「時の列車デンライナー、次の駅は過去か未来か……」
皆さん、こんにちは!
職業はサラリーマン、心は永遠の少年。30代になっても変身ベルトが手放せないブログ管理人、仮面ライダー太郎です。
突然ですが、皆さんの心に残る「平成ライダー」といえば誰ですか?
クウガのサムズアップに涙し、アギトの神話性に震え、龍騎のバトルロイヤルに衝撃を受けた私たち。
しかし、2007年。あの「電車」に乗ってやってきたアイツらが、僕らの常識をぶち壊してくれました。
そう、今回熱く語らせていただくのは、平成ライダーシリーズ屈指の人気作……。
『仮面ライダー電王』です!!
2021年には50周年を迎えた仮面ライダーシリーズの中でも、なぜ電王はこれほどまでに愛され続けるのか?
「佐藤健の演技がすごいらしいけど、実際どうなの?」
「子供向けに見えるけど、大人が見ても面白いの?」
そんな疑問をお持ちの同志たちへ。
私も当時は子供と一緒に観始めたのですが、気づけば子供以上にドハマりし、映画館で涙を流していた一人です。
この記事では、電王独自のぶっ飛んだ設定や、今や伝説となった佐藤健さんの演技、そして世代を超えて愛される理由を、私の実体験と熱い想いを乗せて全力で解説します。
読み終えた頃には、あなたもきっと叫びたくなるはずです。
「俺、参上!」と。
さあ、クライマックスまで駆け抜けますよ!
仮面ライダー電王はいままでに無い設定?! その魅力の正体

仮面ライダー電王が放送開始された当初、我々ファンは度肝を抜かれました。
「えっ、ライダーなのにバイクじゃなくて電車!?」
そう思ったのは私だけではないはずです。
しかし、この設定こそが電王という作品を唯一無二の傑作へと押し上げたのです。
ここでは、電王がなぜこれほどまでに革新的だったのか、その設定の妙について深掘りしていきます。
ライダーモチーフは「電車」!常識を覆した発想
仮面ライダーといえば、その名の通り「ライダー」。
昭和の時代から、彼らの相棒はいつだってバイクでした。
モチーフも燃えますよね。
初代のバッタに始まり、クワガタ、トンボといった昆虫たち。
平成に入っても、クウガやアギトまではその系譜を感じさせてくれました。
龍騎やブレイドでのトランプや騎士といった新機軸もカッコよかったですが、電王は次元が違います。
まさかの【電車】です。
「子供たちが日常的に乗れる乗り物を」
そんな制作陣の温かい想いから採用されたこのモチーフ。
バイクに乗れない子供たちにとって、電車は身近なヒーローのマシンになり得るのです。
実際、劇中でデンライナーが時空を超えて走るシーンを見て、当時小さかった息子が目を輝かせていたのを今でも覚えています。
もちろん、ライダーらしくバイク「マシンデンバード」にも乗りますが、あくまで電車の操縦席としての役割が大きいのも面白いところ。
「電車×仮面ライダー」という、一見水と油のような組み合わせを、ここまでスタイリッシュに成立させたデザイン力には脱帽です。
この斬新さがあったからこそ、電王は従来のファンだけでなく、鉄道好きの子供たちや新しい層を一気に取り込むことができたのでしょう。
詳しくは、仮面ライダーWEB【公式】でも歴代マシンの詳細が確認できるので、ぜひチェックしてみてください。
イマジンの設定が秀逸!敵か味方か、愛すべき相棒たち
電王を語る上で絶対に外せないのが、「イマジン」たちの存在です。
彼らのデザインモチーフが「昔話」であることはご存知でしたか?
桃太郎、浦島太郎、金太郎、そして龍の子太郎(諸説あり)。
誰もが知っているおとぎ話のキャラクターが、あんなにカッコよく、そして愛嬌たっぷりの怪人になるなんて誰が想像したでしょうか。
本来、イマジンは未来からやってきて、人の記憶を辿り過去を破壊する敵役です。
しかし、主人公・野上良太郎に憑依する4人のイマジン(モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロス)は違います。
彼らは良太郎と共に戦う「味方」なのです。
この「敵と同じ種族が相棒になる」という展開、燃えないわけがありません!
