仮面ライダー響鬼は、2005年1月~2006年1月まで全48話、テレビ朝日系列で日曜朝8:00~8:30まで放送されていました。
このころの私はまだ、独身を楽しんでいたので、仮面ライダーにはなんの興味もありませんでした。しかし数年後、子どもが誕生し、成長するとともに仮面ライダーを見始めることになったんです(笑)
見始めたら子どもが仮面ライダーの真似をするようになり、ベルトが欲しいとせがまれたりしました。
今回は、「仮面ライダー響鬼」どういう物語なのか、どんな人が出ていたのか、子どもにどれくらい人気があったのか、お伝えしていきますね。
1,仮面ライダー響鬼のあらすじ
主人公である仮面ライダー響鬼とフェリーで出会った少年との成長を描いたものになっています。
仮面ライダー響鬼は「鬼」と呼ばれる人間でありながら、超人的な能力を持つ戦士であり、古くから生息する怪物「魔化魍(まかもう)」と呼ばれる化け物を退治していく作品です
私はこの時、仮面ライダー響鬼を見たことがなかったので、第1話を見てみました。
思ったことはツッコミどころ満載でした(笑)
最初の3分ぐらいは、音だけで少年が出ていてもセリフは一言もありませんでした。
やっとセリフが・・と思ったら今度は、ミュージカル風な展開になっていました。
率直に
「子どもたちはどう思うんだろう?」
「面白くなるのかな?」
なんて思ってしまいました。
物語を進めていくうちに仮面ライダー響鬼は楽器を使った戦い方、「和」のイメージが強く出ていると感じました。
ただそれが 古い感じがしたり、大人向けという感じが出ていて、音を聞いているだけでも、子どもには少し怖いんじゃないかなと感じました。
2,主人公は若くない
仮面ライダーの主人公といえば、
「若い!」
「カッコいい!」
といった、これから注目を浴びて成長していくであろう男の子という感じですが、今回の「仮面ライダー響鬼」の主人公は設定のうえでも31歳のため、俳優・細川茂樹さん、当時最年長33歳で仮面ライダー響鬼の主人公となりました。
出演されている方も、知名度が高い俳優さんを起用しているため、比較的、平均年齢が高いようです。
小さな子どもから見たらお兄さんというよりお父さん、おじさんという感じですよね(笑)
実際、物語の会話の中でも
「頑張ってね、お兄ちゃん」
と言われていますが、仮面ライダー響鬼は
「おじさんでいいんだよ」
と言い返しています(笑)
でも、子どもたちから見たら主人公は何歳でもカッコいいですし、変身シーンを見てマネする子もいるかもしれませんね。
余談ですが当時、日曜の朝8時は「仮面ライダー響鬼」、夜8時は大河ドラマにも出演していたので「日曜8時の男」と呼ばれていたそうです(笑)
もしかしたら撮影も同時にしてたんでしょうか?だとしたら体力的にも精神的にも大変だったんでしょうね。
3,仮面ライダー響鬼の変身アイテム・攻撃手段
仮面ライダー響鬼では他の仮面ライダーと違って変身ベルトを使用していません。
だいたい子どもたちは変身ベルトを腰に付けて
「へ~んしん」
って言いながらポーズをとったりしますよね。
ではどういう道具を使って変身するの?ってなりますよね。
仮面ライダー響鬼では
- 専用の音叉(変身音叉)
- ホイッスル(変身鬼笛)
- 弦楽器(変身鬼弦)
で変身します。
変身アイテムであったり、武器でもそうですが、マリンバ、和太鼓などの打楽器、トランペットなどの吹奏楽器、エレキギターなどのロックサウンドなど楽器を使用した「音」
攻撃手段は音撃とよばれる
- 打楽器を使用する音撃打・・・鬼の顔のバチを振るい戦う接近戦
【仮面ライダー響鬼が使用】 - 管楽器を使用する音撃射・・・管楽器型の銃で戦う遠距離
【仮面ライダー威吹鬼が使用】 - 弦楽器を使用する音撃斬・・・ギター型の剣で戦う斬撃
【仮面ライダー斬鬼・轟鬼が使用】
これらの武器を使用して戦っていくので、子どもたちも、どの武器が好きなのかで意見が分かれそうですね。
4,仮面ライダー響鬼の仲間は何人?どういう組織?
