こんにちは!
「仮面ライダーの魅力を探るブログ」、管理人の仮面ライダー太郎です。
30代、サラリーマン。
毎日満員電車に揺られ、上司と部下の板挟みになりながらも、心に「変身ベルト」を巻いて戦っている同志の皆様。
今日もお疲れ様です!
突然ですが、あなたは今、心から熱くなれていますか?
「最近、仮面ライダーを見てないなぁ」
「子供が見るものでしょ?」
そんなふうに思って、乾いた毎日を過ごしていませんか?
もしそうなら、あまりにももったいない!
私たち大人、特に社会の荒波に揉まれている世代だからこそ、見ておかなくてはならない作品があるんです。
それが、【仮面ライダー響鬼(ひびき)】です。
2005年に放送されたこの作品。
当時見ていた方も、名前しか知らない方も、今改めて見返すと、その「深さ」に驚愕すること間違いありません。
子供の頃は「太鼓で敵を倒すなんて地味だな…」なんて思っていたかもしれません。
しかし!
大人になった今だからこそ分かる、「仕事論」「組織論」「師弟愛」。
そして何より、主人公が放つ大人の余裕。
今回は、そんな大人の視点で見る【仮面ライダー響鬼】の魅力を、私の熱い想いと共に6つのポイントで紹介していきます。
これを読めば、明日からの仕事、ちょっとだけ背筋を伸ばして「シュッ」と頑張れるはずです。
それでは、魂のセッション、始めましょう!
仮面ライダー響鬼の魅力とは?大人が物語に「親近感」を抱く3つの理由

「仮面ライダー」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?
若くてイケメンの主人公?
無職やフリーターで、夢を追いかけている青年?
確かに平成ライダーシリーズには、そういった「若さゆえの未熟さと成長」を描く作品が多いですよね。
私自身、クウガの五代雄介の笑顔や、龍騎の城戸真司の悩みには共感してきました。
しかし、【仮面ライダー響鬼】はスタート地点から違います。
ここにあるのは、未熟な若者ではなく、「完成された大人」の姿。
そして、私たちと同じように社会の中で生きるリアリティです。
まずは、大人が思わずニヤリとしてしまう、親近感たっぷりの3つの魅力から紐解いていきましょう。
その1:出演俳優が若くない!31歳「ヒビキさん」の妙なリアリティ
まず驚くべきは、主人公の年齢設定です。
子どもたちが憧れるヒーローといえば、普通は20歳前後のお兄さんですよね。
ピカピカの青春真っただ中。
しかし、本作の主人公・ヒビキ(日高仁志)の設定年齢は、なんと31歳(放送当時2005年設定)。
演じていらした細川茂樹さんは、当時33歳でした。
今の私、仮面ライダー太郎とほぼ同世代です!
これ、すごくないですか?
ヒーロー番組の主役が、働き盛りの30代なんですよ。
子どもたちから見たら、完全にお兄さんというより「お父さん」「おじさん」の領域に片足を突っ込んでいます(笑)。
でも、だからこそカッコいい。
キャピキャピしていない、落ち着いた物腰。
「少年、大丈夫か?」と声をかけるそのトーンには、人生経験に裏打ちされた安心感があります。
そして、さらに我々を驚かせる設定があります。
それは……「仮面ライダーなのにバイクに乗らない」こと!
正確には、ヒビキさんはバイクの運転が苦手で、普段の移動には乗用車(しかも組織の車)や、なんと公共交通機関を使います。
想像してみてください。
関東の山奥に魔化魍(まかもう・敵の怪人)が出現した!
「変身!」してバイクで颯爽と現場へ……ではなく、
「関東ということから、普段は公共交通機関を使用しているため、車は必要ないということなのかな?」
なんて、勝手に想像を膨らませてしまいます(笑)。
電車に揺られて現場に向かうヒーロー。
駅から現場までは徒歩、あるいはタクシー?
そう考えると、妙に親近感が湧いてきませんか?
