【仮面ライダー響鬼】が見たくなってきませんか?
子ども視点で見る【仮面ライダー響鬼】と大人視点で見る【仮面ライダー響鬼】
見方を変えてみるだけで、カッコよく見えるところ、笑えてしまうところが違ってくるのではないでしょうか。
私も全話、サラッと見ましたが(笑)
思わず巻き戻して突っ込んでしまった場面が何ヵ所かありました。
【仮面ライダー響鬼】が大人にはまる理由
- 【仮面ライダー響鬼】に出演している人たちの年齢層が高い
- 子どもはどうでもいい恋愛
- なぜか狙われるのが大人
- 弟子がいる仮面ライダー響鬼
- シフト制・交代勤務という親近感
- 歌が渋い
子どもの頃に【仮面ライダー響鬼】を見たことがある人、子どもと一緒に見たことがある人も、もう一度見てみたくなりませんか?
今回ご紹介した事を少しでも思い出していただけたなら、きっと今まで見た【仮面ライダー響鬼】とは違った面白さが出てくると思いますし、共感してもらえると私もとても嬉しいです。