子供のころ仮面ライダーや特撮の創成期作品を観て育ち、離れていた世代である私が芸能ニュースで仮面ライダー響鬼の主人公ヒビキを細川茂樹さんが演じる、おっさんライダーと紹介されていたことを覚えています。
通常、特撮ヒーローは新人俳優が配役されますがみたいなこといい、少し驚いた風に説明をしていました。
アクションシーンはスーツアクターがするから問題ないだろうと私は思いました。
昭和の初期の仮面ライダー時代はスーツアクターという職業自体がなかったから役者さんがアクションも行っていたみたいだけど。
だからこそ新人の俳優を起用していたと、何かのインタビュー記事を見た覚えがあります。
それでケガをしたと後々インタビューで答えていました。
後にアクションを専門とするスーツアクターや(カー)スタントマンという職業ができていったようです。
そのうちネット上で…
デデドンの元ネタは仮面ライダー響鬼なのか?
という話題を見たときデデドンって何?
怪人の名前?
でしょうか。
〇〇ドンと聞くと、私には恐竜や怪獣しか思い浮かばなかった。
「ちょっと変な名前だよなあ」
と思っていました。
私は解説サイトなどで軽く調べてみました。
デデドンは効果音のオノマトペということです。
なんで効果音が話題になっているのか不思議に感じていました。
映像作品には付き物の絶望的なシーンや衝撃的なシーンの展開でデデドンは効果音のフィット感が抜群だから結果的に多用されたからです。
この記事では、仮面ライダー響鬼でのデデドンについてまとめて紹介いたします。
オノマトペについて
デデドンは効果音を表す オノマトペです。
日本はオノマトペが豊富で、大まかな分け方として下記の
- 状態を表す(イライラ)
- 感情を表す(ワクワク)
- 動物の鳴き声を表す(ワンワン)
- 音を表す(ガラガラ)
など多岐で多様にあります。
分け方については違うと思う方もおられるでしょう。
日本人は大人になっても、様々なオノマトペに囲まれた環境が普通になっています。
私も意識せずに、共通の認識がしやすく感じてしまうためよく使ってしまうんですよね。
ジェネレーションギャップでうまく通じないことにショックを受けることもあります。
オノマトペを意識なく使っていて返事が微妙にずれ話が噛み合わないこともありました。
デデドンについて
デデドンは絶望的なシーン、衝撃的な展開のシーンで使われた効果音の「音を表す」オノマトペです。
効果音の音源はNASH music libraryという音楽ライブラリーに収録されたImpact-38という楽曲の冒頭部分です。
音楽ライブラリーではホラージャンルに分類されています。
デデドンというオノマトペを使い始めたのは、最初にホモ系の映像で使用され、淫夢系MADで使われ流行っていきます。
映像と楽曲のインパクトにより デデドン!(絶望) という表記が広まりました。
その後、ネット上ではデデドン!(〇〇)で伏字部分を自由に言葉を変えて、派生が多数生まれました。
それを知った時に私は仮面ライダーは子供向け番組なのに
「マジ」
と思いました。
製作のスタッフが暴走したのではないでしょうか。
デデドンの効果音自体は抜群にフィットしていると私は感じています。
ネット上で一部の人たちから変な風に騒がれる結果になり、とばっちりにあって勿体ないです。
響鬼では魔化魍(まかもう)オトロシの登場場面から何度も効果音として使われました。
(10,12、16、18、33、34、35の巻)
メインスポンサーである玩具メーカーに気づかれたら大騒ぎになるぞ
「製作の上の立場の人たち大丈夫なのか?」
製作チームの崩壊という別の理由で大丈夫ではなかったみたいですけど。
その後、アニメ・ドラマ・バラエティ番組などこの効果音はいろんな作品で使用されるようになりました。
アニメ『学校の怪談』
ドラマ『さすらい署長 風間昭平』
バラエティ『逃走中』
・・・など
いろいろな作品で使われなんて汎用性がすごいです。
YouTubeで仮面ライダー響鬼だけの動画が作られていたりします。
【仮面ライダー響鬼】デデドン!(絶望)集
響鬼 デデドン!(絶望)
まとめ
この記事では、仮面ライダー響鬼でのデデドンについてまとめてみました。
オノマトペについて
- デデドンは音のオノマトペ
- 日本はオノマトペが豊富
- オノマトペに囲まれた環境
デデドンについて
- デデドンは効果音のオノマトペ
- 効果音は絶望的なシーン、衝撃的な展開のシーンで何度も使われた
- その後、いろいろな作品で使用される
デデドンは絶望的なシーン、衝撃的な展開シーンで抜群にフィットする効果音だから結果的に多用されました。
同年代の共通の話題として特撮があり、話数や怪人名と効果音のオノマトペにより全員が同じシーンを共有できます。
そのオノマトペが独特な言い方だと
「なんだよそれ、ちげーよ」
と集中砲火を受けることになることもあります。
友達の話ですけど。
私は皆と一緒に突っ込んでいましたから。
子供のころに流行ったアニメや特撮は、仲間で集まった時などに親交を深める糸口になるでしょう。
効果音は、記憶や感情を呼び起こす助けになるため、結構重要になります。
効果音を、少し意識して観るだけでも楽しみが広がります。