「あ、ヒビキさんもSuicaとか使ってるのかな」なんて思うと、通勤ラッシュの辛さも少し和らぐ気がします。
私がもし放送当時に子どもだったら、正直ガッカリしたかもしれません。
「なんでバイク乗らないの!?」って。
でも、大人になった今なら分かる。
31歳、都会暮らし、車の免許はあるかもしれないけど普段は電車移動。
これぞ、「リアルな大人の正義の味方」なんです。
そう思ったら、もう【仮面ライダー響鬼】の沼にはまる第一歩を踏み出したも同然です。
30代になった今こそ、手元に置いておきたい名作です。
その2:子ども置いてけぼり?大人の恋愛事情が盛り込まれている
続いての魅力は、物語に挟まれる「恋愛模様」です。
もちろん、他の仮面ライダー作品にも恋愛要素はあります。
でも、響鬼のそれは、なんというか……「所帯じみている」というか、等身大すぎるんです。
特に注目したいのが、ヒビキさんの後輩ライダーである「仮面ライダー轟鬼(トドロキ)」と、サポート役の「立花日菜佳」さんの関係。
トドロキは、ちょっと不器用だけど一直線な性格。
日菜佳さんは、そんな彼を支えるしっかり者のお姉さん。
この二人は相思相愛なのですが、そのやり取りがいちいち面白い。
ある時、日菜佳の誕生日が近づき、彼女はトドロキにリクエストをします。
「光り物が食べたいなぁ」(※お寿司のネタのことです)
しかし、真面目すぎるトドロキはこれをどう解釈したか。
「光り物……そうか、カツオだ!!」
結果、彼が日菜佳に贈ったのは、なんと「カツオ」を丸ごと一本。
包装紙に包まれた、生のカツオです(笑)。
これには私も、テレビの前で「そっちかよ!」と盛大に突っ込みました。
しかもその後、ヒビキさんに相談して、
『女の子が言う光り物とは装飾品のことだ』
と教えられ、今度は指輪をプレゼントしようとする……という展開。
でも、日菜佳さんは最初のカツオも含めて、
「大切にします」
と受け入れるんです。
これぞ愛!
しかし、冷静に考えてみてください。
日曜の朝8時に、ヒーロー番組を見ている子どもたちが、この「カツオのプレゼント」というネタを見て笑えるでしょうか?
「?」
「こんなのより、戦ってるところが見たい!」
ってなりますよね(笑)。
完全に子どもを置いてけぼりにする、この大人のすれ違いコント。
男女のコミュニケーションの難しさや、言葉の受け取り方の違い。
社会に出ると痛いほど分かるこの感覚が、仮面ライダーで描かれていること自体が奇跡です。
仕事で疲れた夜にこのシーンを見ると、トドロキの不器用さに、かつての自分を重ねて涙しそうになります。
これもまた、大人だからこそ味わえる「噛めば噛むほど美味しい」スルメのような魅力なのです。
その3:悪者・魔化魍が狙うのがだいたい大人
3つ目は、敵である「魔化魍(まかもう)」の行動パターンです。
一般的なヒーロー番組の怪人といえば、公園で遊んでいる子どもや、デート中の若いカップルを襲うのが相場ですよね。
「キャー!助けてー!」と叫ぶ子どもを、颯爽と現れたライダーが救う。
これが王道です。
しかし、【仮面ライダー響鬼】は違います。
魔化魍が出現するのは、主に山奥や自然の中。
そこで狙われるのは、ハイキングに来た中高年のグループや、山仕事をしているおじさん、あるいは田舎の法事帰り(?)のような大人たちばかり。
子どもが狙われている印象が、極端に薄いんです。
大人が見ていて、
「あ~、こんなとこで狙われたの?」
「運が悪かったね…」
と、妙にリアルな恐怖を感じてしまいます。
休日、趣味の登山を楽しんでいたら、突然巨大な妖怪に襲われる。
これはもう、ヒーロー番組というより「パニックホラー」の導入です。
でも、これが良いんです。
「子どもを守る」という分かりやすい正義だけでなく、
「ごく普通の市民の、ごく普通の生活を守る」
という、より広い意味での平和維持活動に見えるからです。
私たち大人が普段生活している場所、あるいはリフレッシュのために行く場所。
そこに潜む恐怖から、人知れず守ってくれている「鬼」たちの存在。
そう考えると、来週末のキャンプも、どこか守られているような気がして安心して行けそうですよね(笑)。
