皆さん、こんにちは!「仮面ライダーの魅力を探るブログ」運営者の仮面ライダー太郎です。
突然ですが、皆さんは「仮面ライダーに出てくる敵」に対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
昭和ライダー世代の方であれば、やはり「世界征服をたくらむ悪の組織」や「奇抜で恐ろしい姿の怪人」といったイメージが強いかもしれませんね。
彼らは基本的に問答無用で人間に襲いかかり、話し合いなど到底できる相手ではありませんでした。
平成に入り、敵キャラクターにもドラマ性が付加されるようになり、単なる勧善懲悪ではない物語が増えてきました。
おどろおどろしい怪人は少し減りましたが、それでも「正義の味方 VS 悪の組織」という対決の構図自体は大きく変わっていません。
しかし!
そんな私の、そして皆さんの「怪人像」を根底から覆す、とんでもない男が存在します。
それが、『仮面ライダードライブ』に登場する敵幹部、【ハート】です。
彼の最終目的は、あくまで「機械生命体ロイミュードによる人間支配」です。
ですから、立場上は間違いなく「悪の怪人」であり、倒すべき敵です。
ですが……はっきり言わせてください。
ハート様、なんかめちゃくちゃ「いいヤツ」なんですよ!
ただ暴れるだけの怪人ではありません。
主人公である仮面ライダードライブと、拳を交えながらも「話し合い」ができ、互いに認め合うことができる。
そんな稀有な存在なのです。
そして、そんな「いいヤツ」だからこそ待ち受けている、あまりにも壮絶で美しい最後。
私は放送当時、テレビの前で大号泣し、しばらく立ち直れませんでした。
今回は、悪の怪人でありながら多くのファンに愛された男・ハートの魅力と、涙なしには語れないその生き様について、熱く熱く語らせていただきます。
この記事を読めば、きっとあなたもハート様の生き様に惚れ込み、明日を生きる勇気が湧いてくるはずです。
ハートの情報と、その壮絶な最後を知ることで、あなたのライダー愛はさらに深まることでしょう。
それでは、エンジン全開でまいりましょう!
仮面ライダードライブのハートは「いいヤツ」すぎる!敵組織の王が見せた愛と壮絶な過去

まず最初にご紹介したいのは、ハートという男がいかに「従来の怪人」の枠に収まらない、魅力的なキャラクターであるかということです。
彼は敵組織「ロイミュード」のリーダー格ですが、その振る舞いは悪党のそれとは一線を画しています。
ここでは、ハートが悪の怪人らしからぬ「いいヤツ」情報をたっぷりとお届けします。
これを読めば、彼がただの敵ではないことがお分かりいただけるはずです。
悪の怪人らしからぬエピソード!仲間の死にガチ泣きする心
早速ですが、悪の怪人らしからぬ衝撃のエピソードからご紹介しましょう。
なんとハートは、仲間であるロイミュードを失った喪失感で泣くのです。
それも、ただの演技やポーズではありません。
ガチ泣きです。
ハートは、蛮野天十郎博士とクリム・スタインベルト博士によって作り出された機械生命体「ロイミュード」の一人です。
全世界に108体しか存在しないロイミュードの中で、ハートに与えられたナンバーは【002】。
この若い数字からも察せられる通り、彼はロイミュード業界(?)では最古参の幹部であり、かなりの大物です。
その真っ赤なコートを羽織ったたたずまいからも、隠しきれない大物感が漂っていますよね。
ロイミュードたちの目的は、人間を支配し、自分たちが新たな世界の支配者となること。
当然、人類を守る仮面ライダードライブとは激しい戦いになります。
そして戦いの中で、仲間のロイミュードたちは一人、また一人と敗れ、消滅していきます。
普通の敵組織のボスであれば、部下がやられた時にどう反応するでしょうか?