しかも、彼らを演じる声優陣がとにかく豪華すぎるんです。
- モモタロス:関俊彦さん(熱血漢でツンデレなリーダー格!)
- ウラタロス:遊佐浩二さん(クールでキザな嘘つき、でも情に厚い)
- キンタロス:てらそままさきさん(関西弁で人情派、泣けるぜ!)
- リュウタロス:鈴村健一さん(無邪気で危うい、特撮愛あふれる演技)
アニメファンならずとも一度は聞いたことのある実力派たちが、アドリブ全開で演じる掛け合いは最高です。
特にモモタロスと良太郎の喧嘩しながらも信頼し合う関係性は、見ていて胸が熱くなります。
デンライナーの中での彼らの「わちゃわちゃ感」は、シリアスな展開が続く平成ライダーシリーズの中で、極上の癒やしでした。
声優さんの演技があまりにも自然で魅力的だからこそ、着ぐるみのキャラクターなのに、まるで生きている人間のように感情移入してしまうんですよね。
私も当時、彼らのキャラクターソング(Climax Jumpなど)を聴きまくっていました。
今でもカラオケに行くと、つい歌ってしまいます。
「いーじゃん!いーじゃん!すげーじゃん!」ってね。
仮面ライダー電王の主人公演じる佐藤健の初主演作品!伝説の始まり
そして、電王最大の魅力。
それは何と言っても、当時弱冠17歳(撮影開始時)だった佐藤健さんの演技力です。
今や日本を代表するトップ俳優となった彼ですが、その原点は間違いなくこの作品にあります。
作中、佐藤健さんは気弱な青年「野上良太郎」だけでなく、イマジンが憑依した状態の「M良太郎」「U良太郎」「K良太郎」「R良太郎」などを演じ分けなければなりませんでした。
これ、冷静に考えてとんでもない難易度です。
人格が変わるたびに、目つき、声のトーン、立ち振舞い、すべてが瞬時に切り替わる。
第1話を見た時の衝撃は忘れられません。
「さっきまでナヨナヨしていた良太郎が、急にヤンキー座りして『俺、参上!』って言ってる……!?」
顔は同じ佐藤健さんなのに、そこにいるのは間違いなくモモタロスでした。
声は声優さんが当てているのですが、その声に完全にシンクロする動きと表情。
まさに「神業」です。
仮面ライダーは「イケメン俳優の登竜門」と言われます。
瀬戸康史さん(キバ)、菅田将暉さん(W)、福士蒼汰さん・吉沢亮さん(フォーゼ)、竹内涼真さん(ドライブ)、高橋文哉さん(ゼロワン)など、そうそうたるメンバーを輩出してきました。
その中でも、佐藤健さんの演技の振り幅と、電王という作品が彼に課したハードルの高さは群を抜いていたと思います。
お母さん世代が夢中になるのも納得です。
いや、男の私から見ても「惚れてまうやろ!」というカッコよさでした。
今の佐藤健さんのファンの方で、まだ電王を見ていない方がいたら、ぜひ見てほしい。
彼の役者としての凄みが、このデビュー作にすべて詰まっています。
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当時の感動をもう一度味わいたい、あるいは伝説の演技を目撃したいあなたへ。
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↑名作は高画質で残しておくのが、大人のライダーファンの嗜みです!
世代を超えて愛される電王の真価!家族でハマる理由

仮面ライダー電王がすごいのは、放送終了から10年以上経ってもなお、新作が作られたり、イベントが開催されたりする「持続的な人気」です。
なぜ、電王はこれほどまでに愛され続けるのでしょうか?