仮面ライダーは猛士(たけし)という組織に所属し、全国で120人ほど所属しています。仮面ライダー(鬼)はそれぞれブロックごとに分かれ、ブロックごとの計画のもと魔化魍の調査・退治をしています。
普通に考えると本社が猛士、ここでいうブロックが全国にある支社、仮面ライダーは会社員というかんじでしょうか。
子どもたちは何も思ってないでしょうが、物語を進めていくうちに、仮面ライダーは変身するたびに体力を消耗するのでシフトを組んで任務、休暇を取っているようです。
なんか私は、
「仮面ライダーも大変なんだ」
と思ってしまいました(笑)
仮面ライダー響鬼に登場している響鬼の仲間には
- 仮面ライダー威吹鬼(いぶき)・・・トランペットみたいな武器を使い、吹いた音で相手を吹き飛ばしたりしてダメージを与えます。弟子を取っていて「あきら」という女の子がいます。
- 仮面ライダー斬鬼(ざんき)・・・ギターみたいな武器を使い、剣として使ったり、音を奏でて相手を倒します
- 仮面ライダー轟鬼(とどろき)・・・斬鬼の弟子。斬鬼と同じ武器を使うが、物語の途中、戦いで敗れ再起不能と言われたが、斬鬼の死によって奇跡の復活を果たします
等が出てきます。
5,仮面ライダー響鬼と少年との交流
最初のあらすじでも触れましたが、仮面ライダー響鬼は少年、安達明日夢(あすむ)との出会いにより、二人の成長も見どころの1つです。
物語の途中、明日夢の通う学校に転校生として現れる桐谷京介に引っ搔き回されます(見ていてイラつきました)が、この少年2人の心の成長も感じ取れるかと思います。
ただ子どもたちがみる仮面ライダーとしては、ちょっと大人向けのような気がしました。
この仮面ライダー響鬼には子どもとの接点がまったくなく、登場するのは中学生~高校生までの流れなので、どうしても内容だけを見てしまうと子どもが楽しいというより大人向けなのかなと思いました。
まとめ
私の息子もいくつかの仮面ライダーを見て育ちました。
今回、ご紹介した「仮面ライダー響鬼」も、人気だと思います。
ただ、私が「仮面ライダー響鬼」を見た感想を述べると、
「子供向けとではないんじゃないか?」
と感じてしまいました。
その理由として
- 物語が所々切り替わる(少年の通う学校・魔化魍と戦う・響鬼と少年のやり取り) 急に変わることもあり、「さっきのはどうなったの?」と思うこともしばしば。
- 物語に流れる音楽が怖い感じがする
最初見たとき感じました。子どもが見るにしては音楽が怖い・暗い・最後に流れる主題歌に関しては渋すぎます(笑)。
私の息子が仮面ライダーを見ていたときは、口ずさんでたりしましたが、仮面ライダー響鬼の歌を歌っている方「布施明さん」なんですが、子どもたちが口ずさむような歌ではないですね。
また、下記は私が気になったところです。
仮面ライダー響鬼の出番が少ない
どの仮面ライダーでもそうだと思いますが、【仮面ライダー響鬼】と出ているのに
あまり戦っているイメージがありません(笑)。
また、仮面ライダーといえば車を運転したり、バイクに乗ったりしていますが、ほとんど乗っていません。
戦い方が物足りない
15年ぐらい前と今とでは技術的な違いもあると思いますが、戦い方、そのシーンをもっと多く見たいなと思いました。
物語の構成上、少年との絡みもあると思いますが、子どもたちはそこを見ていても、楽しくなかったと思います。
実際、全話見てみましたが、少し内容を飛ばしても支障はありませんでしたから、もう少し子どもたちに寄り添ったものが良かったのではないかと思いました。
最後に
今回「仮面ライダー響鬼」をご紹介させていただきましたが、子どもも楽しむことはできると思いますが、どちらかというと大人向けのような感じでした。
しかし、いくつになっても子どもたちからは正義のヒーローとしてあり続け、仮面ライダー響鬼で使用している武器、これを使って「仮面ライダー響鬼」になりきるこどもたち、誰が見ても楽しみ方はそれぞれなので、自分なりの「仮面ライダー響鬼」の楽しみ方を見つけてみてはどうでしょうか。
そのための参考にしていただけたら嬉しいです。