「おのれ仮面ライダー、覚えておけ!!」と捨て台詞を吐くか、「ふん、役立たずめ」と切り捨てる。
そんな「悪代官」的なセリフが頭をよぎりますよね。
しかし、ハートは違います。
彼は仲間が散ったその場所で、心からの悲しみに暮れるのです。
「また一人、友が逝った……」
その姿を見たとき、私は衝撃を受けました。
ハート、めっちゃいいヤツじゃないか……!と。
敵にも感情があり、仲間を想う心がある。
この深みが、『仮面ライダードライブ』という作品を大人の鑑賞にも耐えうる名作に押し上げているのです。
ナンバー002の誇り!ボスではなく「王」としてのたたずまい
私は常々思っているのですが、ハートのたたずまいは、いわゆる「悪の組織のボス」のそれではありません。
彼はボスというより、「キング(王)」なのです。
仲間を単なる手駒として扱うボスではなく、共に戦い、共に理想を追い求める王。
だからこそ、ハートの悲しみは深いのです。
それは、共に戦場を駆け抜け、志半ばで倒れた愛すべき臣下を失った、王の悲しみに他なりません。
彼は仲間を決して見捨てません。
幹部であるブレンやメディックに対しても、時に厳しく、しかし深い愛情を持って接していました。
特に、物語中盤で仲間割れや裏切りが起きそうになった時も、ハートは常に広い心で彼らを受け入れようとしました。
「お前たちのことは、私が一番よく知っている」
そんな包容力に触れるたび、敵ながら「この人についていきたい」と思わせてくれるのです。
私のようなサラリーマンからすると、こんな上司が欲しかった……と切実に願ってしまうほど、彼は理想的なリーダー像を体現しています。
宿敵・泊進ノ介を成長させる?圧倒的強さと騎士道精神
ハートの「いいヤツ」っぷりは、敵である仮面ライダードライブに対しても発揮されます。
ハートは正々堂々としており、非常に律儀な性格です。
作中で、仮面ライダードライブ(泊進ノ介)とハートの進化態は何度も対戦しています。
結論から言いますと、中盤までドライブは毎回負けています。
ドライブとマッハ、2人の仮面ライダーがかりで挑んでも、ハートが勝ってしまうのです。
もう、いかんともしがたい圧倒的な実力差です。
進ノ介がボコボコにされ、変身を強制解除させられるシーンも一度や二度ではありません。
しかし!
ここからがハートのすごいところです。
彼はとどめを刺さずに去るのです。
変身が解け、生身で倒れている進ノ介を見下ろして、彼はこう言い放ちます。
「ベルトを持たないお前とやり合うような無粋はしない。」
そして、颯爽と去っていくのです。
え? ハート様、かっこよすぎませんか?
悪の怪人だけど「弱い者いじめはしません」という騎士道精神。
しびれますよね。
もちろん、このエピソードにはハートなりの「事情」もあります。
ハートは、ロイミュードとしてさらなる進化の段階である「超進化」を目指していました。
そのためには、特定の感情を高ぶらせる必要があり、ハートにとってのそれは「喜び」でした。
それも、ただの喜びではありません。
「強き敵と戦い、命を削り合うような激しい戦いの中で感じる喜び」こそが、彼の超進化のカギだったのです。
当時のドライブはまだ発展途上で、ハートが本気を出せば瞬殺できてしまうレベルでした。
しかし、ここで進ノ介を殺してしまったら、自分は永遠に超進化できない。
だからハートは、ドライブの今後の成長に期待して見逃していたのです。
これは見方を変えれば、敵であるハートが主人公を育てていたとも言えます。
ハートにとっての悪はあくまで「人類全体」という概念ですが、個としての泊進ノ介のことは認めていました。
「人間にもお前みたいな面白いヤツがいる」
そう言って進ノ介に興味を持ち、第38話でついに進ノ介こそが自らの「宿敵」だと確信した瞬間、ハートは念願の超進化を果たします。
敵対関係にありながら、互いに高め合うライバル関係。
これこそが『仮面ライダードライブ』の熱さの根源なのです。
すべての始まりは蛮野天十郎!ハートが人間を憎むに至った拷問の記憶
これほどまでに高潔で、仲間思いのハート。
では、なぜ彼は人間を支配しようとするほど、人類を憎むようになったのでしょうか?