狙われるのが大人だからこそ、助けに来てくれるヒビキさんの頼もしさが倍増するのです。
仮面ライダー響鬼の魅力が爆発!組織論と渋すぎる演出に涙する

ここまでは、設定やキャラクターの「親近感」についてお話ししました。
しかし、響鬼の真骨頂はここからです。
私が声を大にして言いたいのは、この作品が描く「組織」と「仕事」の在り方について。
仮面ライダー響鬼たちが所属するのは、「猛士(たけし)」という民間組織です。
これがまた、私たちサラリーマンの琴線に触れまくる設定の宝庫なんですよ。
ここからは、思わず「分かるわ~」と頷いてしまう、組織論としての響鬼の魅力を深掘りします。
その4:師匠と弟子!上司と部下の関係性に置き換えて見る
仮面ライダー響鬼の最大の特徴。
それは、「師弟関係」が物語の核になっていることです。
ヒビキさんには、「安達明日夢(あだち あすむ)」という少年との交流があります。
また、斬鬼(ザンキ)さんには、先ほどカツオを贈った轟鬼(トドロキ)という弟子がいます。
さらに、威吹鬼(イブキ)さんにもあきらという弟子がいます。
この「師匠と弟子」の関係、現代社会でいうところの「上司と部下」、あるいは「メンターと新人」そのものなんです。
ヒビキさんもザンキさんも、ただ強いだけではありません。
彼らは、経験を積んだ「人生の先輩」として、若者たちに道を説きます。
時には厳しく、時には優しく。
「少年、生きるっていうのはな……」と語りかけるヒビキさんの言葉は、明日夢君だけでなく、画面の前の私たちへのメッセージでもあります。
特に、ザンキさんとトドロキの関係は涙なしには見られません。
ベテラン社員(ザンキ)が、引退を前にして、後輩(トドロキ)に全てを継承しようとする。
トドロキは師匠を尊敬しすぎて、空回りすることもある。
ザンキさんはそれを見守り、時には体を張ってフォローする。
私たち大人から見ると、
「後輩の面倒を見るのは大変だなぁ」
「あんなふうに素直に慕ってくれる部下が欲しいなぁ」
「俺もいつか、あんな風にカッコよく去れるかな」
なんて、自分の職場環境と重ね合わせて、胸が熱くなるシーンの連続です。
ヒビキもザンキも、決して完璧な人間ではありません。
悩みながら、それでも背中で語る。
そんな「理想の上司像」が、ここにはあります。
もしあなたが部下の育成に悩んでいるなら、ビジネス書を読むより『仮面ライダー響鬼』を見たほうが、よっぽどヒントが見つかるかもしれませんよ。
あなたの中の「鬼」が目覚めて集中力アップ間違いなし!?(※効果には個人差があります)
その5:まさかのシフト制勤務!組織「猛士」のホワイト(?)な実態
これぞ、大人が最も「唸る」ポイント。
彼らの働き方です。
響鬼たちが所属する組織「猛士」は、全国規模の民間団体。
表向きはNPO法人のような顔をしていることもありますが、その実態は妖怪退治のスペシャリスト集団です。
この組織図が、笑ってしまうほどしっかりしています。
・たちばな(関東支部/和菓子屋がカモフラージュ)
・鬼(現場社員・実働部隊)
・ディスクアニマル(ドローン兼、情報収集ツール)
・サポーター(運転、設営、事務処理)
そして、彼らの勤務体系はなんと「シフト制」。
第5話の中で、「猛士 関東支部シフト表 2005年2月」という用紙が登場するのをご存知でしょうか?
そこには、鬼たちの勤務スケジュールがびっしり。
どうやら「3週間勤務したら1週間休み」といったローテーションが組まれているようなのです。
「今週は斬鬼さんが休みだから、響鬼さんがこっちのエリアもカバーしなきゃ」
「魔化魍が増えてきたから、シフトがきついなぁ」
……これ、完全に私たちの会話と一緒じゃないですか!(笑)
魔化魍が現れたら、すぐに現場に直行してバトル!ではありません。
まずディスクアニマルを放って情報収集(市場調査)。
その間に現場近くまで移動し、ベースキャンプを設営(現場事務所の設置)。
敵の特性に合わせて、太鼓で行くか、ラッパで行くか作戦会議(プロジェクトミーティング)。
そして、準備万端整えてから、いざ退治(業務遂行)。
この段取りの良さ!