それは、この作品が「難解さを排除し、誰もが楽しめるエンターテイメント」に徹しているからだと私は思います。
ストーリーは子供にも分かりやすく、かつ奥深い
平成ライダーといえば、複雑な人間関係や重厚なテーマが魅力の一つですが、時として子供には難しすぎることもあります。
しかし、電王は違います。
基本構造は「過去に行って暴れるイマジンを倒して、現在を守る」というシンプルなもの。
「時間」や「記憶」というテーマは扱っていますが、難しい理屈よりも「仲間の絆」や「今を大切にする心」が前面に押し出されています。
そして何より、「お笑い要素」が多い!
モモタロスたちのドタバタ劇は、ドリフターズのような安心感のある笑いを提供してくれます。
戦闘シーンでも、残酷な描写や重苦しい死の描写が極端に少ないため、親としても安心して子供に見せられるんですよね。
「最初はいつものライダーキックが見たかったな」
と、昭和ライダー世代の私は思いましたが、電王の「俺の必殺技パート〇〇!」という自由すぎる技の数々を見ているうちに、それがクセになっていきました。
明るく、楽しく、でも最後はホロリと泣ける。
それが電王という作品の懐の深さなのです。
映画の作品数が多い!平成ジェネレーションズForeverの奇跡
電王の人気を証明するのが、その映画作品の多さです。
「劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!」に始まり、「さらば電王」「超・電王」シリーズと、放送終了後も何度も映画化されました。
そして、我々ファンにとって忘れられない奇跡が起きます。
2018年公開の映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』です。
公開まで一切伏せられていたサプライズ。
スクリーンに、U良太郎の姿をした佐藤健さんが登場した瞬間。
映画館の空気が一変しました。
「嘘だろ……?」
「本物だ……!」
あちこちから漏れる、驚きと嗚咽の声。
売れっ子俳優になった彼が、再び仮面ライダーの世界に帰ってきてくれた。
「良太郎、いつか未来で……」という物語の約束が、現実の世界で果たされた瞬間でした。
私も、隣にいた息子(もう大きくなっていましたが)も、言葉を失い、ただただ涙を流しました。
「おぉ…かっこいい…」
それ以外の言葉が出ませんでした。
この映画があるからこそ、電王は「過去の作品」ではなく、現在進行形で私たちの心に生き続ける「永遠の作品」になったのだと確信しています。
まだ見ていない方は、人生損してますよ!今すぐ見てください!
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大人になった今だからこそできる楽しみ方。
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当時は買えなかったDX変身ベルトや、精巧なフィギュア。
今なら、自分へのご褒美として手に入れることができます。
特に「CSM(COMPLETE SELECTION MODIFICATION)」シリーズなどの大人向け変身ベルトは、質感も音声ギミックも劇中そのもの。
パスをタッチして「変身!」と叫べば、嫌な仕事のストレスも一瞬で吹き飛びます。
自宅の棚に、モモタロスたちのフィギュアを並べて、夜な夜な眺めながらお酒を飲む。
これぞ、大人のライダーファンの至福の時間ではないでしょうか。
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まとめ:仮面ライダー電王は、いつか未来でまた会える永遠のヒーロー

今回は、仮面ライダー電王の魅力を熱く、熱く語らせていただきました。
- 電車×昔話という唯一無二の設定が、子供の心をつかんだ。
- 佐藤健さんの神がかった演技力が、作品に命を吹き込んだ。
- 声優陣との奇跡の化学反応が、イマジンという最高のキャラを生んだ。
- 世代を超えて愛されるストーリーが、親子の絆を深めてくれた。
歴代の仮面ライダー作品は数多くありますが、電王ほど「明るい希望」と「切ない優しさ」が同居した作品は稀有だと思います。
「記憶こそが時間」
作品の中で語られるこの言葉通り、私たちが電王を覚えている限り、彼らはいつでも私たちの心の中に参上してくれます。
まだ電王を観たことがない方、あるいは昔観ていたけれど内容を忘れてしまった方。
ぜひこの機会に、もう一度デンライナーに乗ってみませんか?
きっと、忘れかけていた「勇気」と「ワクワク」を思い出させてくれるはずです。
さあ、明日からの仕事も、モモタロスのように勢いで乗り切りましょう!
「言っておくが、俺は最初からクライマックスだぜ!!」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
(執筆:仮面ライダー太郎)