それには、ハートの壮絶な体験が深く関わっています。
先ほど、ロイミュードを作り出したのは「蛮野天十郎博士」と、ドライブの変身ベルト(ベルトさん)でもある「クリム・スタインベルト博士」だとお伝えしました。
実は、生みの親の一人である蛮野博士が、実験と称して拷問ともとれる様々な苦痛をハートに与えていたのです。
少し複雑な話になりますが、いきさつをざっくりと説明します。
蛮野博士は、ある時、投資家の広井真蔵という人物に出資を断られました。
逆恨みした蛮野は、なんとその広井真蔵の姿を、ロイミュード【002】(後のハート)にコピーさせたのです。
ハートのあのイケメンな人間態は、実在した投資家の姿だったわけですね。
そして蛮野は、広井の姿をしたハートに対し、恨みを晴らすかのように何度も何度も、拷問のような実験を行いました。
電気を流し、痛めつけ、心を、体を傷つける。
生まれたばかりの純粋な機械生命体に対して、親であるはずの人間が行った仕打ち。
蛮野天十郎、本当にとんでもないヤツです。
このシリーズにおける「諸悪の根源」は間違いなく彼です。
ハートが可哀そうでなりません。
彼が人間を憎み、「支配してやる」と誓ったのも当然の帰結です。
一応、状況を整理しておきましょう。
- 仮面ライダードライブ側から見たら、敵は「蛮野天十郎」と「ロイミュード」。
- ハート側から見たら、敵は「蛮野天十郎」と「仮面ライダードライブ」。
おや? お気づきでしょうか。
「共通の敵(蛮野天十郎)」がいますね(笑)。
この構図が、物語終盤の激熱展開へと繋がっていくのです。
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ハートの最後は涙なしでは見られない!ドライブとの共闘と雨中の決着

さて、ここからがいよいよ本題とも言える、ハートの「最後」についてです。
記事の冒頭で「ハートの最後は涙不可避」とお伝えしましたが、決して誇張ではありません。
いいヤツだからこそ、壮絶な最後が待ち受けています。
ハンカチ……いえ、バスタオルを用意して読み進めてください。
共通の敵を倒せ!シグマサーキュラー戦で見せた熱き共闘
物語の終盤、蛮野天十郎(ゴルドドライブ)は己の野望のために、「シグマサーキュラー」という装置を使ってすべての人間をデータ化しようとします。
これが「第2のグローバルフリーズ」と呼ばれる計画です。
人間をデータ化してしまったら、私たち人間は肉体を持たなくなってしまいます。
私の体はシックスパック……とは程遠いワンパックのわがままボディですが、それでもデータ化されるのは絶対にイヤです!
そして、人間をデータ化されると、実はハートも困るのです。
この時点で、ハート以外のロイミュードは全滅しており、残っているのはハートただ一人。
彼にとって残された唯一の楽しみは、宿敵・ドライブとの決着をつけることだけでした。
人間がデータ化されてしまえば、ドライブ(進ノ介)とて無事では済みません。
それでは真剣勝負ができない。
そこで、なんと!!
シグマサーキュラーを破壊するために、ドライブとハートが協力するのです!
「敵の敵は味方」という、王道にして最高に燃える展開です。
昨日までの敵と背中合わせで戦う。
男の子なら誰もが憧れるシチュエーションですよね。
戦いの詳細はぜひ本編を見ていただきたいのですが、ドライブとハートはボロボロになりながらも、協力してシグマサーキュラーに勝利します。
蛮野の野望を阻止したのです。
変身解除後の殴り合い!言葉を超えて通じ合った二人の魂
共通の敵を倒し、世界は救われました。
しかし、2人とも激しい戦いで力尽き、変身は解けてしまっています。
それでも、ハートは泊進ノ介との決着をつけたいのです。
この時、進ノ介は変身ベルト(ベルトさん)を失っていました。
もう残された道は、人間の姿での殴り合いだけです。
大粒の雨が降りしきる中、ハートが進ノ介に殴りかかります。
重い一撃が進ノ介を襲います。
しかし、進ノ介は反撃をしません。
彼は警察官として、あくまで説得を試みるのです。
「もう戦う必要はないはずだ!」と。
この期に及んでも暴力を選ばず、対話を選ぼうとする進ノ介。
まさに警察官の鏡です。
戦おうとしない進ノ介に業を煮やしたハートは、最後の力を振り絞り、必殺の一撃を繰り出します。
しかし。
その拳は、進ノ介の顔の直前でピタリと止まりました。
そして、ハートはその場に崩れ落ちます。
実は、シグマサーキュラーとの激しい戦闘で、ハートの心臓部であるコアは既に破壊されていたのです。
もう助からない命でした。
進ノ介はそれを見抜いていたからこそ、戦わなかったのです。
どうしても決着をつけたかったハートと、彼の死期を悟り拳を上げなかった進ノ介。
長い戦いの中で、二人は完全にお互いを認め合っていたのです。
【考察】ロイミュードは涙を流さない?雨の演出に込められた意図
ここで、個人的にずっと気になっていた、ある演出について触れたいと思います。
このラストシーン、ものすごい土砂降りなんです。
「演出の雨を降らせ過ぎでは?」と思うほどの大雨です。
なぜ、これほどの雨が必要だったのでしょうか?