「仕事」としてのライダー業をここまでリアルに描いた作品は他にありません。
会社に例えると、いい出店場所が見つかったら、上からの指示で平社員が現場に視察……といったところでしょうか。
この「組織の一員として働いている感」が、孤独なヒーローとは違う、独特の連帯感を生んでいます。
私たちも会社という組織の歯車かもしれません。
でも、響鬼たちだってシフト表の中で戦っている。
そう思うと、明日のシフトも、なんだか誇らしく思えてきませんか?
「猛士」のようなホワイト(命懸けですが)で、支え合える職場、憧れますよね。
その6:エンディング曲が渋すぎる!布施明「少年よ」のメッセージ
最後に紹介したい魅力は、音楽です。
オープニングのインストゥルメンタル曲「輝(かがやき)」も最高にカッコいいですが、特筆すべきはエンディング曲。
布施明さんが歌う「少年よ」です。
皆さん、覚えていますか?
子どもが見ている番組の曲といえば、覚えやすくて、「ジャンプ!」とか「キック!」とか元気な歌詞が多いもの。
しかし、この曲は違います。
渋すぎる。
圧倒的な歌唱力を持つ布施明さんが、朗々と歌い上げるバラード。
子供が口ずさむには難易度が高すぎます(笑)。
しかし、その歌詞が……大人の心に突き刺さるんです。
「少年よ、旅立とう」
「君のその足で」
ここには、単なるヒーローソングを超えた、人生の応援歌としての強いメッセージが込められています。
物語の途中では、布施明さんご本人が役者として出演されたこともありました。
響鬼の強さ、優しさ、そして「鍛えてますから」という生き様。
それら全てが、布施さんの伸びのある声量とマッチして、番組のラストに流れると、何とも言えないカタルシスを感じます。
日曜の朝、この曲を聴いて「よし、今週も生きよう」と思ったお父さんが日本中にいたはずです。
今聴いても、絶対に泣けます。
仕事で失敗した日、誰にも評価されない日。
そんな時は、部屋で一人、ウィスキーでも傾けながら「少年よ」を聴いてみてください。
ヒビキさんが肩を叩いて励ましてくれているような気分になれますよ。
まとめ:仮面ライダー響鬼の魅力を再確認して、明日への活力にしよう

ここまで、【仮面ライダー響鬼】の大人の魅力について、熱く語らせていただきました。
いかがでしたでしょうか?
もう一度、その魅力を振り返ってみましょう。
- 出演俳優が若くない(31歳主人公の安心感)
- 大人の恋愛事情(カツオを贈る不器用さ)
- なぜか狙われるのが大人(リアルな恐怖と生活感)
- 弟子がいる仮面ライダー(上司と部下の人間ドラマ)
- シフト制・交代勤務(組織としてのリアリティ)
- 歌が渋い(布施明さんの人生応援歌)
こうして見ると、【仮面ライダー響鬼】は、子供向け番組の皮を被った、「大人へのエール」だったのかもしれません。
子供視点で見れば、太鼓を叩いて鬼を倒す、カッコいいヒーロー。
大人視点で見れば、組織の中で役割を果たし、後輩を育て、自分の人生を生きる一人の男。
見方を変えるだけで、こんなにも味わい深い作品になるんです。
私も今回、記事を書きながら全話見返したくなりました(笑)。
思わず巻き戻して突っ込んでしまった場面、ホロリときた場面。
その全てが、今の私にとって必要な栄養素でした。
子どもの頃に見ていた人も、子どもと一緒に見ていたお父さんも。
そして、まだ見たことがないという人も。
ぜひ今度のお休みは、お酒とおつまみ(カツオのたたきなんてどうでしょう?)を用意して、【仮面ライダー響鬼】の世界に浸ってみてください。
きっと、見終わった頃には、
「さて、明日からまた鍛えますか!」
と、笑顔になれているはずです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
「鍛えてますから!」