私はこう考察します。
「ハートはロイミュード(機械生命体)だから、涙を流す機能がないのではないか?」と。
だからこそ、大粒の雨を降らせることで、ハートの顔を濡らし、それを涙に見立てたのではないでしょうか。
ハートはこれまでも、仲間を失った時に深い喪失感を見せてきました。
気になったので、第44話のブレン消滅のシーンを確認してみました。
そこには衝撃の映像がありました。
最愛の友・ブレンを失い、ハートの顔は悲しみにゆがんでいます。
言葉も嗚咽しながら話しています。
明らかに、心は泣いています。
しかし、目から涙は一滴も出ていないのです!
メディックが消滅する際も同様でした。
悲しみで嗚咽しているのに、涙が出ていない。
結論、ロイミュードに感情はありますが、生理現象としての「涙」は流せないのです。
だからこそ、最後のシーンの雨は、泣くことのできないハートの代わりに、天が流してくれた涙だったのかもしれません。
そう考えると、あの大雨の演出がより一層、切なく胸に迫ってきます。
「初めての人間の友達」…最期に残した言葉の意味
倒れたハートを、進ノ介が抱き起します。
最後のロイミュードとなってしまったハートが、進ノ介に懇願します。
「ロイミュードがいたことを、覚えておいてくれ」
自分たちがこの世界に存在した証を、宿敵である人間に託したのです。
進ノ介は、力強く頷きながら答えます。
「当たり前だ、忘れるものか」
その言葉を聞いたハートは、満足そうに微笑みました。
そして、最期にこう言い残したのです。
「ありがとう。最後の最後に友達がひとり増えた。初めての……人間の……」
その言葉と共に、ハートは光の粒子となって消えていきました。
……。
…………。
感動です。
もう、画面が見えないほどの大号泣です。
ハートは最後の最後で、憎んでいたはずの人間の中から、初めての「友達」を得たのです。
あんなに激しく戦い合っていた二人が、最後は種族を超えた友情で結ばれる。
こんなに美しいラストがあるでしょうか。
いいおっさんが、テレビの前で声を上げて泣きました。
正直に告白します。
最初はハートのことを、「なんかホストっぽい敵だな~」なんて軽んじて見ていました。
その過去の自分を猛省しています。
彼は、誰よりも気高く、愛情深い、最高の「王」であり、最高の「友達」でした。
\感動のBGMと共にあのシーンをもう一度/
まとめ:ハートは永遠に私たちの心に生き続ける

今回は、『仮面ライダードライブ』に登場する最高の好敵手、ハートについて熱く語らせていただきました。
改めて、ハートの魅力をまとめます。
- 仲間への愛:ロイミュードの仲間を誰よりも大切にし、その死を深く悲しむ心を持っている。
- 騎士道精神:宿敵・進ノ介を認め、卑怯な手は使わず、互いの成長を促すような戦いを貫いた。
- 共通の敵との戦い:人類の危機に対し、ドライブと共闘して諸悪の根源(蛮野)を打ち倒した。
- 涙のラスト:最後は進ノ介と心を通わせ、「初めての人間の友達」となって消えていった。
- 涙を流せない悲しみ:感情はあるのに涙を流せない体だからこそ、雨の演出が心を打つ。
そして、忘れてはならないのが、ドライブの全敗伝説です。
実はドライブとハートの直接対決において、ドライブは一度もハートに勝っていません。
最後も、ハートを倒したのはシグマサーキュラーによるダメージであり、進ノ介は手を下しませんでした。
何回負けても最後には勝つのが仮面ライダーの常ですが、進ノ介は「戦わないこと」でハートに勝ち、そしてハートもまた「友達になること」で勝利したのかもしれません。
「全敗」というレアケースですが、それが逆にハートの強さと、二人の関係の特別さを際立たせています。
いちばんの悪党は、人間の科学者・蛮野天十郎でした。
皮肉なことに、怪人の方がよっぽど人間味に溢れ、人間の方が悪魔のようだった。
『仮面ライダードライブ』は、そんな「人間とは何か」「正義とは何か」を私たちに問いかけてくれる作品でした。
もし、まだ『仮面ライダードライブ』を見たことがない方、あるいはハート様の活躍をもう一度見たくなった方がいらっしゃいましたら、ぜひ映像で見返してみてください。
きっと、明日を生きるための熱いエネルギーがもらえるはずです。
「ロイミュードがいたことを、覚えておいてくれ」
ハート様のこの言葉を、私たちは永遠に胸に刻んでおきましょう。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
仮面ライダー太郎でした!
※本記事は仮面ライダー公式ポータルサイト KAMEN RIDER WEB等の情報を参考に、個人の熱い想いを込めて執筆しました。


